そんなある日のはなし。

#1 [yuu] 12/08/02 15:18

好きでした

だから

好きって言ってください

#2 [yuu]

「っふ、ん・・・」

「・・・」

「ね、やっ、もっと、」

荒い息遣い

放課後の使われてない小さな資料室

俺を求める

欲に満ち溢れた淫乱女

:12/08/02 15:20 :PC :qD9Q1.c6

#3 [yuu]

「ね、ヨウ、もっと・・・」

こいつ、普段は清楚系のかわいい女のはずだけど

こんなだったんだな

俺は目の前のこの女の名前も思い出せずにただ指を動かす

「あっ、んんっ！！ヨウ・・・！！」

なんか

すっげえ

きもいかも

:12/08/02 15:23 :PC :qD9Q1.c6

#4 [yuu]

「え・・・」

ぐちゅっつといういやらしい音とともに俺は指を抜いた

「何、そのもの欲しそうな目。入れて欲しいの？」

「ん・・」

顔を赤らめてうつむいたって
なんもかわいくねえ

だから

:12/08/02 15:25 :PC :qD9Q1.c6

#5 [yuu]

「ちょっ、ヨウ！？」

ゆるんでいたはずのベルトを締めると、女は慌てたように飛び起きた

「帰る」

「えっ！？」

俺は驚く女に目もくれず立ち上がってドアに手をかけた

「ちょっと！！なんで！？」

半分泣いているような声

:12/08/02 15:26 :PC :qD9Q1.c6

#6 [yuu]

「いや、だって

俺、お前じゃイけねえ」

俺はそいつを見ることもせず、教室を出た

あー、つまんなかった

:12/08/02 15:27 :PC :qD9Q1.c6

#7 [yuu]

・・・

「３組、ね！」

私はドキドキしながら教室の扉を開けた

・・・うん

知らない人ばっかり！！

:12/08/02 15:57 :PC :qD9Q1.c6

#8 [yuu]

うちの高校は生徒数が多いマンモス高で、入学して１年たった今も顔すら分からない人ばかり

あたしは自分の席へと腰掛ける

誰か知り合いいないのかな・・

「あれ、理沙？」

「？」

前に座っていたおだんご頭の女の子がくるりと振り返る

「理沙だよね？あたし！香織！！」

「あ～！！！」

:12/08/02 15:59 :PC :qD9Q1.c6

C-BoX E194.194