2年A組
最新 最初 全
#1 [我輩は匿名である] 11/07/20 13:37
初めましての方もそうでない方もこんにちは
以前こちらでお話を書かせてもらった者です(*^_^*)
今回また違うお話を書かせていただきます(・∀・)ノ
ご意見ご感想はこちらにお願いします↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4747/題名違いますが、前のを再利用させていただいていますのであしからず(m'□'m)
誹謗中傷お断わりです!あと、ミステリー(もどき)っぽいものになってますので、苦手な方はご注意下さい
#396 [我輩は匿名である]
『どうして私ばかりこんな目に遭うの?
悪いのは私だけ?そんなはずない。
でもみんな、私だけを責める。
もう疲れた。早く葛城さんに会いたい。
葛城さんの隣だけが私の居場所。
葛城さんのいないこの世界に、生きてる価値なんかない。
冷たい世界よ、さようなら。』
:12/03/05 21:47 :PC/0 :BntSR/HI
#397 [我輩は匿名である]
手紙は、そこで終わっていた。
手紙というよりは、遺書という方がいいような気もする。
「…どこから…狂ってしまったんでしょうね」
南里はぽつりと、その1枚の紙に視線を落としながらつぶやく。
父親が事故を起こしてから?いじめが始まってから?葛城と出会ってから?
それはきっと、凛本人にもわからないだろう。
もしも生まれ変われたら、彼女は何を望むのだろうか。
そう考えると何だか胸が痛くなって、南里は目を背けた。
:12/03/05 21:47 :PC/0 :BntSR/HI
#398 [我輩は匿名である]
同じ頃。彩はやっと退院できた誠と2人で、春香、龍也、美穂の墓参りに来ていた。
まだ入院中の司は退屈そうにぶつぶつ文句を言っていたが、誠がなだめるとしぶしぶ納得して昼寝をしていた。
「今頃…みんなどうしてるんだろうね」
墓に向かって手を合わせた後、彩がふとつぶやく。
「…誰?」
まだ三角巾で左腕を肩からつりさげた誠が、首をかしげて聞き返す。
:12/03/05 21:48 :PC/0 :BntSR/HI
#399 [我輩は匿名である]
「春香たち。天国でどうしてるんだろうなーって思って」
「あぁ…。長谷部はわからねぇけど、龍也は相変わらず青山にもうアタックしてるんじゃねぇの」
「ははっ、当たってそう」
適当ながらももっともな答えを出す誠に、彩は笑う。
「でも…本当に終わったんだね」
「…あぁ…」
「…これで、みんな安心して眠れるね」
「…あぁ、俺たちか?」
:12/03/05 21:49 :PC/0 :BntSR/HI
#400 [我輩は匿名である]
「違う!春香たち!」
「あぁ、そっち」
彩に大声で起こられ、誠は顔をしかめて返事する。
「ったくもう…」
「さぁ、みんなの墓もまわったし、飯食いに行くぞ。腹減った」
誠はそう言ってさっさと歩き出す。
:12/03/05 21:49 :PC/0 :BntSR/HI
#401 [我輩は匿名である]
その背中を、彩はむすっとした顔で見つめる。
でも、いつも通りの彼を見ていて、自然と顔がほころんだ。
「おい、置いて帰るぞ」
足音が追いかけてこないのに気付いたのか、誠が振り向く。
「待ってよ」
「何笑ってんだよ、気持ち悪い」
「ほっといて!」
2人は喧嘩しながらも、並んで歩いて、暖かい風が吹くこの場所を後にした。
:12/03/05 21:49 :PC/0 :BntSR/HI
#402 [我輩は匿名である]
以上で、本編はここまでとなります。尻切れトンボ感が否めませんが、そこはご容赦ください…。
まだまだ余りがありますので、このスレをこのまま利用して続編を書こうかなと考えております。
いつ始められるかわかりませんが、もしよろしければ、そちらもお楽しみください(^^)♪
私のマイペース更新ながら、ここまで読んで下さった方々、感想板にもメッセージ下さった方々、本当にありがとうございました(*^▽^*)!!
:12/03/06 14:38 :PC/0 :R8GkiPzM
#403 [☆]
めっちゃ楽しかったです
♪
続編も楽しみ‥∩^O^∩
:12/03/10 23:07 :F01B :q/kQJaac
#404 [&◆JJNmA2e1As]
(´∀`∩)↑
:22/10/01 21:01 :Android :rYsbLV12
#405 [○○&◆.x/9qDRof2]
(´∀`∩)↑age↑
:22/10/07 17:08 :Android :GR1soPvw
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194