夕焼け空の下、君と。
最新 最初 全
#1 [星歌◆wHgM0MqiPk] 11/08/03 15:02
今日もまたひとり
この土手を歩く
ひぐらしの歌声に
耳を傾けながら
夕焼け空の照れ顔に
目をむけながら…
>>2 ##### [jpg/9KB]
#3 [星歌◆wHgM0MqiPk]
:11/08/03 15:04 :W65T :FTZe.5fM
#4 [星歌◆wHgM0MqiPk]
あれから
どれくらいがたっただろう
せみ鳴く季節はもうおわり
紅葉の季節へと時は流れる
幼かった私の弟は
もう立派な
がきんちょになっていた
:11/08/03 15:06 :W65T :FTZe.5fM
#5 [星歌◆wHgM0MqiPk]
「 和歌奈ー! 」
そうあたしを読んだのは
幼なじみの友梨。
生まれたときから
ずっと一緒で
双子と間違われることも
しばしば。
お互い自分を語らないけど
分かり合えるっていう、
心の支えでもある。
:11/08/03 15:07 :W65T :FTZe.5fM
#6 [星歌◆wHgM0MqiPk]
「 ねぇー和歌奈? 」
『 あ、好きな人出来たぁ? 』
「 さすが和歌奈!(笑) 」
『 で、どんなひとー? 』
「 あのねー!! 」
:11/08/03 15:08 :W65T :FTZe.5fM
#7 [星歌◆wHgM0MqiPk]
そう語る友梨は
とても幸せそうに
話してくれた。
友梨いわく
バイト先の大学生で
とっても優しく
紳士的な人らしい。
友梨にお似合いだね…
:11/08/03 15:09 :W65T :FTZe.5fM
#8 [星歌◆wHgM0MqiPk]
川べりに腰を落とした
あたし達の体を
少し冷えた…でも優しい風が
包み込むように流れた。
『 …やっと前に進めたね 』
「 …そうだね。」
:11/08/03 15:12 :W65T :FTZe.5fM
#9 [星歌◆wHgM0MqiPk]
:11/08/03 22:23 :W65T :FTZe.5fM
#10 [星歌◆wHgM0MqiPk]
夕焼けに照らされた友梨は
どこか遠くを見ながら
優しく微笑んでいた。
――――……
:11/08/04 09:11 :W65T :NcOiVMD6
#11 [星歌◆wHgM0MqiPk]
まだセミが鳴く暑い頃、
あたしは友梨と
もうひとりの幼なじみの
龍也と
夏休みを満喫していた。
『いー天気!
やっぱ夏はこうでなきゃ!!』
:11/08/04 09:12 :W65T :NcOiVMD6
#12 [星歌◆wHgM0MqiPk]
「歌奈っていつも発言が
おばちゃんみたいだよなw」
「だって和歌奈は3人の中で
一番早く生まれたし
しょうがないよね〜(笑)」
:11/08/04 09:13 :W65T :NcOiVMD6
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194