愛という名の偽り
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#1 [我輩は匿名である] 11/09/23 14:06
――お前なんていなければよかった――



小さい頃から言われ続けてきた言葉


そんなの自分だって思ってるよ
生まれなければ良かった



ねえ
何で私を産んだの?

#2 [我輩は匿名である]
17歳―夏―
STORY1

⏰:11/09/23 14:07 📱:P03C 🆔:wlePhw1c


#3 [我輩は匿名である]
夜のネオンに包まれ
私は制服で歩いていた

特に意味もなく
ただ何となくこの通りを歩いてみたかったから


スーツを着たボーイ達が一斉に私に注目している

⏰:11/09/23 14:11 📱:P03C 🆔:wlePhw1c


#4 [我輩は匿名である]
そりゃそーだよね、制服だもん


私は気にせずど真ん中を携帯をいじりながら歩く

⏰:11/09/23 18:34 📱:P03C 🆔:wlePhw1c


#5 [我輩は匿名である]
「きみ、高校生…だよね?」

ふと後ろから声がしたので後ろを振り替える

金髪ロン毛のスーツを着たチャラチャラしてそうな男だった

⏰:11/09/23 18:35 📱:P03C 🆔:wlePhw1c


#6 [我輩は匿名である]
「………」

私は一言も交わさずまた歩きだした

「シカト?ねぇ、良かったらココこない?」

無理矢理私の目の前に来て名刺を渡してきた

その名刺には
マリアと書いてある

⏰:11/09/23 18:39 📱:P03C 🆔:wlePhw1c


#7 [我輩は匿名である]
キャバクラ…かな?


「おっさん、あたし17だけど」

「大丈夫大丈夫っ!年誤魔化せるよ!君のルックスと性格ならいけるって!」



何なんだコイツ


「………」

⏰:11/09/24 08:37 📱:P03C 🆔:jobp7e4E


#8 [我輩は匿名である]
「一回来てよ!」

男は私の手をひっぱり歩き出す

「えっ…ちょっとぉ…」


まあー
暇つぶしにいっか


私はその男についていくことにした

⏰:11/09/24 08:43 📱:P03C 🆔:jobp7e4E


#9 [我輩は匿名である]
CLUB
ーMARIAー


私の目の前に
でっかい看板が目に入る


「さっ入って!」


言われるがままに入ると
ボーイさんと女の子が何人か座っていた

⏰:11/09/24 08:47 📱:P03C 🆔:jobp7e4E


#10 [我輩は匿名である]
「店長〜!連れてきたよ!」

奥から店長がびっくりした顔で向かってきた

「きみ…コスプレ?」

「いやいや〜。現役高校生ですよ!この子どーっすか?」


「びっくりしたあ。コスプレかと思ったよ〜。君制服似合わないねー」


は?何このおっさん

⏰:11/09/24 08:51 📱:P03C 🆔:jobp7e4E


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