冷めた身体
最新 最初 全
#1 [主]
好きとか
愛してるとか
言葉はもう
いらない。
だから早く
ヤル事しよ?
抱いてくれたら
身体あったまるから。
:06/11/03 20:02 :V703SH :AAHkpFjo
#2 [主]
「唯ちゃ-ん
逢いたかったよ」
ハイハイ。
「唯も雅樹に逢いたかったぁ〜」
笑顔で助手席のドアを開けてくれる。
お礼を言って
あたしも笑顔で乗り込む。
よく見る有り触れた夜の始まり。
:06/11/03 20:06 :V703SH :AAHkpFjo
#3 [主]
車に乗ると
芳香剤と
雅樹の香水の香り。
「唯ちゃん♪」
左手で
頭を撫でられる。
あたしに会うだけで
そんな幸せそうな顔
見せてくれるんだ。
あぁ、
ヤレるからか。
:06/11/03 20:13 :V703SH :AAHkpFjo
#4 [主]
あたしの名前は唯(ゆい)。19歳。
性格は最悪。
でも身体は最高みたい。
付き合って2年の彼氏がいる。
愛し合ってたけど
最近はよく解らない。
お互い裏切ってきたから
愛って何か
よく解らなくなった。
:06/11/03 20:19 :V703SH :AAHkpFjo
#5 [主]
運転席で
煙草に火を付けるのは
雅樹(まさき)。19歳。
出会ったのは一ヶ月前の
バイト先で。
黒肌ギャル男。
好きなタイプはお姉ギャル。
経験人数は数え切れないらしいけど
好きになったのは過去に2人なんだって。
:06/11/03 20:23 :V703SH :AAHkpFjo
#6 [主]
ギャル男って純な奴が多い気がする。
「唯ちゃんまぢ好き〜」
「ありがと〜♪」
好きな人3人目が
あたしらしい。
あたしに彼氏がいるのは
知ってる。
:06/11/03 20:26 :V703SH :AAHkpFjo
#7 []
あげェ
:06/11/03 20:44 :F702iD :yCXBufJI
#8 [主]
雅樹とこんな
関係になったのは
彼氏と喧嘩してた時。
偶然ドライブに
誘ってくれた。
夜の海岸で
話して
キスして
あたし達は始まった。
二人で逢うのは
まだ数回目だけど。
:06/11/03 20:50 :V703SH :AAHkpFjo
#9 [主]
少し車を走らせて
着いたのは雅樹の家。
もう夜中だから
静か。
実家だし
足音に気をつけて階段を上った。
雅樹の部屋。
男の子って感じ。
雑誌とかCDが散らかってる。
あ。
:06/11/03 20:54 :V703SH :AAHkpFjo
#10 [主]
「ちょっと雅樹く-ん?
これ何よ。」
あたしが指で摘んで
彼の前に見せたのは
ゴムの空袋。
「…あ゙」
「誰と使ったのかしら?」
「えぇ!?かなり前のだよ!?唯ちゃんと知り合う前のやつ!」
:06/11/03 20:59 :V703SH :AAHkpFjo
#11 [主]
「あっそ。」
焦っちゃって
おもしろい。
でも軽いヤキモチって
男は喜ぶ。
「え〜?唯ちゃん怒っちゃった?」
嬉しそうにベットから腰を上げて
立ったままのあたしを
後ろから抱きしめた。
:06/11/03 21:01 :V703SH :AAHkpFjo
#12 [主]
「俺が好きなのは唯ちゃんだけだよ」
「…」
「まぢだって〜
怒んないで?」
「…ん。」
あたしは後ろを向いて
雅樹を見上げた。
好きとかいいから。
身体で教えて。
:06/11/03 21:05 :V703SH :AAHkpFjo
#13 [主]
「唯…」
唇が重なる。
どんなに激しく舌を絡めても
あたしは何処か上の空で
冷静にキスを分析してる。
唇は薄目だな-とか
感じる様に頑張ってるな-とか。
でもこのキスは
エッチまでのただの過程なのか
愛があるのか
それだけはわかんない。
:06/11/03 21:06 :V703SH :AAHkpFjo
#14 [主]
「ん…ハァ…ッ」
唾液が混ざり合うくらい
何度も何度も
キスをする。
そのままベットに倒れ込む。
キスに時間かけてくれる男は
好き。
:06/11/03 21:09 :V703SH :AAHkpFjo
#15 [主]
段々息が荒くなって
手が胸に
舌が首筋に移動する。
あーやばい。
この感覚。
「んんッや…
耳のとこ…だめ…ッ」
「ん〜?耳がいいの?笑」
いたずらに笑いながら
耳元で呟く
低くて甘い声。
ゾクゾクする。
:06/11/03 21:11 :V703SH :AAHkpFjo
#16 [主]
「ぁんッ…ハァ…」
胸を激しく揉んでくる
興奮が伝わると
余計感じる。
もう全部忘れたい。
指を噛んで
声を堪える。
「ハァ…んッ…ん…ッ」
「声出してい-よ?」
「…だッて…聞こえちゃ…」
「聞こえねぇって。」
:06/11/03 21:12 :V703SH :AAHkpFjo
#17 [主]
また耳元で呟く。
指先は充分濡れたアソコに。
敏感な部分を
円を描く様に触る。
上下にしか触らない男は
あんまH経験ないよね。
「濡れ過ぎ…」
やばい
雅樹上手い。
:06/11/03 21:27 :V703SH :AAHkpFjo
#18 [主]
「んぁ…はぁ…あんッ」
身体がビクビクする。
アソコはグチョグチョだし
あたしってまじ変態。
「ぁ-すげぇ…」
もう…そーゆう呟き系の言葉弱いんだってば。
「好き」とか目見て言われるよりも
目閉じたまま「あー…」とか言われた方が
感じる。
嘘っぽくないから。
:06/11/03 21:30 :V703SH :AAHkpFjo
#19 [主]
雅樹は完璧あたしの反応楽しんでる。
期待に応えるみたいに
あたしのアソコからは
止まらず蜜が溢れ出して
声も漏れる。
たまたま雅樹の股に手が当たった。
めっちゃ立ってるし
めっちゃ硬いんだけど。
「ね…ハァ…すごいよ…?」
:06/11/03 21:32 :V703SH :AAHkpFjo
#20 [しいな]
:06/11/03 21:34 :SH901iS :KaRZDMHw
#21 [主]
握らずに
上下に摩る。
「ん…ッ」
「達也こそヤバイじゃん…笑」
ヤラれるばっかは
好きじゃないからね。
片面に寄らず。
守ったら攻め。
爪先で上下になぞる。
雅樹の手が止まった。
「ちょッ…やばいって」
:06/11/03 21:35 :V703SH :AAHkpFjo
#22 [主]
↑達也×
雅樹○
です。ごめんなさい☆
しいなさン♪読んでくれてありがとデスッ☆☆
:06/11/03 21:37 :V703SH :AAHkpFjo
#23 [主]
「やばいね(笑
おっきぃ…」
少し強めに摩る。
やり続けると
大概の男は言う。
「唯ちゃ…直接触って…?」
って。
かわい-なぁ。
ゆっくり手を延ばし
直接触る。
握っただけで
先から液が出る。
:06/11/03 21:41 :V703SH :AAHkpFjo
#24 [主]
「ぅッ…ハァ…ハァ…」
握った物を
上下にゆっくり
強弱付けて動かす。
たいした事は何もしてない。
雰囲気とか
タイミングとか
息遣いとか
焦らし。
それを絶妙な間隔で合わせるの。
:06/11/03 21:43 :V703SH :AAHkpFjo
#25 [主]
「やべ…ッなにこれ…」
感覚に戸惑う姿が好き。
他の女じゃ与えられなかった
快感。
あたしが初めて与える快感。
これでもう
雅樹はしばらく離れていかない。
独りにならなくて済むよね。
寂しい夜はなくなるんだ。
:06/11/03 21:45 :V703SH :AAHkpFjo
#26 [主]
先に優しくキスをする。
雅樹は息を漏らしてる。
くわえずに
唾液塗れのキスを
ゆっくり下まで。
「ぅ…ッちょ…待っ…」
「やめて欲しい?」
顔を上げて聞くと
なんとも色っぽい顔で
あたしを見る。
どんなSぶってる男でも
絶対Mな部分はあって。
そこを引き出せる女がきっと
今の時代勝つんだよね。
:06/11/03 21:48 :V703SH :AAHkpFjo
#27 [主]
昔から
猫みたいな
あたし。
優しく見えて
冷たいし
甘えるけど
突き放すし
アホっぽいけど
中身はあるって言われるし。
こんなんだけど
男は真剣に想ってくれる。
そんくらいは
あたしにも分かる。
あたしも本気で
人を愛した事あるから。
:06/11/03 21:51 :V703SH :AAHkpFjo
#28 [主]
「も…イキそ-なんだけど…ッ」
「イキたい?」
ねっとりした
唾液を絡ませて
上からゆっくり喉に突き刺す。
「ふぁ…ッあ…」
舌は絶対離さない。
唇も緩めない。
手も止めない。
「ハ…ッうぁ…ちょ…ッ」
唾液で
ぐちょぐちょゆってる。
:06/11/03 21:52 :V703SH :AAHkpFjo
#29 [主]
「は…唯…く…ッイクッ…」
どくん
どくんッ
口ん中に
あったかい液体が
広がる。
全部出たら
ゆっくり口を離す。
ゴクンッ
「…ハァ…ハァ…ッ」
肩で息をしながら
雅樹が虚ろな瞳であたしを見る。
:06/11/03 21:53 :V703SH :AAHkpFjo
#30 [主]
口から漏れた液を
指で拭ってくわえる。
「ハァ…ハァ……」
「大丈夫?」
「…ハァ…お前まじやべ-って」
手を掴まれて
ベットに倒された。
いきなり股に顔を埋めて
舐め初めた。
「んぁあ…んッ」
:06/11/03 21:56 :V703SH :AAHkpFjo
#31 [主]
息が荒いままだから
やたら気持ちいい。
強引なのは好き。
愛はいらない。
欲望だけで
求められた方がいい。
身体だけでいい。
今のこんな
腐ったあたしは。
「んぁ…ッやあ…」
ピチャピチャ…ズル…
わざと音を立てて
舐めたり吸ったり。
:06/11/03 21:57 :V703SH :AAHkpFjo
#32 [主]
確かなもんなんて
あたし達にはない。
だけど胸も痛くない。
感情はある
だけど辛くはない。
こんなんでいい。
こんなんがいいんだ。
「ぁ…ハァ…んッあん…ッ」
舌は動いたまま
太くて長い指が入ってきた。
:06/11/03 22:01 :V703SH :AAHkpFjo
#33 [主]
グチュ…
「んんッ…ハ…ッあ」
「一本でキツイじゃん」
うわ
雅樹の指…めっちゃいい。
「あん…ん…ッ
気持ちぃ…ハァ」
「気持ちい?」
指を出し入れしながら
耳にキス。
首筋をベタベタに舐め回す。
:06/11/03 22:03 :V703SH :AAHkpFjo
#34 [主]
「うん…ッぁッや…やぁ…ッ」
「まじ可愛い…
唯…入れたい」
声も反則。
ゾクゾクするってば。
「ん…ッ…」
入口をぐちゅぐちゅされて
あたしも早く欲しくて
腰が疼く。
「入れて欲しい?」
そう言って
見下ろす顔が
あたしを見下してるみたいで
また濡れた。
:06/11/03 22:13 :V703SH :AAHkpFjo
#35 [なんじゃ]
:06/11/04 00:08 :P901iTV :drLHQAN6
#36 [主]
感想ありがとうッ☆書きまぁす
:06/11/04 00:49 :V703SH :QJrKc6o.
#37 [主]
「ぁ…んッ入れて…早く…ッ」
呼吸も髪も乱れてる。
容赦なく突き上げる快感が
全て忘れさせてくれる。
悲しい事も
ムカつく事も
そして
アイツの事も。
「あッあッ…ん…ッ」
「ハア…く…唯…
めっちゃ気持ちい…ッ」
:06/11/04 00:51 :V703SH :QJrKc6o.
#38 [主]
グチュッグチュッ
雅樹が突く度に
いやらしい音が響く。
「ぁ…ッ声…でちゃぅ…ッて」
「いーよ…聞かせて…」
雅樹の甘い声が聞きたくて
わざとこういう事言うあたし。
雅樹はあたしの足を持ち上げて
スピードを上げた。
:06/11/04 00:55 :V703SH :QJrKc6o.
#39 [主]
「んん…ッや…ぁん…ッ」
「ハァハァ…
やべ…俺すぐ…
イッちゃいそーなんだけど」
子供っぽく笑いながら
たまに動きを止める。
その度にキスをして
それが可愛くて
愛しくなった。
「ん…いーよ
イッても」
「やだ
もうちょい」
:06/11/04 00:58 :V703SH :QJrKc6o.
#40 [主]
指を絡ませて
激しく動くと
ベットが軋む。
二人の息と体温で
身体が熱い。
グチュッグチュッ
「あ…んんッぁん…」
「唯…好きだよ」
耳元で呼ばれる名前
苦しそうな声で言う言葉も
気持ち良い。
:06/11/04 01:01 :V703SH :QJrKc6o.
#41 [主]
ガンガン突いてくる
胸も耳元も唾液でベタベタ
「あ…やべ…イク…ッ」
苦しそうにそう言って
中でドクドクしたのが分かった。
:06/11/04 01:03 :V703SH :QJrKc6o.
#42 [主]
「ハァハァ…」
息が上がったまま
唇を重ねる。
離れると
雅樹はとても優しい顔で。
「大丈夫?」
髪を撫でてくれた。
そこに愛があるような気がした。
:06/11/04 01:05 :V703SH :QJrKc6o.
#43 [主]
「だいじょ-ぶ…」
「待ってね」
雅樹はティッシュを何枚か取って
あたしのアソコを拭こうとした。
「あ、自分で拭く…ッ」
「何〜?
恥ずかしいの?笑」
「違うもん!」
またいつものあたし。
身体
あったまったかなぁ。
:06/11/04 08:29 :V703SH :QJrKc6o.
#44 [主]
「あぁ〜まぢやばかったわー」
ベットに仰向けに倒れる。
あたしはベットに座ったまま雅樹を見た。
「雅樹やばいって言い過ぎ(笑」
雅樹は満足そうな笑顔。
「まじか〜
でもやばかった」
:06/11/04 08:32 :V703SH :QJrKc6o.
#45 [主]
「どーやばいの〜?」
「俺と唯ちゃん相性いいよね(笑」
「え〜相性とかよくわかんないよぉ(笑」
やばい=良かった
って事ね。
えっちを褒められるのは慣れてる。
所詮
そんだけの女だから。
やっぱ
身体
冷たいままだ。
:06/11/04 08:38 :V703SH :QJrKc6o.
#46 [主]
泊まってけって
言われたけど
明日早いからって
言って
送ってもらった。
シャワ-で身体を流す度に思う。
あたし何してんだろって。
同時に言い訳も。
そんなすぐに
強くなんかなれないって。
:06/11/04 08:40 :V703SH :QJrKc6o.
#47 [主]
独りは嫌。
繋がりがないと
温もりがないと
怖い。
誰かに求めてもらいたい。
じゃないとあたしが生きてる意味が
解らなくなるから。
:06/11/04 08:43 :V703SH :QJrKc6o.
#48 [主]
次の日
メイクも髪もばっちりで
携帯片手に家を出る。
彼氏の車だ。
そう。
さっき違う男に抱かれた身体で
彼氏に会うあたし。
何事もなかったみたいに。
いつもの笑顔で。
:06/11/04 08:46 :V703SH :QJrKc6o.
#49 [あ]
ガンバ:06/11/04 08:51 :N902i :/6fM4.o6
#50 [主]
「唯ちゃんだ〜♪」
「かずちゃんおはよ!」
車に乗り込むと
今度は彼氏の香りに包まれる。
あたしはそれを
躊躇う事なく受け入れるんだ。
「唯ちゃんは今日も可愛いね!」
「ありがとッ♪」
:06/11/04 08:52 :V703SH :QJrKc6o.
#51 [主]
あたしの彼氏。
和也(かずや)。19歳。
和也は友達の友達だった。
で付き合って
もう2年。
でも毎日「可愛い」「好き」
って
言ってくれる。
元チャラ男。
今は落ち着いた感じのカジュなお兄。
:06/11/04 08:57 :V703SH :QJrKc6o.
#52 [主]
あサンありがとデスッ♪
−「どこ行きたい?」
「ん〜和ちゃんは?」
「唯が行きたいとこでいいよ」
和也は優しい。
いつもいつでも。
それが少しだけ
物足りない。
:06/11/04 08:59 :V703SH :QJrKc6o.
#53 [主]
「唯ちょっとお腹空いたかなぁ」
「おし!んじゃ飯行くか♪」
嬉しそうな横顔で
アクセルを踏む。
あたしはこの人も
失いたくない。
愛してくれる人を
全員手放したくない。
傷付けるって
ちゃんとわかってるよ?
:06/11/04 09:03 :V703SH :QJrKc6o.
#54 [主]
でも結局あたしは
自分に甘いからね。
独りは寂しいじゃんって
全ての事をごまかして過ごしてる。
「唯ちゃん昨日の夜何してた〜?」
ギクッ
「長風呂したの〜そしたらのぼせて…そのまま寝ちゃッてた☆」
:06/11/04 09:06 :V703SH :QJrKc6o.
#55 [主]
「そーなんだ大丈夫だった?
メール返事ないから心配したよ〜」
あ-2、3回バイブ鳴ってたな。
雅樹とキスしてた時。
「ごめんね…
和ちゃんは何してた?」
何もなかった顔で
平気で嘘を付く。
いつからかな。
こんな人間になっちゃったのは。
:06/11/04 09:10 :V703SH :QJrKc6o.
#56 [主]
「俺はテレビ見て〜
唯ちゃんの事考えて〜
寝た♪」
考えてくれるのは嬉しいけど
唯ちゃん違う男と
えっちしてましたよ。
「そっかぁ笑」
車がファミレスに到着して
軽くご飯。
残したのは和也が全部食べてくれた。
:06/11/04 09:23 :V703SH :QJrKc6o.
#57 [主]
それから大きいショッピングモールに行って
買い物。
黒のニットセ-タ-と
ピンクリボンに黒レ-ス付いてるえろかわポーチ買った♪
和也はいつも一緒に見て回ってくれる。
唯は可愛いからなんでも似合うなって
言ってくれる。
優しいけど
やっぱ刺激がない。
:06/11/04 09:27 :V703SH :QJrKc6o.
#58 [主]
夕方からは映画。
ありふれた
カップルのデ-トコ-ス。
チケットを買う為に列に並ぶと
和也が小声で言う。
「皆ひでー顔してるね(笑」
あたし以外には毒舌。
「んな事言ッちゃダメ〜」
頭を軽くくしゃってすると
和也は決まって嬉しそうに笑う。
:06/11/04 09:31 :V703SH :QJrKc6o.
#59 [主]
優しいな。
可愛いな。
いつも思うよ。
大事だとも思う。
でもなんだろ-ね。
言葉って嘘っぽいんだよ。
裏切られたりして
もう信じ切れない
寂しい人間になっちゃった。
和也、こんな女でごめんね。
:06/11/04 09:33 :V703SH :QJrKc6o.
#60 [主]
映画館に入り座る。
「人少なくね?笑」
「だっても-これ古いし!」
「あ〜そかそか」
周りにはポツポツと人やカップルがいる。
館内が暗くなって
映画が始まった。
:06/11/04 09:37 :V703SH :QJrKc6o.
#61 [主]
今日観る映画は
あたしが大好きな純愛系♪
純愛してないけど。
真剣に観てると
和也の手が太ももに触った。
和也を見ても
視線はスクリーン。
でも手は動いて
太ももを撫でる様に触ってきた。
「…和ちゃン…?」
「シー…」
人差し指を唇に持ってきた瞬間
キスされた。
:06/11/04 10:01 :V703SH :QJrKc6o.
#62 [主]
まぢで?!
って思った。
だって和也はM男だし
強引になんて
絶対ならない。
ましてや外…てか映画館で手出すなんて
ありえない。
「ん…んッ」
しかも激しいし。
濡れちゃう。
:06/11/04 10:04 :V703SH :QJrKc6o.
#63 [主]
「唯…声出すとバレるから…」
席は割りと端っこで。
周りに人はいないけど
全くいない訳じゃない。
「だって…和ちゃ…」
今日の和也はおかしい。
あたしの服装はミニスカにニーハイだったから
肌が出てる太もものとこを
舐めるみたいに触る。
:06/11/04 10:08 :V703SH :QJrKc6o.
#64 [主]
「ん…ハァ…」
も-グチョグチョ
自分でも解るくらい
濡れてる。
だって和也が強引なんだもん。
「和ちャ…どーした…の?」
息が荒くなる。
和也はあたしの巻き髪を後ろにやって
首筋に強くキスをした。
:06/11/04 10:13 :V703SH :QJrKc6o.
#65 [主]
「ぁ…ッや…」
一部分を舐め回す。
「んッ…ちょッ…なに」
「誰に付けられた…?」
身体がビクッてなった。耳元でしゃべんないで。
「ハァハァ…え…?」
「このキスマーク」
:06/11/04 10:16 :V703SH :QJrKc6o.
#66 [あ]
ずっと読んでます :06/11/04 10:30 :N902i :/6fM4.o6
#67 [みゅき]
唯チャンの気持ち分かるからスゴィ好き
:06/11/04 12:56 :SH901iS :23q/rTN.
#68 [みゅー]
なんかときたま笑える〜
楽しぃょ!
:06/11/04 17:36 :W21CA :jCyJdH0E
#69 [主]
感想ありがとうございます☆とッても嬉しいです♪
:06/11/04 20:41 :V703SH :QJrKc6o.
#70 [主]
やば…
昨日だ。
キスマ-ク付けられてる事も気付かないくらい
昨日わ乱れてたんだなぁ。
…じャなくて。
どうしよう。
和也の手がスカ-トに入ってきて
下着の上から指で優しく撫でられる。
「んん…ッ」
:06/11/04 20:44 :V703SH :QJrKc6o.
#71 [主]
「何濡らしてんだよ」
…えぇ?
ほんとに和也?
Sじゃんッ
「だッ…て…和ちゃんが…」
「俺が何?」
「触るん…だもん」
あたしは基本Mだから
強引なのには
かなり弱い。
:06/11/04 20:47 :V703SH :QJrKc6o.
#72 [主]
「他の奴にも触らせたの?」
低くて
冷たい声。
耳元で
突き刺さるみたい。
やだ。
嫌いにならないで。
「唯は…ッ和ちゃんだけ…」
「絶対?」
「ん…ぜ…ッたい」
それ以上
和也は何も聞いて来なかった。
指を3本入れて
中を掻き回された。
:06/11/04 20:52 :V703SH :QJrKc6o.
#73 [主]
痛い。
愛がないッて
こんなに違うんだ。
指じゃない
冷たい機械が入ってるみたい。
感じてるフリをして
イッた演技をした。
終わって
映画館を出た。
:06/11/04 20:56 :V703SH :QJrKc6o.
#74 [主]
「も-暗いね〜
唯ちゃん寒くない?」
「え、うん
大丈夫…」
いつもの和也だ。
駐車場に着いて
車に乗った。
沈黙が
なんか怖い。
:06/11/04 20:59 :V703SH :QJrKc6o.
#75 [主]
「俺さーお前の事好きだよ」
静かな空気の中に
響いた和也の声。
なんか
こんな事言えるって
すごい。
和也はきっと
あたしが浮気したのも解ってる。
だけどそれでも
「好き」って言葉をくれる。
嬉しいのに
苦しいよ。
:06/11/04 21:02 :V703SH :QJrKc6o.
#76 [主]
「和ちゃん…」
ごめんは
言えない。
言ったらまた
和也を傷付ける。
「唯ちゃん?ど-した?」
「ん?なんでもないよ!」
「よし!じャあ行こか☆」
頭をポンポンッてして
車を発進させた。
ハァ…
自分の汚さに溜め息が出る。
:06/11/04 21:25 :V703SH :QJrKc6o.
#77 [主]
家まで送ってもらって
いつもみたいに
バイバイのキスをした。
「今日はありがと」
「ん。あったかくして寝ろよ?」
「和ちゃんも気をつけて帰るんだぞ!」
「はーい」
優しい笑顔を見せて
帰ってった。
:06/11/04 21:32 :V703SH :QJrKc6o.
#78 [主]
誰もいない
家。
あたしんちは
お母さんがいないから。
お父さんは夜勤でいないし。
寂しいって気持ちが
いつまでも無くならない。
もう子供じゃないのにな。
:06/11/04 21:42 :V703SH :QJrKc6o.
#79 [主]
ブ-ブ-
あ、電話だ。
画面には
「雅樹」
の名前。
ハァ…
タイミングいいな。
でも和也の温もりが
唇にまだ残ってるから
今夜は独りで
寝るよ。
:06/11/04 21:46 :V703SH :QJrKc6o.
#80 [主]
シャワ-を浴びて
部屋に戻ると
メールが3件。
ピッ
雅樹『唯ちゃ-ん(>_<)何してる?逢いたいよー!』
和也『ただいま!家着いたよ☆唯ちゃん今日もありがとね(^3^)/chu☆』
…二人はなんか似てる(笑)
あと1件誰だろ?
:06/11/04 21:58 :V703SH :QJrKc6o.
#81 [我輩は匿名である]
:06/11/05 00:43 :N901iS :Huwx68V2
#82 [猫]
:06/11/05 01:21 :P901iTV :GtCVH7eo
#83 [しいな]
続きみたあ-L1
:06/11/05 09:59 :SH901iS :sxVsfWsA
#84 [主]
うわぁ応援嬉しいです☆ちょっと書きます☆
:06/11/05 11:23 :V703SH :yl6a8Fk.
#85 [主]
ピッ
「…」
髪を拭いてた手が止まった。
『ユイハヤクセックスシヨウヨ』
…
知らないアドレス。
でも…ユイってあたしの名前…。
何?誰?いたずら?
:06/11/05 11:25 :V703SH :yl6a8Fk.
#86 [主]
気持ち悪い…。
とりあえず部屋のカーテンを隙間なく締めて
玄関の鍵も確認しに行った。
あたし…
なんかした?
してないよ。
だって誰とでもヤル訳じゃないもん。
やだ怖い。
:06/11/05 11:28 :V703SH :yl6a8Fk.
#87 [主]
携帯を見た。
和也は家が遠い。
車でも40分以上かかる。
雅樹の名前を
画面に出した。
プルルル…
すぐに聞こえた
優しい声。
「唯ちゃん!?♪今どこよー?」
「まさきぃ…」
「んを!!どーした!?なんかあった?!行くわ!!どこ!?」
「おうち…」
:06/11/05 11:33 :V703SH :yl6a8Fk.
#88 [まちこ]
あげイ
:06/11/05 11:38 :W41CA :X5WmAMrw
#89 [主]
「家な?待っとけよ!?すぐ出るから!」
電話越しにガチャガチャって音がした。
急いで車の鍵探してくれてる。
「ごめんね」
「はー?いいって!俺唯ちゃんに逢いてぇし!」
お礼を言って一旦電話を切った。
:06/11/05 11:38 :V703SH :yl6a8Fk.
#90 [主]
心当たりは全くない。
どうしよう。
…あ、とりあえず雅樹に会うしお化粧しなきゃ☆
あたしはお化粧が早いのでパッパと完成。
10分経って
雅樹から着いたよのメール。
ロングカ-デを羽織って家を出た。
:06/11/05 11:50 :V703SH :yl6a8Fk.
#91 [主]
車から出て待っててくれた。
「唯ちゃん!大丈夫?」
駆け寄ってきて顔を覗き込んだ。
「こあいよー!」
弱い子ぶってる訳じゃないよ?
本気で怖いんだもん。
雅樹はあたしをよしよしして、肩を抱いて助手席に乗せてくれた。
:06/11/05 11:54 :V703SH :yl6a8Fk.
#92 [主]
バタンッ
雅樹も運転席に乗り込んだ。
「やべーシャンプ-の匂いするしッ♪」
おい。
ちょッと。
「唯が怖いってゆってるのにぃ!」
「あ-ッごめんごめん!
何があったん?」
「…これ見て?」
例のメ-ルを開き雅樹に見せた。
:06/11/05 12:01 :V703SH :yl6a8Fk.
#93 [ようこ]
頑張って
:06/11/05 12:18 :SH902iS :ciY/TfN6
#94 [主]
ようこサンありがとォ☆
−「何これ。…誰?」
「わかんない。だから怖いんだよぉ」
「返信した?」
あ。そんな事考えもしなかった。
あたしは首を横に振った。
「返信していい?」
不安だったけど
何か分かれば、と思い頷いた。
:06/11/05 12:29 :V703SH :yl6a8Fk.
#95 [主]
『誰ですか?』
雅樹が打った内容はそれだけ。
刺激しないように
敬語使ってみたらしい。
ピッ 送信
−すぐに携帯が震えた。
メ-ルだ。
:06/11/05 12:31 :V703SH :yl6a8Fk.
#96 [主]
『キノシタダヨ。
ワスレタナンテ
イワセナイヨ。』
「…木之下…だって。唯ちゃん知り合い?」
心配そうに
雅樹があたしを見る。
その名前に
鳥肌が立った。
木之下は同じ高校の
2個上の先輩。
あたしの処女を
レイプで奪った男。
:06/11/05 12:36 :V703SH :yl6a8Fk.
#97 [主]
「ゆ-い-ちゃん?」
「ぅッ?あ、ハイ。
大丈夫です。」
「ははッ今おもっきり飛んでたね〜」
「飛んでたぁ」
「可愛いなぁ。笑
で、知ってる奴なん?」
「んーん。唯知らない!」
:06/11/05 13:25 :V703SH :yl6a8Fk.
#98 [主]
「そかぁ。
じゃあ怖ぇな〜」
雅樹はあたしを抱き寄せながら
自分の携帯をいじり出した。
「俺連れとかに木之下って奴知らないか聞いとくわ」
雅樹はギャル男雑誌に載るくらい有名人。
地元のクラブではかなり顔が広い。
「ありがと。迷惑かけちャッてごめんね?」
:06/11/05 13:28 :V703SH :yl6a8Fk.
#99 [主]
「唯姫の為なら余裕〜♪」
優しく笑いながら携帯を置いて
あたしの顎を指先で上げた。
「ん…」
ゆっくり触れる唇。
あったかくて
柔らかくて
気持ちい。
だんだん激しくなってくる。
あたしを抱き寄せる力も
舌の動きも。
あ-キスだけで濡れちゃう。
:06/11/05 13:32 :V703SH :yl6a8Fk.
#100 [主]
あたしさっきまで
和也の事想ッてたのに。
木之下の事思い出して鳥肌立ッてたのに。
簡単だなぁ。
快感で
全部流れてく。
「んッ…ぁハァ…」
ん?ちょい待ち。
ここ家の前じゃん!
ご近所さんに見られる!
:06/11/05 13:37 :V703SH :yl6a8Fk.
#101 [主]
「ま…さき…待ッて…」
両手で拒む。
「…ん…何?」
「ここ…家の前だからダメ…」
「あ-…そだな。笑
よし移動ッ」
雅樹はあたしの手を握ったまま
片手だけで運転してた。
こうゆうの
何気に好き。
:06/11/05 13:40 :V703SH :yl6a8Fk.
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194