-三年-*期限付きの彼*
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#126 [しほン]

春理『でも見てみると意外に
おもしろかったりする小説.
いっぱいあるよ!!』

相原のとなりで
棚を見上げた春理が言った。


⏰:06/12/19 00:36 📱:F902iS 🆔:☆☆☆


#127 [しほン]


―ドンッ――

『あ.すみません。』

小さい子供を抱っこした
父親が春理にぶつかった。

春理『あ―….いえ。』


⏰:06/12/19 00:38 📱:F902iS 🆔:☆☆☆


#128 [しほン]

その男性は
頭を軽く下げ
行ってしまった。

春理は
その人が見えなくなるまで
目で追っていた。


⏰:06/12/19 00:39 📱:F902iS 🆔:☆☆☆


#129 [しほン]

相原『松浦―…??
どーした??』

相原の言葉で
我に返った。

春理『あ.うぅん。

ただ優しそうなお父さんだなーッて。』


⏰:06/12/19 00:41 📱:F902iS 🆔:☆☆☆


#130 [しほン]



きっとあの小さい子供は
父親がいることを
【当たり前】だと
思い生きていくんだろうな―…。


大切なものはなくなってからじゃなきゃ
わかんない。

でも私の場合は違った。

最初からいなかった―…。

⏰:06/12/19 00:43 📱:F902iS 🆔:☆☆☆


#131 [しほン]

相原『松浦も帰ったら
いっぱい甘えればいいじゃん。』

相原は知らない。
春理に父親がいないことを。


春理『―………うん。』


⏰:06/12/19 00:45 📱:F902iS 🆔:☆☆☆


#132 [しほン]



甘えたくても
【いない】んだもん。

帰っても
【いない】んだもん。


⏰:06/12/19 00:46 📱:F902iS 🆔:☆☆☆


#133 [しほン]

甘えたい。

だれに―……??

会ったこともない
パパに―……??


会いたい。

絶対
無理。

⏰:06/12/19 00:47 📱:F902iS 🆔:☆☆☆


#134 [しほン]

私は知らない。
パパの声
パパの性格
パパのしぐさ
パパの好物


知らないことだらけ
なんだよ。



⏰:06/12/19 00:50 📱:F902iS 🆔:☆☆☆


#135 [しほン]

いったン落ちます
感想くださいッ

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1425/

⏰:06/12/19 00:55 📱:F902iS 🆔:☆☆☆


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