冷めた身体
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#170 [主]
冷たい感覚が
全身に走った。

「お願…やめて下さい…ッ」

「すぐ気持ちくなるから」

溜め息混じりに
少し苛立った声を出した。
木之下の目は本当に狂って見えて
恐くてそれ以上抵抗出来なかった。

「…んッあん…あんッもぉ無理!リナ欲しい…」

隣ではヤンキ-先輩が男に跨がってた。

⏰:06/11/12 12:02 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#171 [主]
あたしは呆然。

ぐちゅって音と同時に
本当に男のモノが入ったんだもん。

「ハァん…ッあぁ…ん」

しばらくして先輩の声が
断続的な喘ぎ声に変わって
ビクビクッてしてた。

「ハァハァ…木之下ぁ〜その子にも早く入れてあげたらぁ?」

⏰:06/11/12 12:07 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#172 [主]
え?!
って感じ。

無理だし。

あたしには入る訳ないって思った。

「入れるよ〜あいつら見てたら我慢出来んくなっちゃった〜♪」

「え…ちょッ…」

両膝を上げられた。

なんて格好させるのこの人ッて思った瞬間

一気に激痛。

⏰:06/11/12 12:12 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#173 [主]
普通ゆっくり入れるよね

でもコイツはおかしかった。

いきなり全身の力で腰振ってきた。

「痛ッやだぁ!!」

あれはお互いに全く気持ちがない。
男の快感の為だけのもの。
それ以外何もない。
SEXじゃない。
本当のレイプ。

⏰:06/11/12 12:16 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#174 [主]
あたしは泣いた。

そうすると違う男が顔の上に跨がって
自分のモノをあたしの口に押し込んできた。

「んぐ…ッ」

「俺も気持ちよくしてよ」

苦しいくらい出し入れを繰り返す。

「んんッう…ッんん」

「上手いじゃん」


下では木之下がハァハァ言いながら腰を振る。

痛くて気持ち悪くて
涙が止まらない。

⏰:06/11/12 12:23 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#175 [主]
「ハアハア…あー…イクッ」

木之下と男は
同時に白い液体をあたしの中に吐き出した。

もうなんの気力もなくなって脱力感だけが残った。

それから全員に回された。
女のアソコも舐めさせられた。

最後に女にビンタされて
「よがってんじゃねーよ」って言われた。

もうなんでもよかった。

⏰:06/11/12 12:28 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#176 [主]
写真とか
撮られた訳じゃないけど

あたしは生まれて初めて殴られて
あの女が恐くて

誰にも何も言えなかった。

トラウマにはなったけど
それから男とは普通に付き合ったり
えっちも抵抗ありながらも普通にできた。

だけど変わった。

あの瞬間から
あたしの身体は冷えたまま。

⏰:06/11/12 12:34 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#177 [主]
木之下は高校を卒業して

あたしもお父さんの転勤で今の土地に引っ越したから

もう二度と会うはずないって

もう二度と身体が震える事はないって

そう思ってたのに。


急に現れた。

あたしの温もりを奪った男。
 

⏰:06/11/12 12:39 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#178 [主]
「お前やっぱいい女だなぁ〜♪」

しゃべり方も同じ。

癒えた気がしてた傷が
生々しく痛んだ。


〜♪〜♪〜

肩からかけたバックから
携帯があたしを呼んだ。


直感で
和也だと思った。

急いで通話ボタンを押す。

⏰:06/11/12 23:25 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#179 [主]
『あ、今大丈夫?』

聞こえて来た声は
低いんだけど優しい

雅樹の声だった。


「う、うん大丈夫!ど-したの?」

木之下がジッと見てる。

あたしは動揺を隠した。

でも雅樹は気付いちャうんだ。

『唯ちゃんなんかあった?あッ彼氏と一緒?』

⏰:06/11/12 23:36 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


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