バトルロワイヤルの世界を借りた物語
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#63 [高]
軍人が眉間にしわをよせ、イラッとした顔をする。
「余計なことは言わなくていい!時間がないんだ。お前が決めろ!」
:06/11/23 23:30
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:☆☆☆
#64 [高]
軍人の低くて大きな声にクラス全員が驚く。いや、恐がるという表現が正しいか。
:06/11/23 23:35
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:☆☆☆
#65 [高]
雪も少し驚いた様子ですぐに返事をする。
「……わかりました。すみません。それなら7番がいいです。」
:06/11/23 23:41
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:☆☆☆
#66 [高]
……7番
仁はこの数字を聞いた時、昔を思い出した。
:06/11/23 23:46
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:☆☆☆
#67 [高]
仁は小、中学校と野球をしていた。
ショートで4番。野球を始めて1年後の小学4年からそれは仁の定位置となっていた。
背番号は7番。これは中学になってからついたもの。
仁は背番号なんてどうでもよかったが、当時野球部のマネージャーをしていた雪が、仁は7番が似合う。と言ってなかば強制的につけられた。
:06/11/24 00:02
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#68 [高]
7番は嫌いではなかった。
小、中学校の出席番号も7番。
吸っているタバコもセブンスター。この国で手に入れるのはとても困難だが。
:06/11/24 00:13
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#69 [高]
そんな事をふと思い出してしまった。なぜだろう。今のこの、デタラメな状況から逃げたかったからだろうか。
:06/11/24 00:18
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#70 [高]
クソッたれ!逃げられるものなら本当に逃げ出したい。
:06/11/24 00:45
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#71 [高]
そう思っている仁の耳に軍人のあの低い声が入ってきた。
「よし。7番だな。武器はあとから教室へ持っていくからな。」
「それでは俺について来い。絶対に列を乱すなよ。それと、絶対にしゃべらないように。」
:06/11/24 00:54
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#72 [高]
そう言うと、軍人は玄関の方へと歩き始めた。
クラスの列がその軍人について歩き始める。
:06/11/24 01:02
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