合い鍵。

｢まゆさー、今度合コン行かない？｣

友達の金山　あみ
中学からの仲良し。
美人だけど、ドジでなのが玉に瑕←

｢んー、俊に心配させたくないしやめとく。ごめんね。｣

｢言うと思った！だけどね、聞いて？
まゆが憧れてた相川先輩も参加するんだよ！｣

｢…ウソ？！｣

相川先輩…
相川　光（ひかる）は
私が中学からずっと
憧れてたサッカー部の先輩。

短髪で笑顔が爽やかで
仲間思いだっていうのが
噂で流れてて、
まだ一言も話したことないけど
そんな素敵な人が居るんだって
憧れてたんだよねヽ(^0^)ﾉ

｢相川先輩って今なにしてるの？｣

｢んー？専門の大学行ってるみたいだよ！｣

｢ふーん。｣

｢なによ？あんまり喜ばないのね？｣

｢いや、なんで合コンの話になったのか疑問で、相川先輩とは全然接点ないのに…｣

｢それは、私が絡んでるの♪｣

｢…どういうこと？｣

｢私、近藤先輩と繋がりあってさ、
坂本先輩と話してみたいって頼んだら
じゃあ、今度合コンでもするかってなった訳。｣

近藤先輩…
近藤　雅人は
相川先輩と友達で
サッカー部。
天然で面白い先輩。

坂本先輩…
坂本　拓也は
相川先輩、近藤先輩と友達で
同じくサッカー部。
クールでかっこいいけど
少し近寄りがたいかも。
性格はどんな感じなんだろ？

｢あみって、坂本先輩がタイプなんだ！｣

｢うふっ♪そうなの♪なんか、あんまり女の子と話すの好きじゃないらしいから、話しかけなかったんだけど、近藤先輩がうまく話付けてくれるみたい♪

そう言っているあみは
恋する女の子って感じで可愛いな♪

｢近藤先輩と坂本先輩はわかった。
でもなんで相川先輩も？｣

｢んもー♪あんたが憧れてたからお願いしたの♪｣

｢えぇ？！ちょっと…それ言っちゃったの？｣

｢もちろん♪｣

｢………。｣

これは、どうしようか。

｢んま、ゆっくり考えなよ♪日時とか決まってないから♪｣

そう言ってスキップしながら
あみは自分の机に戻っていった。

とりあえず。

俊に連絡してみよう！

送信者　まゆみ

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俊ー(^^)/
お仕事お疲れ様！
お昼食べた？

あのさ、ちょっと話聞いて貰える？(>_<)

ーーーーー

よし、
これで送信っと！

授業に集中しよ！

お昼休み。
あみとお弁当を食べていると
携帯が鳴った。

｢あっ、まゆ携帯鳴ってるよ！｣

｢俊からだ！あれ？電話だ！｣

ごめん、とあみに告げ
廊下にでて電話に出た。

｢もしもしー？｣

｢まゆみ！学校なのにごめんな。
メール読んだけど、話ってなにかなーって電話した！｣

｢あー！ごめん！私から電話すればよかったね。あのね、話のことなんだけど…｣

俊にさっきのことを話した。

｢なるほど。あみちゃんの為ってことな。｣

｢そうなの。あみるんるんでね、
どうしようかなって…｣

｢状況はわかったけど、まゆが行く必要あるのか？｣

わゎっ…やばい。