冷めた身体
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#61 [主]
今日観る映画は
あたしが大好きな純愛系♪

純愛してないけど。


真剣に観てると
和也の手が太ももに触った。

和也を見ても
視線はスクリーン。

でも手は動いて
太ももを撫でる様に触ってきた。

「…和ちゃン…?」

「シー…」

人差し指を唇に持ってきた瞬間
キスされた。

⏰:06/11/04 10:01 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#62 [主]
まぢで?!
って思った。

だって和也はM男だし

強引になんて
絶対ならない。

ましてや外…てか映画館で手出すなんて
ありえない。


「ん…んッ」

しかも激しいし。

濡れちゃう。

⏰:06/11/04 10:04 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#63 [主]
「唯…声出すとバレるから…」

席は割りと端っこで。
周りに人はいないけど
全くいない訳じゃない。


「だって…和ちゃ…」

今日の和也はおかしい。

あたしの服装はミニスカにニーハイだったから
肌が出てる太もものとこを
舐めるみたいに触る。

⏰:06/11/04 10:08 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#64 [主]
「ん…ハァ…」

も-グチョグチョ
自分でも解るくらい
濡れてる。

だって和也が強引なんだもん。

「和ちャ…どーした…の?」

息が荒くなる。

和也はあたしの巻き髪を後ろにやって
首筋に強くキスをした。

⏰:06/11/04 10:13 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#65 [主]
「ぁ…ッや…」

一部分を舐め回す。

「んッ…ちょッ…なに」

「誰に付けられた…?」
身体がビクッてなった。耳元でしゃべんないで。

「ハァハァ…え…?」

「このキスマーク」
 

⏰:06/11/04 10:16 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#66 [あ]
ずっと読んでます

⏰:06/11/04 10:30 📱:N902i 🆔:/6fM4.o6


#67 [みゅき]
唯チャンの気持ち分かるからスゴィ好き

⏰:06/11/04 12:56 📱:SH901iS 🆔:23q/rTN.


#68 [みゅー]
なんかときたま笑える〜

楽しぃょ!

⏰:06/11/04 17:36 📱:W21CA 🆔:jCyJdH0E


#69 [主]
感想ありがとうございます☆とッても嬉しいです♪

⏰:06/11/04 20:41 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#70 [主]
やば…
昨日だ。

キスマ-ク付けられてる事も気付かないくらい
昨日わ乱れてたんだなぁ。


…じャなくて。

どうしよう。


和也の手がスカ-トに入ってきて
下着の上から指で優しく撫でられる。

「んん…ッ」

⏰:06/11/04 20:44 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#71 [主]
「何濡らしてんだよ」

…えぇ?
ほんとに和也?

Sじゃんッ


「だッ…て…和ちゃんが…」

「俺が何?」

「触るん…だもん」

あたしは基本Mだから
強引なのには
かなり弱い。

⏰:06/11/04 20:47 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#72 [主]
「他の奴にも触らせたの?」

低くて
冷たい声。

耳元で
突き刺さるみたい。

やだ。
嫌いにならないで。

「唯は…ッ和ちゃんだけ…」

「絶対?」

「ん…ぜ…ッたい」

それ以上
和也は何も聞いて来なかった。

指を3本入れて
中を掻き回された。

⏰:06/11/04 20:52 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#73 [主]
痛い。

愛がないッて
こんなに違うんだ。

指じゃない
冷たい機械が入ってるみたい。


感じてるフリをして
イッた演技をした。

終わって
映画館を出た。

⏰:06/11/04 20:56 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#74 [主]
「も-暗いね〜
唯ちゃん寒くない?」

「え、うん
大丈夫…」

いつもの和也だ。

駐車場に着いて
車に乗った。

沈黙が
なんか怖い。

⏰:06/11/04 20:59 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#75 [主]
「俺さーお前の事好きだよ」


静かな空気の中に
響いた和也の声。

なんか
こんな事言えるって
すごい。

和也はきっと
あたしが浮気したのも解ってる。

だけどそれでも
「好き」って言葉をくれる。


嬉しいのに
苦しいよ。

⏰:06/11/04 21:02 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#76 [主]
「和ちゃん…」

ごめんは
言えない。
言ったらまた
和也を傷付ける。

「唯ちゃん?ど-した?」

「ん?なんでもないよ!」

「よし!じャあ行こか☆」

頭をポンポンッてして
車を発進させた。

ハァ…
自分の汚さに溜め息が出る。

⏰:06/11/04 21:25 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#77 [主]
家まで送ってもらって

いつもみたいに
バイバイのキスをした。

「今日はありがと」

「ん。あったかくして寝ろよ?」

「和ちゃんも気をつけて帰るんだぞ!」

「はーい」

優しい笑顔を見せて
帰ってった。

⏰:06/11/04 21:32 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#78 [主]
誰もいない
家。

あたしんちは
お母さんがいないから。
お父さんは夜勤でいないし。

寂しいって気持ちが
いつまでも無くならない。

もう子供じゃないのにな。

⏰:06/11/04 21:42 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#79 [主]
ブ-ブ-

あ、電話だ。

画面には
「雅樹」
の名前。

ハァ…
タイミングいいな。

でも和也の温もりが
唇にまだ残ってるから

今夜は独りで
寝るよ。

⏰:06/11/04 21:46 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#80 [主]
シャワ-を浴びて
部屋に戻ると

メールが3件。

ピッ

雅樹『唯ちゃ-ん(>_<)何してる?逢いたいよー!』

和也『ただいま!家着いたよ☆唯ちゃん今日もありがとね(^3^)/chu☆』


…二人はなんか似てる(笑)

あと1件誰だろ?

⏰:06/11/04 21:58 📱:V703SH 🆔:QJrKc6o.


#81 [我輩は匿名である]
この小説すーき
頑張って下さぃ

⏰:06/11/05 00:43 📱:N901iS 🆔:Huwx68V2


#82 [猫]
マジ応援

⏰:06/11/05 01:21 📱:P901iTV 🆔:GtCVH7eo


#83 [しいな]
続きみたあ-L1

⏰:06/11/05 09:59 📱:SH901iS 🆔:sxVsfWsA


#84 [主]
うわぁ応援嬉しいです☆ちょっと書きます☆

⏰:06/11/05 11:23 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#85 [主]
ピッ

「…」

髪を拭いてた手が止まった。


『ユイハヤクセックスシヨウヨ』



知らないアドレス。

でも…ユイってあたしの名前…。

何?誰?いたずら?
 

⏰:06/11/05 11:25 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#86 [主]
気持ち悪い…。

とりあえず部屋のカーテンを隙間なく締めて
玄関の鍵も確認しに行った。


あたし…
なんかした?

してないよ。

だって誰とでもヤル訳じゃないもん。

やだ怖い。

⏰:06/11/05 11:28 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#87 [主]
携帯を見た。

和也は家が遠い。
車でも40分以上かかる。

雅樹の名前を
画面に出した。

プルルル…

すぐに聞こえた
優しい声。

「唯ちゃん!?♪今どこよー?」

「まさきぃ…」

「んを!!どーした!?なんかあった?!行くわ!!どこ!?」

「おうち…」

⏰:06/11/05 11:33 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#88 [まちこ]
あげイ

⏰:06/11/05 11:38 📱:W41CA 🆔:X5WmAMrw


#89 [主]
「家な?待っとけよ!?すぐ出るから!」

電話越しにガチャガチャって音がした。
急いで車の鍵探してくれてる。

「ごめんね」

「はー?いいって!俺唯ちゃんに逢いてぇし!」

お礼を言って一旦電話を切った。

⏰:06/11/05 11:38 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#90 [主]
心当たりは全くない。

どうしよう。


…あ、とりあえず雅樹に会うしお化粧しなきゃ☆

あたしはお化粧が早いのでパッパと完成。

10分経って
雅樹から着いたよのメール。

ロングカ-デを羽織って家を出た。

⏰:06/11/05 11:50 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#91 [主]
車から出て待っててくれた。

「唯ちゃん!大丈夫?」

駆け寄ってきて顔を覗き込んだ。

「こあいよー!」

弱い子ぶってる訳じゃないよ?
本気で怖いんだもん。

雅樹はあたしをよしよしして、肩を抱いて助手席に乗せてくれた。

⏰:06/11/05 11:54 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#92 [主]
バタンッ

雅樹も運転席に乗り込んだ。

「やべーシャンプ-の匂いするしッ♪」

おい。
ちょッと。

「唯が怖いってゆってるのにぃ!」

「あ-ッごめんごめん!
何があったん?」

「…これ見て?」

例のメ-ルを開き雅樹に見せた。

⏰:06/11/05 12:01 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#93 [ようこ]
頑張って

⏰:06/11/05 12:18 📱:SH902iS 🆔:ciY/TfN6


#94 [主]
ようこサンありがとォ☆


−「何これ。…誰?」

「わかんない。だから怖いんだよぉ」

「返信した?」

あ。そんな事考えもしなかった。

あたしは首を横に振った。

「返信していい?」

不安だったけど
何か分かれば、と思い頷いた。

⏰:06/11/05 12:29 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#95 [主]
『誰ですか?』

雅樹が打った内容はそれだけ。

刺激しないように
敬語使ってみたらしい。

ピッ 送信


−すぐに携帯が震えた。
メ-ルだ。
 

⏰:06/11/05 12:31 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#96 [主]
『キノシタダヨ。
 ワスレタナンテ
 イワセナイヨ。』

「…木之下…だって。唯ちゃん知り合い?」

心配そうに
雅樹があたしを見る。

その名前に
鳥肌が立った。


木之下は同じ高校の
2個上の先輩。

あたしの処女を

レイプで奪った男。
 

⏰:06/11/05 12:36 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#97 [主]
「ゆ-い-ちゃん?」

「ぅッ?あ、ハイ。
大丈夫です。」

「ははッ今おもっきり飛んでたね〜」

「飛んでたぁ」

「可愛いなぁ。笑
で、知ってる奴なん?」

「んーん。唯知らない!」
 

⏰:06/11/05 13:25 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#98 [主]
「そかぁ。
じゃあ怖ぇな〜」

雅樹はあたしを抱き寄せながら
自分の携帯をいじり出した。

「俺連れとかに木之下って奴知らないか聞いとくわ」


雅樹はギャル男雑誌に載るくらい有名人。
地元のクラブではかなり顔が広い。

「ありがと。迷惑かけちャッてごめんね?」

⏰:06/11/05 13:28 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#99 [主]
「唯姫の為なら余裕〜♪」

優しく笑いながら携帯を置いて
あたしの顎を指先で上げた。

「ん…」

ゆっくり触れる唇。

あったかくて
柔らかくて
気持ちい。

だんだん激しくなってくる。

あたしを抱き寄せる力も
舌の動きも。

あ-キスだけで濡れちゃう。

⏰:06/11/05 13:32 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#100 [主]
あたしさっきまで
和也の事想ッてたのに。
木之下の事思い出して鳥肌立ッてたのに。


簡単だなぁ。

快感で
全部流れてく。


「んッ…ぁハァ…」



ん?ちょい待ち。

ここ家の前じゃん!
ご近所さんに見られる!

⏰:06/11/05 13:37 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


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