あたしが好きな君と君が好きなあの子(改訂)

約1年半程前にこちらで書かせて頂いてましたが、長らく放置してしまったこと、誤字が多すぎたため、改訂版として再び書かせて頂きます

内容に変化ありませんが、ニュアンスやセリフ等は訂正していこうと思います

私事で申し訳ありません

はじめましての方も以前読んで下さってた方もよろしくお願いします！

>>2-3

「準備な時間かかるし、当日店番とかになっちゃうじゃん」

「またお前は！部活も勉強も頑張らなくてどこで頑張るの！」

「…夢の中」

「いやいや現実で頑張りなよ」

「いやいやだって昨日あたし超頑張ってドラゴン倒したから」

「剣で？」

「いや、ハンガー」

「弱、」

「でもさー、ぶっちゃけ喫茶店人気だって、お化け屋敷でもいいけど」

「ユカがノーメイクで登場すれば繁盛だね」

「おーい！！」

だってユカ化粧濃いし

「なんか決まらないしコスプレ喫茶とかでもい？」

だるそうに呟く直樹君に

「さんせーい！」

なんて声多数

コスプレって…まためんどくさいことを…

「なに、亜由嫌なの？」

「あは、嫌」

隣から聞こえた隆弘の声にあたしは即答した

「いいじゃん、楽しそうだし」

「…隆弘が白雪姫のコスプレでもしたら？」

「……似合うかもね」

「認めるのか！」

確かに隆弘は白雪姫でもシンデレラでも似合うだろうけど！

「あー！もう決定！」

直樹くんの叫びで、このクラスはコスプレ喫茶で決まりである

…あたしは裏方だから！！！

………

着々と文化祭の準備が進んでくなかで、駆り出されるのは帰宅部であるあたしたち

運動部もインハイ予選で負けてしまった人たちは引退らしいのだが、まだまだ頑張っている人も多い

文化部は当然、部活の出し物が忙しい

「亜由！はい、こっち持って！」

「はーい」

ハイテンションのユカの指示に従う

「おーい、洋服調達してきたぞー」

買い出し班がなにやら袋をたくさん抱えて戻ってきた

コスプレ喫茶ということで10人程はコスプレするらしい

…ま、あたしは裏で料理してよう

「隆弘！お前これ着ろよ！」

「あははは！似合うじゃん！！」

「ふざけんなあ！！」

何やらわいわい騒がしく、あたしとユカも近づく