頑張る、男の子。

マイペースですが
よろしくお願いいたしますm(__)m

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俺はそんな雪が可愛くて笑ってしまった。

「ふは、そんな格好も似合うよ。」

雪はニコッと笑った。

「場所かえようか？」

俺はいつまでも駅で話すのもなんだと思い雪を近くのファミレスに誘った。

店に入って向かい合う形で席に座った。

とりあえずドリンクだけ注文して俺は気になっていたことを雪に聞いてみた。

「いきなり会いたいだなんてどうした？」

雪はサングラスを外して鞄にしまうとピンと背筋を伸ばして俺を直視した。

釣られて俺も姿勢を正した。

「あの…ね」

「お待たせしましたー。コーヒーのお客様？」

雪の言葉を遮るように店員がドリンクを運んでくる。
俺はタイミングわりぃと思いながらも返事をする。

「あ、俺で…「会いたかったの！」

俺と店員は雪の震えた大声にびっくりして一瞬固まった。

雪は、ﾌﾟｼｭｳと音をたてて頭から湯気が出そうなほどに赤面していた。

店員はドリンクと伝票をテーブルに置くと、席にから離れた。

やべぇ、可愛い…たまんねーと思いながら俺も少し顔が熱くなった。

「あたし、陸に会ったら絶対ダメだって思ってて…」

「え？」

「だって！…咲の弟だし…５つも年下だし…陸まだ高校生だし……それに、あたし…………結婚して……るし。」

雪は語尾を弱めながらそう言った。
雪の気持ちわかった気がしたんだ。

「雪、好きだよ。」

はじめて伝えた。
会いたい会いたいって何度も言ってて、俺の気持ちなんてバレバレだったとは思うが、好きって言ったのは初めてだ。

雪は反応に困ってるみたいだった。

俺、自分では雪に優しくしてるつもりだが、正直な話ドＳなんですよね。

反応に困ってる雪をもっと追い詰めたくなった。

「雪は俺のこと好き？」