笑顔の欠片
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#1 [なな] 13/02/08 14:25
ネオンが眩しい賑わう街
恋人たちは笑い、幸せそうだ。
その中で私はひとり人混みを歩く。
髪はボサボサ化粧は落ちて目の下にはくっきりと黒いラインがひかれている
服ははだけ裸足で
どこを行く訳でもなくただ歩く。
#6 [なな]
「お前どーしたの?」
涙を浮かべ考えていると
声を掛けてきた
横を見ると
男が立って私をジッと見ていた
:13/02/08 19:20 :P-05D :fO.z5hjc
#7 [なな]
「…べつに」
「そっか」
声をかけられただけなのに
平気なはずなのに
私の体は震えていた
「……」
「……」
バサっ
「??」
突然私の体は何かに包まれ温かくなった
「寒いだろ?着ろよ」
男は私にパーカーを被せ
どこかへきえていってしまった。
:13/02/08 19:29 :P-05D :fO.z5hjc
#8 [なな]
変なの。でも
あったかい
また私の目から涙が零れた
パーカーを着てチャックをしめる
チャリン
ん?パーカーに何か…?
パーカーのポッケを調べると
小銭と煙草、鍵が入っていた
:13/02/08 20:23 :P-05D :fO.z5hjc
#9 [なな]
ど、どーしよ
あの人忘れてる
とりあえずどーすることもできない私は
そこに座ったまま考えた
動かないほうが…いいよね?
ジッと座りその男の帰りを待った
:13/02/08 21:11 :P-05D :fO.z5hjc
#10 [なな]
何時間ぐらいたったのだろう
人もさっきよりは少なくなっていた。
パーカーを貸してくれたはいいが
さっきよりも気温が下がり寒い
こないのかな…?
:13/02/08 21:15 :P-05D :fO.z5hjc
#11 [なな]
痺れをきらした私は
男が向かった路地裏の方へと向かった
暗くて人だかりが全くない所
少しそれが怖くなった
だが男にパーカーを返さなくては…
私は必死に歩いた
:13/02/08 21:23 :P-05D :fO.z5hjc
#12 [なな]
歩いてても男の姿は見えない。
ど、どーしよ。
私は暗闇が怖くなりその場にしゃがみこんだ
疼くまり目を閉じるとレイプされた時のことを思い出してしまった
こわい…こわいこわいこわい
:13/02/15 04:31 :P-05D :Jkzv53cc
#13 [なな]
「どーした?」
また声をかけられ振り向くとさっきの男
私は無意識に抱きつき泣いてしまった
「お、おいっ…」
男は私を抱き抱え暗い路地を抜けた
:13/02/15 04:34 :P-05D :Jkzv53cc
#14 [なな]
「…」
「…」
特に会話なんてなかった
けどさっきまで怖くて震えてたのに
今は落ち着いていた
駅前まで行くと男は私から離れた
:13/02/15 04:36 :P-05D :Jkzv53cc
#15 [わをん◇◇]
(´∀`∩)↑ag
:22/12/26 23:36 :Android :K0o6YEWM
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