ポケモン逃がされた。

主が高校生時代に受けたいじめについて、ぐだぐだ書いていこうと思います。

※記憶が曖昧な所があるのでこちらに書かせていただきます。
荒らし、中傷はやめて下さい。

そんな私を石田(仮)を筆頭に、もうクラスのほとんどの人達が嘲笑っていた。

『逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃ(ry』を頭の中で何度も繰り返し、ようやく昼休みを迎える事ができた。

今日からは石田(仮)に捕まらないように、女子トイレで弁当を貪る予定だった。

昼休みのチャイムが鳴った瞬間、私は鞄ごと抱えて女子トイレに猛ダッシュした。

後ろから『ヲタが逃げたー！』とか聞こえるがそんなもん今は知らん。

振り返る事も出来ずにトイレの個室へと閉じ籠った私は、鞄の中から弁当とDSを取り出した。

昨日寝る前に育て上げたサンダースがどれ程使いやすいかを早く確認したかった私は、便座の蓋を閉めてそれをテーブル代わりに弁当を貪りながらバトルサブウェイでポケモンバトルを繰り広げていた。

ちなみにサンダースのニックネームはカーネル。
ありきたりな気もするが、何故か前作から特にお気に入りのサンダースのニックネームはカーネルと決め込んでいる。

カーネルの使いやすさに満足した私は鞄の中にDSを仕舞い、少し早いが教室に戻る準備をした。

真面目で根暗だから少しでも授業に遅刻して、みんなの注目を浴びるのと先生が怖いからだ。

せっかくポケモンをしていて上がったテンションは下がりきっていた。

このまま家帰ってポケモンしたい。

重い足取りで教室に戻ると私の席の回りには石田(仮)を含む男子達が5、6人くらいで溜まっていた。

私に気付いているくせに男子達はそこから動こうとしないので、仕方無く授業が始まるまで黒板の横に立ち尽くしていた。

昼休み中なのに無表情で黒板の横に立っているのは、かなりシュールな絵面だった。

ようやく授業開始のチャイムが鳴ったので、男子達は残念そうな顔で散り散りに自分の席へと戻って行った。

こんな事なら時間ギリギリまでポケモンしていればよかったと思った。

そして放課後、ついに人生最大にして最悪な出来事が起こった。

ホームルームが終わりそそくさと帰る準備をする私の回りに、昼休み邪魔をしていた男子達が群がってきた。

私は机ごと囲まれてしまった。

心の中でイオナズンを唱えたがMPがたりなかったようだ。
石田(仮)に鞄を奪い取られ、机の上に中身をぶちまけられた。

ゴトッという物が落ちた音と同時に男子達は突然嬉しそうにはしゃぎだした。

『うぇーい！DSー！』とか言って盛り上がっている。

その前に予備で入れていた生理用品がいくつか落ちている。
今は生理中ではないが恥ずかしいから拾わせてくれと言いたかった。