冷めた身体
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#1 [主]
好きとか
愛してるとか

言葉はもう
いらない。


だから早く
ヤル事しよ?

抱いてくれたら
身体あったまるから。 

⏰:06/11/03 20:02 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#2 [主]
「唯ちゃ-ん
逢いたかったよ」

ハイハイ。

「唯も雅樹に逢いたかったぁ〜」

笑顔で助手席のドアを開けてくれる。

お礼を言って
あたしも笑顔で乗り込む。

よく見る有り触れた夜の始まり。 

⏰:06/11/03 20:06 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#3 [主]
車に乗ると
芳香剤と
雅樹の香水の香り。


「唯ちゃん♪」

左手で
頭を撫でられる。

あたしに会うだけで
そんな幸せそうな顔
見せてくれるんだ。


あぁ、
ヤレるからか。

⏰:06/11/03 20:13 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#4 [主]
あたしの名前は唯(ゆい)。19歳。

性格は最悪。
でも身体は最高みたい。

付き合って2年の彼氏がいる。

愛し合ってたけど
最近はよく解らない。

お互い裏切ってきたから
愛って何か
よく解らなくなった。

⏰:06/11/03 20:19 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#5 [主]
運転席で
煙草に火を付けるのは
雅樹(まさき)。19歳。

出会ったのは一ヶ月前の
バイト先で。

黒肌ギャル男。
好きなタイプはお姉ギャル。

経験人数は数え切れないらしいけど

好きになったのは過去に2人なんだって。

⏰:06/11/03 20:23 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#6 [主]
ギャル男って純な奴が多い気がする。

「唯ちゃんまぢ好き〜」

「ありがと〜♪」


好きな人3人目が
あたしらしい。


あたしに彼氏がいるのは


知ってる。

 

⏰:06/11/03 20:26 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#7 []
あげェ

⏰:06/11/03 20:44 📱:F702iD 🆔:yCXBufJI


#8 [主]
雅樹とこんな
関係になったのは

彼氏と喧嘩してた時。

偶然ドライブに
誘ってくれた。


夜の海岸で
話して
キスして
あたし達は始まった。

二人で逢うのは
まだ数回目だけど。
 

⏰:06/11/03 20:50 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#9 [主]
少し車を走らせて
着いたのは雅樹の家。

もう夜中だから
静か。

実家だし
足音に気をつけて階段を上った。

雅樹の部屋。
男の子って感じ。
雑誌とかCDが散らかってる。

あ。
 

⏰:06/11/03 20:54 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#10 [主]
「ちょっと雅樹く-ん?
これ何よ。」

あたしが指で摘んで
彼の前に見せたのは

ゴムの空袋。

「…あ゙」

「誰と使ったのかしら?」

「えぇ!?かなり前のだよ!?唯ちゃんと知り合う前のやつ!」
 

⏰:06/11/03 20:59 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#11 [主]
「あっそ。」

焦っちゃって
おもしろい。

でも軽いヤキモチって
男は喜ぶ。

「え〜?唯ちゃん怒っちゃった?」

嬉しそうにベットから腰を上げて
立ったままのあたしを
後ろから抱きしめた。
 

⏰:06/11/03 21:01 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#12 [主]
「俺が好きなのは唯ちゃんだけだよ」

「…」

「まぢだって〜
怒んないで?」

「…ん。」


あたしは後ろを向いて
雅樹を見上げた。


好きとかいいから。

身体で教えて。
 

⏰:06/11/03 21:05 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#13 [主]
「唯…」

唇が重なる。

どんなに激しく舌を絡めても
あたしは何処か上の空で
冷静にキスを分析してる。

唇は薄目だな-とか
感じる様に頑張ってるな-とか。

でもこのキスは
エッチまでのただの過程なのか
愛があるのか

それだけはわかんない。

⏰:06/11/03 21:06 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#14 [主]
「ん…ハァ…ッ」

唾液が混ざり合うくらい

何度も何度も

キスをする。

そのままベットに倒れ込む。


キスに時間かけてくれる男は
好き。
 

⏰:06/11/03 21:09 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#15 [主]
段々息が荒くなって

手が胸に

舌が首筋に移動する。

あーやばい。
この感覚。


「んんッや…
耳のとこ…だめ…ッ」


「ん〜?耳がいいの?笑」

いたずらに笑いながら
耳元で呟く
低くて甘い声。

ゾクゾクする。
 

⏰:06/11/03 21:11 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#16 [主]
「ぁんッ…ハァ…」

胸を激しく揉んでくる
興奮が伝わると
余計感じる。

もう全部忘れたい。

指を噛んで
声を堪える。

「ハァ…んッ…ん…ッ」

「声出してい-よ?」

「…だッて…聞こえちゃ…」

「聞こえねぇって。」

⏰:06/11/03 21:12 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#17 [主]
また耳元で呟く。

指先は充分濡れたアソコに。
敏感な部分を
円を描く様に触る。

上下にしか触らない男は
あんまH経験ないよね。

「濡れ過ぎ…」


やばい
雅樹上手い。
 

⏰:06/11/03 21:27 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#18 [主]
「んぁ…はぁ…あんッ」

身体がビクビクする。

アソコはグチョグチョだし
あたしってまじ変態。

「ぁ-すげぇ…」

もう…そーゆう呟き系の言葉弱いんだってば。

「好き」とか目見て言われるよりも
目閉じたまま「あー…」とか言われた方が
感じる。

嘘っぽくないから。
 

⏰:06/11/03 21:30 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#19 [主]
雅樹は完璧あたしの反応楽しんでる。

期待に応えるみたいに
あたしのアソコからは
止まらず蜜が溢れ出して
声も漏れる。

たまたま雅樹の股に手が当たった。

めっちゃ立ってるし
めっちゃ硬いんだけど。

「ね…ハァ…すごいよ…?」
 

⏰:06/11/03 21:32 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#20 [しいな]
頑張ってネ
最後まで読むから

⏰:06/11/03 21:34 📱:SH901iS 🆔:KaRZDMHw


#21 [主]
握らずに
上下に摩る。

「ん…ッ」

「達也こそヤバイじゃん…笑」

ヤラれるばっかは
好きじゃないからね。
片面に寄らず。
守ったら攻め。


爪先で上下になぞる。

雅樹の手が止まった。

「ちょッ…やばいって」
 

⏰:06/11/03 21:35 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#22 [主]
↑達也×
雅樹○
です。ごめんなさい☆

しいなさン♪読んでくれてありがとデスッ☆☆

⏰:06/11/03 21:37 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#23 [主]
「やばいね(笑
おっきぃ…」

少し強めに摩る。

やり続けると
大概の男は言う。

「唯ちゃ…直接触って…?」

って。

かわい-なぁ。

ゆっくり手を延ばし
直接触る。

握っただけで
先から液が出る。
 

⏰:06/11/03 21:41 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#24 [主]
「ぅッ…ハァ…ハァ…」

握った物を
上下にゆっくり

強弱付けて動かす。

たいした事は何もしてない。

雰囲気とか
タイミングとか
息遣いとか
焦らし。

それを絶妙な間隔で合わせるの。
 

⏰:06/11/03 21:43 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#25 [主]
「やべ…ッなにこれ…」

感覚に戸惑う姿が好き。

他の女じゃ与えられなかった
快感。

あたしが初めて与える快感。


これでもう
雅樹はしばらく離れていかない。

独りにならなくて済むよね。

寂しい夜はなくなるんだ。
 

⏰:06/11/03 21:45 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#26 [主]
先に優しくキスをする。

雅樹は息を漏らしてる。

くわえずに
唾液塗れのキスを
ゆっくり下まで。

「ぅ…ッちょ…待っ…」

「やめて欲しい?」

顔を上げて聞くと
なんとも色っぽい顔で
あたしを見る。

どんなSぶってる男でも
絶対Mな部分はあって。

そこを引き出せる女がきっと
今の時代勝つんだよね。

⏰:06/11/03 21:48 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#27 [主]
昔から
猫みたいな
あたし。

優しく見えて
冷たいし
甘えるけど
突き放すし
アホっぽいけど
中身はあるって言われるし。

こんなんだけど
男は真剣に想ってくれる。
そんくらいは
あたしにも分かる。

あたしも本気で
人を愛した事あるから。
 

⏰:06/11/03 21:51 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#28 [主]
「も…イキそ-なんだけど…ッ」

「イキたい?」

ねっとりした
唾液を絡ませて
上からゆっくり喉に突き刺す。

「ふぁ…ッあ…」

舌は絶対離さない。
唇も緩めない。
手も止めない。

「ハ…ッうぁ…ちょ…ッ」

唾液で
ぐちょぐちょゆってる。

⏰:06/11/03 21:52 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#29 [主]
「は…唯…く…ッイクッ…」

どくん
どくんッ

口ん中に
あったかい液体が
広がる。

全部出たら
ゆっくり口を離す。

ゴクンッ

「…ハァ…ハァ…ッ」

肩で息をしながら
雅樹が虚ろな瞳であたしを見る。
 

⏰:06/11/03 21:53 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#30 [主]
口から漏れた液を
指で拭ってくわえる。

「ハァ…ハァ……」

「大丈夫?」

「…ハァ…お前まじやべ-って」

手を掴まれて
ベットに倒された。

いきなり股に顔を埋めて
舐め初めた。

「んぁあ…んッ」

⏰:06/11/03 21:56 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#31 [主]
息が荒いままだから
やたら気持ちいい。

強引なのは好き。

愛はいらない。

欲望だけで
求められた方がいい。
身体だけでいい。

今のこんな
腐ったあたしは。


「んぁ…ッやあ…」

ピチャピチャ…ズル…

わざと音を立てて
舐めたり吸ったり。

⏰:06/11/03 21:57 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#32 [主]
確かなもんなんて
あたし達にはない。

だけど胸も痛くない。
感情はある
だけど辛くはない。

こんなんでいい。

こんなんがいいんだ。


「ぁ…ハァ…んッあん…ッ」

舌は動いたまま
太くて長い指が入ってきた。

⏰:06/11/03 22:01 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#33 [主]
グチュ…

「んんッ…ハ…ッあ」

「一本でキツイじゃん」

うわ
雅樹の指…めっちゃいい。

「あん…ん…ッ
気持ちぃ…ハァ」

「気持ちい?」

指を出し入れしながら
耳にキス。
首筋をベタベタに舐め回す。
 

⏰:06/11/03 22:03 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#34 [主]
「うん…ッぁッや…やぁ…ッ」

「まじ可愛い…
唯…入れたい」

声も反則。
ゾクゾクするってば。

「ん…ッ…」

入口をぐちゅぐちゅされて
あたしも早く欲しくて
腰が疼く。

「入れて欲しい?」

そう言って
見下ろす顔が
あたしを見下してるみたいで
また濡れた。

⏰:06/11/03 22:13 📱:V703SH 🆔:AAHkpFjo


#35 [なんじゃ]
ちょリアルでエロい 頑張りまくって

⏰:06/11/04 00:08 📱:P901iTV 🆔:drLHQAN6


#36 [主]
感想ありがとうッ☆書きまぁす

⏰:06/11/04 00:49 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#37 [主]
「ぁ…んッ入れて…早く…ッ」

呼吸も髪も乱れてる。

容赦なく突き上げる快感が

全て忘れさせてくれる。

悲しい事も
ムカつく事も

そして
アイツの事も。


「あッあッ…ん…ッ」

「ハア…く…唯…
めっちゃ気持ちい…ッ」

⏰:06/11/04 00:51 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#38 [主]
グチュッグチュッ

雅樹が突く度に
いやらしい音が響く。

「ぁ…ッ声…でちゃぅ…ッて」

「いーよ…聞かせて…」

雅樹の甘い声が聞きたくて
わざとこういう事言うあたし。

雅樹はあたしの足を持ち上げて
スピードを上げた。
 

⏰:06/11/04 00:55 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#39 [主]
「んん…ッや…ぁん…ッ」

「ハァハァ…
やべ…俺すぐ…
イッちゃいそーなんだけど」

子供っぽく笑いながら
たまに動きを止める。

その度にキスをして
それが可愛くて
愛しくなった。

「ん…いーよ
イッても」

「やだ
もうちょい」

⏰:06/11/04 00:58 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#40 [主]
指を絡ませて
激しく動くと
ベットが軋む。

二人の息と体温で
身体が熱い。

グチュッグチュッ

「あ…んんッぁん…」

「唯…好きだよ」

耳元で呼ばれる名前
苦しそうな声で言う言葉も
気持ち良い。

⏰:06/11/04 01:01 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#41 [主]
ガンガン突いてくる

胸も耳元も唾液でベタベタ

「あ…やべ…イク…ッ」

苦しそうにそう言って
中でドクドクしたのが分かった。
 

⏰:06/11/04 01:03 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#42 [主]
「ハァハァ…」

息が上がったまま
唇を重ねる。

離れると
雅樹はとても優しい顔で。

「大丈夫?」

髪を撫でてくれた。

そこに愛があるような気がした。

⏰:06/11/04 01:05 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#43 [主]
「だいじょ-ぶ…」

「待ってね」

雅樹はティッシュを何枚か取って
あたしのアソコを拭こうとした。

「あ、自分で拭く…ッ」

「何〜?
恥ずかしいの?笑」

「違うもん!」

またいつものあたし。

身体
あったまったかなぁ。

⏰:06/11/04 08:29 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#44 [主]
「あぁ〜まぢやばかったわー」

ベットに仰向けに倒れる。
あたしはベットに座ったまま雅樹を見た。

「雅樹やばいって言い過ぎ(笑」

雅樹は満足そうな笑顔。

「まじか〜
でもやばかった」

⏰:06/11/04 08:32 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#45 [主]
「どーやばいの〜?」

「俺と唯ちゃん相性いいよね(笑」

「え〜相性とかよくわかんないよぉ(笑」


やばい=良かった
って事ね。

えっちを褒められるのは慣れてる。

所詮
そんだけの女だから。


やっぱ
身体
冷たいままだ。

⏰:06/11/04 08:38 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#46 [主]
泊まってけって
言われたけど

明日早いからって
言って
送ってもらった。


シャワ-で身体を流す度に思う。

あたし何してんだろって。

同時に言い訳も。

そんなすぐに
強くなんかなれないって。
 

⏰:06/11/04 08:40 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#47 [主]
独りは嫌。

繋がりがないと

温もりがないと

怖い。


誰かに求めてもらいたい。

じゃないとあたしが生きてる意味が

解らなくなるから。

⏰:06/11/04 08:43 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#48 [主]
次の日

メイクも髪もばっちりで
携帯片手に家を出る。

彼氏の車だ。

そう。
さっき違う男に抱かれた身体で
彼氏に会うあたし。

何事もなかったみたいに。

いつもの笑顔で。
 

⏰:06/11/04 08:46 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#49 [あ]

ガンバ

⏰:06/11/04 08:51 📱:N902i 🆔:/6fM4.o6


#50 [主]
「唯ちゃんだ〜♪」

「かずちゃんおはよ!」

車に乗り込むと
今度は彼氏の香りに包まれる。

あたしはそれを
躊躇う事なく受け入れるんだ。

「唯ちゃんは今日も可愛いね!」

「ありがとッ♪」

⏰:06/11/04 08:52 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#51 [主]
あたしの彼氏。
和也(かずや)。19歳。

和也は友達の友達だった。
で付き合って
もう2年。

でも毎日「可愛い」「好き」
って
言ってくれる。

元チャラ男。
今は落ち着いた感じのカジュなお兄。

⏰:06/11/04 08:57 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#52 [主]
あサンありがとデスッ♪



−「どこ行きたい?」

「ん〜和ちゃんは?」

「唯が行きたいとこでいいよ」


和也は優しい。
いつもいつでも。

それが少しだけ
物足りない。

⏰:06/11/04 08:59 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#53 [主]
「唯ちょっとお腹空いたかなぁ」

「おし!んじゃ飯行くか♪」

嬉しそうな横顔で
アクセルを踏む。

あたしはこの人も
失いたくない。

愛してくれる人を
全員手放したくない。

傷付けるって
ちゃんとわかってるよ?

⏰:06/11/04 09:03 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#54 [主]
でも結局あたしは
自分に甘いからね。

独りは寂しいじゃんって

全ての事をごまかして過ごしてる。


「唯ちゃん昨日の夜何してた〜?」

ギクッ

「長風呂したの〜そしたらのぼせて…そのまま寝ちゃッてた☆」

⏰:06/11/04 09:06 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#55 [主]
「そーなんだ大丈夫だった?
メール返事ないから心配したよ〜」


あ-2、3回バイブ鳴ってたな。

雅樹とキスしてた時。

「ごめんね…
和ちゃんは何してた?」

何もなかった顔で
平気で嘘を付く。

いつからかな。
こんな人間になっちゃったのは。

⏰:06/11/04 09:10 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#56 [主]
「俺はテレビ見て〜
唯ちゃんの事考えて〜
寝た♪」


考えてくれるのは嬉しいけど
唯ちゃん違う男と
えっちしてましたよ。

「そっかぁ笑」

車がファミレスに到着して
軽くご飯。
残したのは和也が全部食べてくれた。

⏰:06/11/04 09:23 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#57 [主]
それから大きいショッピングモールに行って
買い物。

黒のニットセ-タ-と
ピンクリボンに黒レ-ス付いてるえろかわポーチ買った♪

和也はいつも一緒に見て回ってくれる。

唯は可愛いからなんでも似合うなって
言ってくれる。

優しいけど
やっぱ刺激がない。

⏰:06/11/04 09:27 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#58 [主]
夕方からは映画。

ありふれた
カップルのデ-トコ-ス。

チケットを買う為に列に並ぶと
和也が小声で言う。

「皆ひでー顔してるね(笑」

あたし以外には毒舌。

「んな事言ッちゃダメ〜」

頭を軽くくしゃってすると
和也は決まって嬉しそうに笑う。

⏰:06/11/04 09:31 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#59 [主]
優しいな。
可愛いな。

いつも思うよ。

大事だとも思う。

でもなんだろ-ね。
言葉って嘘っぽいんだよ。

裏切られたりして

もう信じ切れない
寂しい人間になっちゃった。

和也、こんな女でごめんね。

⏰:06/11/04 09:33 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#60 [主]
映画館に入り座る。

「人少なくね?笑」

「だっても-これ古いし!」

「あ〜そかそか」

周りにはポツポツと人やカップルがいる。

館内が暗くなって
映画が始まった。

⏰:06/11/04 09:37 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#61 [主]
今日観る映画は
あたしが大好きな純愛系♪

純愛してないけど。


真剣に観てると
和也の手が太ももに触った。

和也を見ても
視線はスクリーン。

でも手は動いて
太ももを撫でる様に触ってきた。

「…和ちゃン…?」

「シー…」

人差し指を唇に持ってきた瞬間
キスされた。

⏰:06/11/04 10:01 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#62 [主]
まぢで?!
って思った。

だって和也はM男だし

強引になんて
絶対ならない。

ましてや外…てか映画館で手出すなんて
ありえない。


「ん…んッ」

しかも激しいし。

濡れちゃう。

⏰:06/11/04 10:04 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#63 [主]
「唯…声出すとバレるから…」

席は割りと端っこで。
周りに人はいないけど
全くいない訳じゃない。


「だって…和ちゃ…」

今日の和也はおかしい。

あたしの服装はミニスカにニーハイだったから
肌が出てる太もものとこを
舐めるみたいに触る。

⏰:06/11/04 10:08 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#64 [主]
「ん…ハァ…」

も-グチョグチョ
自分でも解るくらい
濡れてる。

だって和也が強引なんだもん。

「和ちャ…どーした…の?」

息が荒くなる。

和也はあたしの巻き髪を後ろにやって
首筋に強くキスをした。

⏰:06/11/04 10:13 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#65 [主]
「ぁ…ッや…」

一部分を舐め回す。

「んッ…ちょッ…なに」

「誰に付けられた…?」
身体がビクッてなった。耳元でしゃべんないで。

「ハァハァ…え…?」

「このキスマーク」
 

⏰:06/11/04 10:16 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#66 [あ]
ずっと読んでます

⏰:06/11/04 10:30 📱:N902i 🆔:/6fM4.o6


#67 [みゅき]
唯チャンの気持ち分かるからスゴィ好き

⏰:06/11/04 12:56 📱:SH901iS 🆔:23q/rTN.


#68 [みゅー]
なんかときたま笑える〜

楽しぃょ!

⏰:06/11/04 17:36 📱:W21CA 🆔:jCyJdH0E


#69 [主]
感想ありがとうございます☆とッても嬉しいです♪

⏰:06/11/04 20:41 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#70 [主]
やば…
昨日だ。

キスマ-ク付けられてる事も気付かないくらい
昨日わ乱れてたんだなぁ。


…じャなくて。

どうしよう。


和也の手がスカ-トに入ってきて
下着の上から指で優しく撫でられる。

「んん…ッ」

⏰:06/11/04 20:44 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#71 [主]
「何濡らしてんだよ」

…えぇ?
ほんとに和也?

Sじゃんッ


「だッ…て…和ちゃんが…」

「俺が何?」

「触るん…だもん」

あたしは基本Mだから
強引なのには
かなり弱い。

⏰:06/11/04 20:47 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#72 [主]
「他の奴にも触らせたの?」

低くて
冷たい声。

耳元で
突き刺さるみたい。

やだ。
嫌いにならないで。

「唯は…ッ和ちゃんだけ…」

「絶対?」

「ん…ぜ…ッたい」

それ以上
和也は何も聞いて来なかった。

指を3本入れて
中を掻き回された。

⏰:06/11/04 20:52 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#73 [主]
痛い。

愛がないッて
こんなに違うんだ。

指じゃない
冷たい機械が入ってるみたい。


感じてるフリをして
イッた演技をした。

終わって
映画館を出た。

⏰:06/11/04 20:56 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#74 [主]
「も-暗いね〜
唯ちゃん寒くない?」

「え、うん
大丈夫…」

いつもの和也だ。

駐車場に着いて
車に乗った。

沈黙が
なんか怖い。

⏰:06/11/04 20:59 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#75 [主]
「俺さーお前の事好きだよ」


静かな空気の中に
響いた和也の声。

なんか
こんな事言えるって
すごい。

和也はきっと
あたしが浮気したのも解ってる。

だけどそれでも
「好き」って言葉をくれる。


嬉しいのに
苦しいよ。

⏰:06/11/04 21:02 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#76 [主]
「和ちゃん…」

ごめんは
言えない。
言ったらまた
和也を傷付ける。

「唯ちゃん?ど-した?」

「ん?なんでもないよ!」

「よし!じャあ行こか☆」

頭をポンポンッてして
車を発進させた。

ハァ…
自分の汚さに溜め息が出る。

⏰:06/11/04 21:25 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#77 [主]
家まで送ってもらって

いつもみたいに
バイバイのキスをした。

「今日はありがと」

「ん。あったかくして寝ろよ?」

「和ちゃんも気をつけて帰るんだぞ!」

「はーい」

優しい笑顔を見せて
帰ってった。

⏰:06/11/04 21:32 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#78 [主]
誰もいない
家。

あたしんちは
お母さんがいないから。
お父さんは夜勤でいないし。

寂しいって気持ちが
いつまでも無くならない。

もう子供じゃないのにな。

⏰:06/11/04 21:42 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#79 [主]
ブ-ブ-

あ、電話だ。

画面には
「雅樹」
の名前。

ハァ…
タイミングいいな。

でも和也の温もりが
唇にまだ残ってるから

今夜は独りで
寝るよ。

⏰:06/11/04 21:46 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#80 [主]
シャワ-を浴びて
部屋に戻ると

メールが3件。

ピッ

雅樹『唯ちゃ-ん(>_<)何してる?逢いたいよー!』

和也『ただいま!家着いたよ☆唯ちゃん今日もありがとね(^3^)/chu☆』


…二人はなんか似てる(笑)

あと1件誰だろ?

⏰:06/11/04 21:58 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#81 [我輩は匿名である]
この小説すーき
頑張って下さぃ

⏰:06/11/05 00:43 📱:N901iS 🆔:Huwx68V2


#82 [猫]
マジ応援

⏰:06/11/05 01:21 📱:P901iTV 🆔:GtCVH7eo


#83 [しいな]
続きみたあ-L1

⏰:06/11/05 09:59 📱:SH901iS 🆔:sxVsfWsA


#84 [主]
うわぁ応援嬉しいです☆ちょっと書きます☆

⏰:06/11/05 11:23 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#85 [主]
ピッ

「…」

髪を拭いてた手が止まった。


『ユイハヤクセックスシヨウヨ』



知らないアドレス。

でも…ユイってあたしの名前…。

何?誰?いたずら?
 

⏰:06/11/05 11:25 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#86 [主]
気持ち悪い…。

とりあえず部屋のカーテンを隙間なく締めて
玄関の鍵も確認しに行った。


あたし…
なんかした?

してないよ。

だって誰とでもヤル訳じゃないもん。

やだ怖い。

⏰:06/11/05 11:28 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#87 [主]
携帯を見た。

和也は家が遠い。
車でも40分以上かかる。

雅樹の名前を
画面に出した。

プルルル…

すぐに聞こえた
優しい声。

「唯ちゃん!?♪今どこよー?」

「まさきぃ…」

「んを!!どーした!?なんかあった?!行くわ!!どこ!?」

「おうち…」

⏰:06/11/05 11:33 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#88 [まちこ]
あげイ

⏰:06/11/05 11:38 📱:W41CA 🆔:X5WmAMrw


#89 [主]
「家な?待っとけよ!?すぐ出るから!」

電話越しにガチャガチャって音がした。
急いで車の鍵探してくれてる。

「ごめんね」

「はー?いいって!俺唯ちゃんに逢いてぇし!」

お礼を言って一旦電話を切った。

⏰:06/11/05 11:38 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#90 [主]
心当たりは全くない。

どうしよう。


…あ、とりあえず雅樹に会うしお化粧しなきゃ☆

あたしはお化粧が早いのでパッパと完成。

10分経って
雅樹から着いたよのメール。

ロングカ-デを羽織って家を出た。

⏰:06/11/05 11:50 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#91 [主]
車から出て待っててくれた。

「唯ちゃん!大丈夫?」

駆け寄ってきて顔を覗き込んだ。

「こあいよー!」

弱い子ぶってる訳じゃないよ?
本気で怖いんだもん。

雅樹はあたしをよしよしして、肩を抱いて助手席に乗せてくれた。

⏰:06/11/05 11:54 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#92 [主]
バタンッ

雅樹も運転席に乗り込んだ。

「やべーシャンプ-の匂いするしッ♪」

おい。
ちょッと。

「唯が怖いってゆってるのにぃ!」

「あ-ッごめんごめん!
何があったん?」

「…これ見て?」

例のメ-ルを開き雅樹に見せた。

⏰:06/11/05 12:01 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#93 [ようこ]
頑張って

⏰:06/11/05 12:18 📱:SH902iS 🆔:ciY/TfN6


#94 [主]
ようこサンありがとォ☆


−「何これ。…誰?」

「わかんない。だから怖いんだよぉ」

「返信した?」

あ。そんな事考えもしなかった。

あたしは首を横に振った。

「返信していい?」

不安だったけど
何か分かれば、と思い頷いた。

⏰:06/11/05 12:29 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#95 [主]
『誰ですか?』

雅樹が打った内容はそれだけ。

刺激しないように
敬語使ってみたらしい。

ピッ 送信


−すぐに携帯が震えた。
メ-ルだ。
 

⏰:06/11/05 12:31 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#96 [主]
『キノシタダヨ。
 ワスレタナンテ
 イワセナイヨ。』

「…木之下…だって。唯ちゃん知り合い?」

心配そうに
雅樹があたしを見る。

その名前に
鳥肌が立った。


木之下は同じ高校の
2個上の先輩。

あたしの処女を

レイプで奪った男。
 

⏰:06/11/05 12:36 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#97 [主]
「ゆ-い-ちゃん?」

「ぅッ?あ、ハイ。
大丈夫です。」

「ははッ今おもっきり飛んでたね〜」

「飛んでたぁ」

「可愛いなぁ。笑
で、知ってる奴なん?」

「んーん。唯知らない!」
 

⏰:06/11/05 13:25 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#98 [主]
「そかぁ。
じゃあ怖ぇな〜」

雅樹はあたしを抱き寄せながら
自分の携帯をいじり出した。

「俺連れとかに木之下って奴知らないか聞いとくわ」


雅樹はギャル男雑誌に載るくらい有名人。
地元のクラブではかなり顔が広い。

「ありがと。迷惑かけちャッてごめんね?」

⏰:06/11/05 13:28 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#99 [主]
「唯姫の為なら余裕〜♪」

優しく笑いながら携帯を置いて
あたしの顎を指先で上げた。

「ん…」

ゆっくり触れる唇。

あったかくて
柔らかくて
気持ちい。

だんだん激しくなってくる。

あたしを抱き寄せる力も
舌の動きも。

あ-キスだけで濡れちゃう。

⏰:06/11/05 13:32 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#100 [主]
あたしさっきまで
和也の事想ッてたのに。
木之下の事思い出して鳥肌立ッてたのに。


簡単だなぁ。

快感で
全部流れてく。


「んッ…ぁハァ…」



ん?ちょい待ち。

ここ家の前じゃん!
ご近所さんに見られる!

⏰:06/11/05 13:37 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


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