貴方が離れない[R18]

どうしてだろう。

私だけを愛してくれる
私だけを求めてくれる

そんな素敵な彼が居るのに…

私は貴方の事を考えてしまう。

｢…………｣

｢玲…奈？あ、そろそろいれるね｣

そう言って自分のモノを出す勇人

｢い…や…｣

｢え？｣

そして勇人がいれようとした時…

ドンッ

気付いた時には
勇人がソファーから落ちて壁にぶつかった

｢あ…ごめ…｣

｢…やっぱ何か玲奈変だよ｣

勇人は服を着て財布を持って外に出てしまった

｢な…にやってんの…あたし｣

目が覚めたら
ベッドの上にいた。

ちゃんと部屋着を着てる

飛び起きた私は時計に目を向ける。

―――13:25。

やば！バイト…

机に１枚のメモと
不格好なおにぎりとお茶があった

『おはよう！玲奈
何だか疲れてるみたいだったから、おにぎりとお茶用意しておいたよ！食べてね～

あんまり無理し過ぎんなよ！』

勇人の字だ…。

最後に

『大好きだよ、玲奈』

と書かれてた。

何だか涙が止まらなかった

その日はバイトを休み
１日お家にいた。

ガチャッ

｢ただいまぁ～｣

勇人の声だ。

｢おかえり｣

いつもの様に笑顔で迎えた

｢あ、おにぎり食ってくれたんだ！うまかった？｣

｢うん！ありがと
ちょっと大きかったけど…｣

二人して笑う。

そう。こんな何気ない事で笑い合ったりするのが私の幸せであって

勇人は私をこんなにも愛してくれてる。

何不自由なくて幸せな条件は揃ってる

なのに…

ﾁｬｯﾁｬﾗｰﾁｬｰ♪

勇人の携帯が鳴った

｢お、誰だ？｣

ｶﾁｬｯ

｢あぁ、健二か
もしもーし｣

またドキドキし出した

勇人の会話に耳を傾ける

｢おぅ…あ、今？さっき家着いた。そう。…へ？あー、明日は特に無いし…いいんじゃん？｣

え…何が？何の話？

｢りょうかーい。じゃあ１時間後な～｣

ｶﾁｬｯ

｢え、どうしたの？｣

｢うん。健二がさ、暇だから飯でも行かね？って｣

キッチンに目を向ける私。

｢どうかした？｣

｢あ…シチュー作っておいたの…｣

｢え！マジで！？ちょ、早く言ってよ～｣

携帯を開いて何処かに電話かける勇人

｢ねぇ…誰にかけてるの？｣

｢健二～…あ、もしもーし｣

な、なんで健二くん！？

｢健二さぁ～、ウチ来ない？シチュー食おうよ｣

え、え、え、えぇぇ！

｢ほーい。じゃあ30分で来れるよな？待ってまーす｣
ｶﾁｬｯ

｢え、健二くん来るって？｣

｢うん。超乗り気だし｣

ニコニコしてる勇人。

手汗が半端ない私。

あと３０分…。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

とりあえずここまでです。

また更新します