ぬくもり

―ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ

「もっしもーし、
玲奈ー今から遊ぼうよ！」

待ってるー
その言葉を聞いて電話を切った。

さっ、今日はこいつと寝るか。

俺はマイバイクを走らせた。
つっても原付なんだけど。

玲奈は22歳で一人暮らし。
高校二年生の俺からしたら
超、魅力的なお姉さん。

出会い？

クラブで逆ナンされたの。

超美人のお姉さん、
着いて行かない訳ないっしょ？

ピンポーン

「鍵開いてるから入ってー」

「お前さー、誰か聞く前に
入ってーとかゆうのやめたら？
知らねえ人、入ってきたらどーすんの」

ちょっとムッとしたフリをして
ソファーに座った。

「何？心配してんのー？
ほんと蓮は可愛いねーよしよしっ」

頭をわしゃわしゃされながら
うるせーよ、と笑う俺。

玲奈はいつものように
手料理をテーブルに並べた。

「まーた作り過ぎちゃったー
あんたがくると思うと、ついね」

並べた料理を見て、あちゃーって
表情をするエプロン姿の玲奈。

かわいー。襲いてー。

なんて気持ちはまだ置いといて

「いただきまーす」と箸を持った。

玲奈の手料理はお世辞抜きで
ほんっとーにうまい。

婆ちゃんに育てられてきた俺は
煮物とか、茶色系の飯がほとんどで
玲奈が作るパスタとかそんなのが
ほんっとーに好きだった。

や、婆ちゃんの飯も好きだよ？

でもさ、たまに洋風のものも
食いたいじゃん？

そうゆう時はこいつんちくるの。

「超ーうまかった！
ほんと玲奈の飯は最高だよー」

抱き着くと玲奈は赤面して
「毎回そこまで喜んでくれると
ほんと作り甲斐あるよ」と言って
食器を片付けはじめた。

「蓮ー、片付けてるうちに
お風呂入っておいでー」

「はーい」

俺は言われるがまま
風呂へ向かった。

ガチャ

湯船に浸かっていると
そこに現れたのはタオル１枚の
スタイル抜群の玲奈。

「ほんとお前はお姉さんなのに
寂しがり屋だよなー」

「だって一人でお風呂入んの怖いし
蓮とお風呂入るの好きなの」

湯船に入ってきて抱き着く玲奈。

あー、たまんねー早くヤりてぇ。