こんな恋もあり…?
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#1 [*野良猫*] 11/11/06 11:49
*誤字・脱字すいません;
亀更新となります!
暇つぶしにどうぞ‥
#42 [*野良猫*]
「んー、なんか今日はご飯を作る気になれないな」
基本自炊はちゃんと出来る私。
作るのもわりと好きだし、家事も得意な方。
だけど、たまに面倒くさくてやる気がでない。
「カップスープでいっか」
お湯を淹れるだけで出来るインスタント。
本当独り暮らしにはもってこいの便利品だよね。
一人ウンウンと納得しながら、お湯を注ぎ、リビングにあるソファーに座る。
:11/11/08 00:28 :941SC :DLnrMrzo
#43 [*野良猫*]
ふと、テーブルの上に置いていた携帯がチカチカとランプを光らせていた。
「誰だろ」
携帯を開くと、不在着信が1件とメールが1件。
電話は店長からだ。
あとでかけ直そう。
メールを開くと仲のいい友達で、合コンの誘いだった。
「…断るか」
:11/11/08 00:31 :941SC :DLnrMrzo
#44 [*野良猫*]
私は合コンと称した飲み会は、あまり好きじゃない。
別に男の人が嫌いとかじゃなく、あの雰囲気が嫌だ。
なにを好き好んで知らない人と飲まなきゃならないのか…。
「とりあえずご飯食べよ」
空腹を満たすには物足りないが、疲れた体にはちょうどいい。
:11/11/08 11:36 :941SC :DLnrMrzo
#45 [*野良猫*]
スープを飲んで暖まった体で立ち上がり、やることだけ済ませて再びソファーへ戻る。
テレビもついてない部屋は静かで、でもこの静けさがなんだか落ち着く。
「あ、店長に電話しなきゃ」
:11/11/08 11:39 :941SC :DLnrMrzo
#46 [*野良猫*]
読みかけの本を読もうと手に取ったけど、着信があったことを思いだし、テーブルに本を戻す。
携帯のリダイアルを押すとコールが耳に届く。
時計を見ると、10時過ぎ。
店長出るかな?
と思っていたら、コール音が切り替わる。
「もしもし?」
:11/11/08 11:42 :941SC :DLnrMrzo
#47 [*野良猫*]
「お疲れ様です、黒木ですけど。夜分にすいません」
電話越しなのについ癖で、正座をして頭をペコッと下げる。
「大丈夫。それより今日ごめんね。店に行かなくて」
口調からも店長の優しさがわかる。
なんだか店長の声って癒されるな〜
「滝川さんが仕切ってくれたので、大丈夫でした。あの…私に何か用でしたか?」
普段お店の人から電話なんてめったにない。
特に店長からは。
:11/11/08 11:46 :941SC :DLnrMrzo
#48 [*野良猫*]
だから、私が何かしでかしたか…あるいら急用か。
「あぁ、そんな大したことじゃないんだけど…」
私は静かに次の言葉を待つ。
「黒木さんって独り暮らしだよね?」
「え、はい」
なんでそんなこと聞くんだろう?
私はもっと違う話だと思っていたから、少し拍子抜けして正座していた足を崩す。
:11/11/08 11:52 :941SC :DLnrMrzo
#49 [*野良猫*]
「ちょっと預かってほしいのがあるんだ」
「なんですか?」
そう聞いた私に、店長は答えてくれず、引き受けてくれる?という問いに無意識に「はい」と答えていた。
だって店長の頼みなら断れないよね。
「明日休みだったよね?何時ごろ空いてる?」
:11/11/08 11:54 :941SC :DLnrMrzo
#50 [*野良猫*]
そういえば明日休みだっけ?
店長に言われて初めて気づく。
自分の休みに無関心な私は、たまに休みの日に出勤しちゃうことも…。
「いつでも大丈夫ですよ」
「なら朝に行くね。黒木さんなら頼まれてくれると思ってた。ありがとう」
店長はそれじゃ、と言うなり早々に電話を切ってしまった。
「あ…切れちゃった。預かるモノって何だろう?」
気にはなるものの、店長との電話を終えて緊張が解れたのか、急に眠くなり、私は布団に入ることにした
:11/11/08 11:59 :941SC :DLnrMrzo
#51 [*野良猫*]
ーーーーー……
「ん、ぅ……ふぁ〜あ」
もう朝か。
休みなのに朝はいつも通り6時半に目が覚める。
私は眠たい頭を起こし、ベッドから下りる。
フローリングの床がヒヤッと冷たい。
目を覚ますのに顔を洗い、朝食の用意をする。
:11/11/08 12:05 :941SC :DLnrMrzo
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