誰も助けてはくれない。R18
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#1 [我輩は匿名である] 13/02/18 09:40
バチッバチッ…

薄暗い8畳ぐらいの小さな部屋


部屋の電気は切れそうなのか
バチバチと音を立てている


ここへ来てどのぐらいだ?
それさえも分からない


壁にある時計は電池を切らせ6時からうごいていない

#25 [我輩は匿名である]
監禁2日目

結局一睡も出来なかった私はカーテンの隙間から外をずっと眺めていた

ここはどこなんだろう?
見覚えのない街

学生だろうか?

朝からきゃーきゃーと騒いでいる


私もこんなことになってなかったらって考えるとまた涙が溢れる

⏰:13/02/18 22:58 📱:P-05D 🆔:☆☆☆


#26 [我輩は匿名である]
「しおり?起きてたんだ」

ビクッとし後ろを向くとりょうがこちらを見てにっこりと笑っている

「おはよっ♪」

「………………」

りょうは私にご飯を作り今日も手は使わず口だけで食べた

⏰:13/02/18 23:07 📱:P-05D 🆔:☆☆☆


#27 [我輩は匿名である]
これがいつまで続くかな?

りょうが言ってたように一生?

「よく食べました。俺、今日バイトなんだよ。だからいい子にお留守番できる?」

私は黙って頷いた




逃げなきゃ。殺される前に何とかして

⏰:13/02/18 23:37 📱:P-05D 🆔:☆☆☆


#28 [我輩は匿名である]
「いいこっ♪じゃあ準備したら出るから、人が来ても大声だすなよ?もしいい子にお留守番できなかったらもっとひどいお仕置きするからね」

「………はい」

りょうは準備をしてバイトに行った。

⏰:13/02/18 23:45 📱:P-05D 🆔:☆☆☆


#29 [我輩は匿名である]
まずは手錠と首輪の鍵を見つけなくちゃ

1番怪しいとこって
やっぱりクローゼット?

私はクローゼットに向かうが
首輪のせいか鎖が邪魔しクローゼットまで届かない

どーすれば?

⏰:13/02/18 23:53 📱:P-05D 🆔:☆☆☆


#30 [ちいやん]
私は辺りを見回す
どーすれば?
どーしたら?

頭の中がパニックになっていて
どーしたらいいかわからない

落ち着け落ち着け


ふと私は自分の鞄を見つける


そーだ!携帯!

⏰:13/02/20 09:29 📱:P-05D 🆔:☆☆☆


#31 [我輩は匿名である]
この距離からなら届きそうだ

私は必死に手を伸ばす


届いた!!!


私は鞄を手に取り
中身を探す

⏰:13/02/20 09:32 📱:P-05D 🆔:☆☆☆


#32 [我輩は匿名である]
中身はそのままだった

財布に手帳、教科書…


だが肝心の携帯は見つからなかった


「どーして!どーしてないのよ!」


いくら探しても鞄の中に携帯は入っていなかった

⏰:13/02/20 09:35 📱:P-05D 🆔:☆☆☆


#33 [我輩は匿名である]
途方に暮れ逃げる気も失せた私は家族のことを考えた


今頃パパとママは私を探しているはず
捜索願だって出ているはず


「パパ…ママぁ…」


いくら泣いたって逃げれない
帰れない

きっと私、殺されるんだ

⏰:13/02/20 09:40 📱:P-05D 🆔:☆☆☆


#34 [我輩は匿名である]
そんなことばかり考えてると
玄関の鍵を開ける音がした


帰ってきた!


急いで鞄の中に戻し私は寝たふりをした

⏰:13/02/20 09:43 📱:P-05D 🆔:☆☆☆


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