神様からの罰

寝ぼけている私
飯田桜(いいださくら)は
手元にあるタバコに火をつける

頭がｽﾞｷｽﾞｷする

「痛いっ！」

思わず叫んでしまう程の痛みだった

「お前飲み過ぎ｡禁酒しただろー？俺の言う事聞かないからこーなんだよ」

ｶﾞﾐｶﾞﾐ説教くれてるこいつは
伊野場貴也(いのばたかや)

まー､あたしの高校時代の元彼

「うっさいなー…」

「うっさいだー？お前､俺の言う事聞いてればモテるのに煙草やら酒飲むやら「はいはいーわかったよー」

いつの話をしてるだか

訳あってこいつ(貴也)と一緒に暮らしてる訳だが…
正直毎日説教…笑

あんたは私の父親か笑

まーうちの父親よりいい父親なのは確かだが笑

私と貴也は似ている部分があって
小さい時に両親から暴力をうけていた

貴也は中学の時逆に暴力してたみたいだし彼女殴るは薬やるわで鑑別はいったり少年院はいったり女とやりまくりで有名

女好きはいつもと変わらないけど！笑

あたしはー
学校行かないで他中の子の子と遊んでたり
髪染めてたり…まー地味！笑

うちらが似てたのは
恋愛経験かな？
お互いヤりまくってたけど
本気の恋愛もあった
もちろんうちらが付き合ってた時もお互い本気だった

だからこそお互い大切で一緒にいるんだと思う

周りからしたら変な関係だと思うけど

過去の話はこんぐらいで
昨日私は酒の飲みすぎで
貴也に迎えに来てもらって
只今ながーい説教をされてる訳だが…

長い…長すぎる…

「だいたいお前は俺と出会ったから変われたんだろ？それを無駄にするなよ」

「んーわかったわかった､ごめんねー」

「ごめんっつーぐらいなら最初からするな」

あーめんどくさい。

「あ！今日出掛けるんだった！」

「またお前は飲みいくのか！」

「ちがうちがうーそれより早く彼女のとこ行ってやれ」

「あーうん」