-三年-*期限付きの彼*
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#101 [しほン]
しょうがなく
人混みをかきわけて歩いていた。
どこにも相原の姿は
見あたらない。
:06/12/18 03:18 :F902iS :☆☆☆
#102 [しほン]
涙がでてきた。
なんでいッつも
相原といると
意地張っちゃうんだろ―……。
もっと頼れば
良かったのに。
離れるんじゃ
なかった。
:06/12/18 03:20 :F902iS :☆☆☆
#103 [しほン]
その瞬間―……
―グイッ――
誰かが後ろから
春理のうでを
つかんだ
春理『?!』
:06/12/18 03:21 :F902iS :☆☆☆
#104 [しほン]
『―…ッ.勝手にいなくなんなよなι
マジ焦ッから―……』
相原だ。
うっすらと汗をかいてる。
もう冬なのに―…
:06/12/18 03:23 :F902iS :☆☆☆
#105 [しほン]
春理は涙をおさえられなくなった。
春理『―…ッ。ごめ…な―…ッい』
人混みの中から
探し出してくれた。
迷わず腕を
つかんでくれた。
それだけなのに
すっごく
嬉しかった
:06/12/18 03:24 :F902iS :☆☆☆
#106 [しほン]
相原は困っている様子。
相原『えッ!?何何?!ι
俺.なんかしちゃった!?
寂しかったの??』
春理は頷いた。
これが
初めての
相原に対する
素直だった
:06/12/18 03:27 :F902iS :☆☆☆
#107 [しほン]
相原は
嬉しそうに微笑んだ。
なんで笑ってんの―…
人が泣いてんのに―…。
春理はまだ
気づかない。
:06/12/18 03:28 :F902iS :☆☆☆
#108 [しほン]
とりあえず
二人は人混みから抜け出し
ベンチに座った。
相原『落ち着いた??』
春理は頷く。
:06/12/18 03:29 :F902iS :☆☆☆
#109 [しほン]
相原が立ち上がり
春理に手をさしのべた。
春理『―…??』
相原『今度は迷子になんねーように。』
手をつなぐッてゆうこと―…??
:06/12/18 03:31 :F902iS :☆☆☆
#110 [しほン]
春理は黙って相原の手を
みつめた。
相原『え??俺.そんな不潔な奴じゃ
ねーよ??笑』
春理『―…違うのッ。
その―………』
春理が言葉をつめらせていると―…
相原『ん―…??』
:06/12/18 03:33 :F902iS :☆☆☆
#111 [しほン]
春理『私.男の人と手.
つないだこと
ないから―…ッ〃』
二人の間に無言が
続く。
相原『―…そっか。
じゃー.服のそで
つかんでなよ。』
:06/12/18 03:35 :F902iS :☆☆☆
#112 [しほン]
春理『え??』
相原『え??ッて?
無理しなくても
よくない??
さ.行こう??』
春理『―…うん〃』
:06/12/18 03:37 :F902iS :☆☆☆
#113 [しほン]
春理は顔を真っ赤にしながら
相原の服のそでを
ぎこちなく
つかんだ。
相原『じゃー行くか!
手.離すなよ。』
:06/12/18 03:39 :F902iS :☆☆☆
#114 [しほン]
笑わなかった。
本当のこと言っても
笑わなかった。
なんでそんなに
優しいんだろう。
:06/12/18 03:40 :F902iS :☆☆☆
#115 [しほン]
:06/12/18 03:41 :F902iS :☆☆☆
#116 [しほン]
更新します
:06/12/19 00:15 :F902iS :☆☆☆
#117 [しほン]
+。゚携帯をかえることになるカも
しンないのでオーダーとリけしました
だカらじゃン
カきしてくださいねッ
:06/12/19 00:16 :F902iS :☆☆☆
#118 [しほン]
あ.てゆーか
みなさン
カき
できますか??
:06/12/19 00:17 :F902iS :☆☆☆
#119 [しほン]
『俺.席とってくるから
ちょっとココで待ってろよ。
あ.また迷子になんなよなー』
相原は春理を残し
行ってしまった。
:06/12/19 00:19 :F902iS :☆☆☆
#120 [しほン]
これッて
デートッてゆーのかな―…??
周りから見たら
私たち.どんな風に
うつっているのかな―……??
―…ッて
私なに考えてんだろ!!汗
:06/12/19 00:20 :F902iS :☆☆☆
#121 [しほン]
相原が戻ってきた。
相原『昼過ぎからのしか
とれなかったから
それまで遊んでよーぜ。』
:06/12/19 00:21 :F902iS :☆☆☆
#122 [しほン]
春理『うん。』
相原『じゃー.ドコ行きてぇ??』
意外―…。
男の人ッて
自分の意見を通すもの
だと勘違いしてた。
:06/12/19 00:23 :F902iS :☆☆☆
#123 [しほン]
春理『え―….
―…本屋さん。』
普通なら
買い物とかゲームセンターとか
だったかな―…??汗
私.選択肢
間違えた?!涙
:06/12/19 00:24 :F902iS :☆☆☆
#124 [しほン]
相原『おッけ。じゃ行こ』
春理はそっと
相原の服のそでを
つまんだ。
相原『―……〃』
:06/12/19 00:33 :F902iS :☆☆☆
#125 [しほン]
相原『うわぁー―…
難しそうなタイトルばッかだなー』
小説がズラッと置いてある棚を
見上げて相原が言った。
:06/12/19 00:35 :F902iS :☆☆☆
#126 [しほン]
春理『でも見てみると意外に
おもしろかったりする小説.
いっぱいあるよ!!』
相原のとなりで
棚を見上げた春理が言った。
:06/12/19 00:36 :F902iS :☆☆☆
#127 [しほン]
―ドンッ――
『あ.すみません。』
小さい子供を抱っこした
父親が春理にぶつかった。
春理『あ―….いえ。』
:06/12/19 00:38 :F902iS :☆☆☆
#128 [しほン]
その男性は
頭を軽く下げ
行ってしまった。
春理は
その人が見えなくなるまで
目で追っていた。
:06/12/19 00:39 :F902iS :☆☆☆
#129 [しほン]
相原『松浦―…??
どーした??』
相原の言葉で
我に返った。
春理『あ.うぅん。
ただ優しそうなお父さんだなーッて。』
:06/12/19 00:41 :F902iS :☆☆☆
#130 [しほン]
きっとあの小さい子供は
父親がいることを
【当たり前】だと
思い生きていくんだろうな―…。
大切なものはなくなってからじゃなきゃ
わかんない。
でも私の場合は違った。
最初からいなかった―…。
:06/12/19 00:43 :F902iS :☆☆☆
#131 [しほン]
相原『松浦も帰ったら
いっぱい甘えればいいじゃん。』
相原は知らない。
春理に父親がいないことを。
春理『―………うん。』
:06/12/19 00:45 :F902iS :☆☆☆
#132 [しほン]
甘えたくても
【いない】んだもん。
帰っても
【いない】んだもん。
:06/12/19 00:46 :F902iS :☆☆☆
#133 [しほン]
甘えたい。
だれに―……??
会ったこともない
パパに―……??
会いたい。
絶対
無理。
:06/12/19 00:47 :F902iS :☆☆☆
#134 [しほン]
私は知らない。
パパの声
パパの性格
パパのしぐさ
パパの好物
知らないことだらけ
なんだよ。
:06/12/19 00:50 :F902iS :☆☆☆
#135 [しほン]
:06/12/19 00:55 :F902iS :☆☆☆
#136 [オダギリジョン]
たった今前のやつ読ませてもらいましたぁ
普段なら感想とか書かないけどこの小説読んでなんか伝えたいと思って書きましたぁ
泣きました
すごい才能もってますよねぇ
こんなに優しくて感動できる小説が書けるってことは書いたシホンさんもすごい優しい心の持ち主なんだろぅなぁと思います
続編も読ませてもらいますね
ありがとうございます
:06/12/19 02:06 :P903i :☆☆☆
#137 [しほン]
オダキリジョンさン
初めまして゚。+
コメありがとうございます
読んでくれたんですか??
ありがとうございますッ
私.才能なンてこれッぽッちも
ないですし.ましてや
優しくもないです
でも
ちョッと嬉しいッすね
:06/12/19 02:23 :F902iS :☆☆☆
#138 [リン]
主さん
ほんと感動しました~~
読んだ後すごい彼女を大切にしないとなって思いましたN
続編も楽しみにしてるので頑張って下さいcc
:06/12/19 16:21 :W43S :☆☆☆
#139 [しほン]
リンさン
コメありがとうございます
ぜひ.彼女を大切にして
あげてください☆
これカらも
よろしくです
:06/12/19 19:50 :F902iS :☆☆☆
#140 [まる]
:06/12/19 19:50 :SH901iS :☆☆☆
#141 [しほン]
まるちゃン
コメありがとうッ
おもしろいかなー??照
ありがとうッ
次の更新は
もーちょい遅めに
しますッ
:06/12/19 23:05 :F902iS :☆☆☆
#142 [みいちやむ(∀)]
早く見た〜い
:06/12/20 02:29 :P902i :☆☆☆
#143 [しほン]
:06/12/20 16:12 :F902iS :☆☆☆
#144 [しほン]
相原<あれ―…??俺なんか
まずいこと言ったかな―…???ι
気まずい雰囲気。
:06/12/20 16:13 :F902iS :☆☆☆
#145 [しほン]
春理『私ね―….
お父さんいないんだぁー―…』
春理が小さな声で
言った
:06/12/20 16:15 :F902iS :☆☆☆
#146 [しほン]
相原も予想していなかった言葉。
相原『―…え??』
春理『会ったことないの。
お父さんに。
話したことないの。
お父さんと。
だから
甘えらんないんだぁー―…』
:06/12/20 16:17 :F902iS :☆☆☆
#147 [しほン]
相原『―…………ごめん
無責任なこと言って―…。』
春理は首を横にふった。
春理『誰にも言ってなかったもん。
それに相原がいるしね。』
:06/12/20 16:20 :F902iS :☆☆☆
#148 [しほン]
大胆発言。
相原『―…それ.どーゆう意味??〃』
春理『なんかねー.相原は
“お父さん”みたいなんだー。』
相原『――………涙
そう。』
:06/12/20 16:24 :F902iS :☆☆☆
#149 [しほン]
あれ―…??私.なにか相原を
傷つけるようなこと
言ったかな―…??ι汗
相原『じゃー.松浦は俺の
娘だな!!』
相原は
少しむきになって
言った
:06/12/20 16:34 :F902iS :☆☆☆
#150 [//:みい]
<font size="1">
ずっとみてます
すごく感動します
頑張ってください!
.</FONT>
:06/12/20 17:44 :P701iD :☆☆☆
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