冷めた身体
最新 最初 🆕
#137 [主]
「ならいいけどさ〜
まぢ早漏治さなかんし。
ゴム2枚重ねた事あんだけどそれだと何も感じねぇんだよね(笑」

「まじかぁ-笑」

雅樹に過去の女遊びとかえっち体験とか
話されても嫉妬はないの。

むしろ聞くの楽しいくらい。

なんでだろ?

和也だったらほんと半日は口聞かない。
元カノの話しとか聞きたいけど絶対聞きたくないもん。

⏰:06/11/08 21:40 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#138 [主]
これは恋とは違うのかな?

やっぱりあたしが好きなのは和也で

雅樹は…

う-ん。
なんなんだろ?

好きは
好き。

逢いたくなるし

ちゅ-もえっちも
気持ちい-し。

でも

なんか違う。

わかんない。

⏰:06/11/08 21:43 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#139 [主]
それからも
雅樹との関係は続いた。

あたしから逢いたいって
言う事はなかった。

だッて

付き合うつもりはないから。

逢いたいって言われたら
絶対に逢った。

だッて

失いたくないから。

⏰:06/11/09 20:29 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#140 [主]
曖昧で

だけど確かな気持ち。

あたしは
甘やかされて

みんな
優し過ぎて

進めなくなっていた。

周りを傷付けるッて

分かりながら

自分だけを守ッてたんだ。
 

⏰:06/11/09 20:33 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#141 [主]
季節は秋から冬になった。

日が暮れるのが早い。

夕方5時を過ぎれば
もう暗くて。

あたしはコンビニへ行こうと家を出た。


「う-寒ッ」

トレンチの前を重ねて腕を組んだ。

瞬間

「ユイ」

後ろから重い声がした。

⏰:06/11/09 20:38 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#142 [主]
ビクッ

身体が跳ねた。

振り返った先に
居たのは

高校の時と変わらない
片端だけで笑う口元。
狂った瞳。


「…」

あたしは言葉が出なかった。
血の気が引いた。


木之下だ。
 

⏰:06/11/09 20:42 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#143 [マサ]
頑張って下さい~~

<<80-130

⏰:06/11/09 20:46 📱:W41CA 🆔:f9UKVsLg


#144 [主]
マササンありがとう☆



「ユイ〜メールシカトしないでよ〜」

やだ。
なんで?
何でいるの?

クスクス笑いながら
じりじり近づいて来る。

怖くて
動けない。

⏰:06/11/09 20:51 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#145 [主]
「固まっちゃって
どしたぁ〜?
つ-か1人で外出なんて珍しいじゃ〜ん」


は?
何でそんな事知ってんのよ。

「お前いっつも男が車で迎え来るもんなぁ!
姫かっつーの笑」


…何?
見られてたって事?


怖い。
来ないで。

⏰:06/11/09 20:55 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#146 [主]
目の前に
木之下が立った。


冷たい風に混じった
独特な匂い。

変わってない。


高校の時の記憶が

フラッシュバックした。
 
 

⏰:06/11/09 20:58 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194