-三年-*期限付きの彼*

#35 [しほン]

正直のところ
私は相原の顔を直視
したことが
ぜんぜんない。

なんてゆｰか―…．

男の人がどｰゆう
ものだか
ぜんぜん
わかんない

:06/12/17 00:32 :F902iS :☆☆☆

#36 [しほン]

それは
相原だけじゃない。
ほかの男子も｡

男の先生も
すっごく
苦手｡

:06/12/17 00:33 :F902iS :☆☆☆

#37 [しほン]

相原『春理ｯて名前さｰ．
珍しくね??
てゆｰか．どんな意味があんの??』

帰り道
急に相原が言ってきた。
春理『―…わかんない｡

でもパパがつけてくれたから｡
それだけでいい｡』

:06/12/17 00:43 :F902iS :☆☆☆

#38 [しほン]

そｰ言う春理の顔は
どこか寂しげで
嬉しそうでもあった。

相原『そｯかｰ☆でも
似合ってんじゃん｡
良かったな!!』

:06/12/17 00:45 :F902iS :☆☆☆

#39 [しほン]

昔
同じことを聞かれたことがあった｡

春理は
『わからないけど
パパがつけてくれたんだ』
ｯて答えた。

そしたらみんなは

【可哀想】だとか
春理をばかにするような
ことを言ってきた

:06/12/17 00:48 :F902iS :☆☆☆

#40 [しほン]

相原『どｰした??』

ボｰｯとしていた春理に
相原が声をかけた。

春理『んｰん．なんでもない。』

:06/12/17 00:50 :F902iS :☆☆☆

#41 [しほン]

相原『じゃｰ
また明日な☆』

相原に軽く手をふる。

そして
また
歩き始める。

:06/12/17 00:51 :F902iS :☆☆☆

#42 [しほン]

春理『ただいまｰｯ』
まゆり『おかえりｯ｡』

決まってママは
私が帰る頃には
いつも家にいる｡

仕事が忙しいのに―…。
私は遠慮したことがある。
そしたらママは
【ママは一人が
イヤだから―…。
春理も一人にさせたくないの｡】
ってゆった

:06/12/17 00:53 :F902iS :☆☆☆

#43 [しほン]

ママは強い｡
私がいじめにあったとき
いじめっ子たちの家まで
怒鳴り込みに行った。
『私の娘に手をだすとは
何様だｰ!!』ｯて｡

ママは強い。

:06/12/17 00:55 :F902iS :☆☆☆

#44 [しほン]

弱音を吐いたところも
見たことが
ない｡
ママの涙をみたことも
見たことがない｡

でも

決まって
七月四日には
悲しい目をしてる

:06/12/17 00:56 :F902iS :☆☆☆

C-BoX E194.194