Key To My Heart
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#1 [すず*] 11/09/20 22:44
初めて小説を書きます。
うまく書けないかもしれませんが、頑張ってみます^^
#175 [すず*]
『あなたたち具合悪いなら喋ってないで大人しく休んでなさい。』
案の定バレてしまい、先生が俺たちを睨んできた。
『………。』
直哉もさすがに黙り込み、俺もようやく寝ることができた。
……………………
キーンコーンカーンコーン
1限の終わりを告げるチャイムが鳴り、嫌々ながら起き上がり保健室を出た。
直哉はなぜか消えていた。
結局あいつは何が言いたかったんだろ。
:11/10/29 22:50 :P705i :☆☆☆
#176 [すず*]
◎沙夜side
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『そんなに気になるの〜?♪』
『えっ!』
何かと思えば遥菜が私を見るなりにやにやしている。
『樹くんの席さっきからチラチラ見ちゃってさぁ〜♪』
『気のせいだよっ。』
『またサボりかな。戻ってくるといいねぇ♪』
かおるまで冷やかすし〜っ!
:11/10/30 13:25 :P705i :☆☆☆
#177 [すず*]
『それよりかおると永井くんが気になるんですけど〜』
『永井?あんなやつ知らなーい。』
かおるは意地っ張りなのか最近は永井くんの話題になると避けようとする。
『あの2人友達みたいなノリじゃない?』
あの2人というのは永井くんと美里っていう子のことかな…
『さぁ…。』
さっきまでの表情と一転してかおるは俯いてしまった。
:11/10/30 13:43 :P705i :☆☆☆
#178 [すず*]
かおるを見るとわかる。
恋は楽しい。
けれど辛いってことも…
でも今の私にはまだまだわかっていないのだと思う。
『かおるが落ち込んじゃったよ〜。』
『落ち込んでないって。』
無理して笑顔を作ろうとしてるかおるだけど、さすがにわかりやすい作り笑い。
『来た来た!』
遥菜が私の顔を見て言った。
:11/10/30 21:27 :P705i :☆☆☆
#179 [すず*]
『…誰が?』
遥菜に問いかけても鼻唄を歌い始めるばかりで教えてくれない。
誰だろ。
…って、
深田くんじゃん!
かおるの方を向くために横向きに座っていた私はつい前向きに座り直す。
深田くんと目が合ったらどうなるかわかんないよ〜…
:11/10/30 21:43 :P705i :☆☆☆
#180 [すず*]
そんな私に遥菜とかおるが目で合図を送って来たけれど、そんなことをしているうちに次の授業が始まった。
前だったら目を合わせるくらい平気だったのに、
少しドキドキしたけど。
今はどう接すればいいかわからないよ…。
:11/10/31 21:51 :P705i :☆☆☆
#181 [すず*]
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『うわぁ…もうこんな時間?』
放課後の委員会が長引いてふと時計を見ると5時。
『話長すぎだよ〜…』
先生の長い話がなければもう少し早く帰れたのにぃ!
静まり返った廊下を1人歩く。
昇降口まで行ったところで
『忘れてた!』
バッグの中から本を見つけ借りていた本の返却日だったことに気づいた。
:11/10/31 22:04 :P705i :☆☆☆
#182 [すず*]
急いで図書室に向かったはいいけど
『先生〜?』
いつもはいるはずの先生がいない…
はぁ、
折角ここまで走ってきたのに無駄足だったなぁ。
仕方ない、今日は帰…
『先生なら職員室行ったけど。』
『え…』
『本返すんでしょ?』
『あっ、うん。』
び、びっくりした〜!
:11/10/31 22:27 :P705i :☆☆☆
#183 [すず*]
それもそのはずだ―
まさか深田くんに遭遇するなんて予測もしてなかったから‥
『座ったら?』
彼は向い合わせの椅子を示した。
『…ハイ。』
私はゆっくり椅子に座った。
『……………。』
沈黙だっ!
座って数十秒だけど沈黙のせいか長く感じる。
かといって深田くんは本を読んでいて特別何か話そうとはしない。
:11/10/31 22:36 :P705i :☆☆☆
#184 [すず*]
先生早く戻ってこないかなぁ…
『なんか久しぶりだよね。』
『へ…?』
いきなり飛び出した深田くんの言葉に私は拍子抜けした。
『こうやって話すの。』
『あ〜、そうだよねぇ…』
それは私が一番よくわかっている。
ここ数日深田くんとまともに話していないのだから。
というか"話せない"。
:11/10/31 22:57 :P705i :☆☆☆
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