冷めた身体
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#91 [主]
車から出て待っててくれた。
「唯ちゃん!大丈夫?」
駆け寄ってきて顔を覗き込んだ。
「こあいよー!」
弱い子ぶってる訳じゃないよ?
本気で怖いんだもん。
雅樹はあたしをよしよしして、肩を抱いて助手席に乗せてくれた。
:06/11/05 11:54 :V703SH :yl6a8Fk.
#92 [主]
バタンッ
雅樹も運転席に乗り込んだ。
「やべーシャンプ-の匂いするしッ♪」
おい。
ちょッと。
「唯が怖いってゆってるのにぃ!」
「あ-ッごめんごめん!
何があったん?」
「…これ見て?」
例のメ-ルを開き雅樹に見せた。
:06/11/05 12:01 :V703SH :yl6a8Fk.
#93 [ようこ]
頑張って
:06/11/05 12:18 :SH902iS :ciY/TfN6
#94 [主]
ようこサンありがとォ☆
−「何これ。…誰?」
「わかんない。だから怖いんだよぉ」
「返信した?」
あ。そんな事考えもしなかった。
あたしは首を横に振った。
「返信していい?」
不安だったけど
何か分かれば、と思い頷いた。
:06/11/05 12:29 :V703SH :yl6a8Fk.
#95 [主]
『誰ですか?』
雅樹が打った内容はそれだけ。
刺激しないように
敬語使ってみたらしい。
ピッ 送信
−すぐに携帯が震えた。
メ-ルだ。
:06/11/05 12:31 :V703SH :yl6a8Fk.
#96 [主]
『キノシタダヨ。
ワスレタナンテ
イワセナイヨ。』
「…木之下…だって。唯ちゃん知り合い?」
心配そうに
雅樹があたしを見る。
その名前に
鳥肌が立った。
木之下は同じ高校の
2個上の先輩。
あたしの処女を
レイプで奪った男。
:06/11/05 12:36 :V703SH :yl6a8Fk.
#97 [主]
「ゆ-い-ちゃん?」
「ぅッ?あ、ハイ。
大丈夫です。」
「ははッ今おもっきり飛んでたね〜」
「飛んでたぁ」
「可愛いなぁ。笑
で、知ってる奴なん?」
「んーん。唯知らない!」
:06/11/05 13:25 :V703SH :yl6a8Fk.
#98 [主]
「そかぁ。
じゃあ怖ぇな〜」
雅樹はあたしを抱き寄せながら
自分の携帯をいじり出した。
「俺連れとかに木之下って奴知らないか聞いとくわ」
雅樹はギャル男雑誌に載るくらい有名人。
地元のクラブではかなり顔が広い。
「ありがと。迷惑かけちャッてごめんね?」
:06/11/05 13:28 :V703SH :yl6a8Fk.
#99 [主]
「唯姫の為なら余裕〜♪」
優しく笑いながら携帯を置いて
あたしの顎を指先で上げた。
「ん…」
ゆっくり触れる唇。
あったかくて
柔らかくて
気持ちい。
だんだん激しくなってくる。
あたしを抱き寄せる力も
舌の動きも。
あ-キスだけで濡れちゃう。
:06/11/05 13:32 :V703SH :yl6a8Fk.
#100 [主]
あたしさっきまで
和也の事想ッてたのに。
木之下の事思い出して鳥肌立ッてたのに。
簡単だなぁ。
快感で
全部流れてく。
「んッ…ぁハァ…」
ん?ちょい待ち。
ここ家の前じゃん!
ご近所さんに見られる!
:06/11/05 13:37 :V703SH :yl6a8Fk.
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