――CHANDAN。
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#200 [ケまっきーx]
  
「満更でも無かった
みたいだけど?
何だっけ.愛ちゃん」
     
「泣いてんぢゃん
お前無理矢理…?」

   
「お前には関係無い
手離せよチビちゃん」

⏰:07/01/29 13:21 📱:W42SA 🆔:hg74VlA6


#201 [ケまっきーx]
   
波は要より小さくて
要は波を見下す形に
なった。


「お前最低だな。」


「そんな最低な奴と
お前はつるんでんだ」

2人は睨みあう。


波は手を離し
愛に駆け寄る。

⏰:07/01/29 13:24 📱:W42SA 🆔:hg74VlA6


#202 [ケまっきーx]
   
「平気…??」
要は愛を包み込む。
    
愛はカタカタ震えていた


「お前本当偽善者」

要は後ろで呟いた。


「誰にでも優しい
のが正しいとは
俺は思えねぇよ。」


「俺が気にくわねぇ
なら直接言えよ。
この子は関係無い」

⏰:07/01/29 13:28 📱:W42SA 🆔:hg74VlA6


#203 [ケまっきーx]
    
「かっこつけんな
バカバカしい。
もういいや。」


要はお手上げの形を
取り階段を降りて行く

「要っ!!!!
…本当意味不明。
愛ちゃん大丈夫?」


愛は泣いていた。


波は愛の背中を
擦り始めた。

⏰:07/01/29 13:31 📱:W42SA 🆔:hg74VlA6


#204 [ケまっきーx]
   
「ごめんね。」

波は愛を見つめた。


「要も本当は
良い奴なんだけど。
どうしたんだろ…」


「…大丈夫です。」


「2人で何でいたの?」

愛は言葉に詰まった

「何か…呼ばれて。」

⏰:07/01/29 13:34 📱:W42SA 🆔:hg74VlA6


#205 [ケまっきーx]
   
「そっか……。
教室行ける…?」


「帰ります……」
   
愛はよろよろと
立ち上がった。


「送る。」
波は愛の肩を支える


「大丈夫ですっ……」

「良いから!
ほっとけないから。」

⏰:07/01/29 14:46 📱:W42SA 🆔:hg74VlA6


#206 [ケまっきーx]
    

「バイク家だから
少し歩くけど…?」


「大丈夫ですっ…
すいませんっ……」

愛と波はゆっくり
学校を後にした。







「やべぇな………。」


窓から2人を見下ろし
要は溜め息をついた。

⏰:07/01/29 14:50 📱:W42SA 🆔:hg74VlA6


#207 [ケまっきーx]
   
「ちょっと待ってて」

波は愛の肩を擦り
玄関に入った。


愛はそわそわしながら
辺りを見回す。


立ち話をしている
近所の人達が
愛をチラチラ見ている

「バイク出すね?」
波はヘルメットを
愛に差し出し
微笑んだ。

⏰:07/01/29 14:53 📱:W42SA 🆔:hg74VlA6


#208 [ケまっきーx]
  
「今日バイト?」
運転中波が
問いかける。


「はいっ…!」
    
「俺もーっ!!!
だるくない?」


愛は苦笑い。


「門限とかある?」


「特に無いですっ…」

波は左に曲がった。

⏰:07/01/29 14:55 📱:W42SA 🆔:hg74VlA6


#209 [ケまっきーx]
   
「あっ!今の右…--」     
「気晴らしに
ドライブ行くべっ!」    
波は笑った。
    
「でもバイト……」


「今日ぐらい
良いぢゃんっ!!?
落ち込んでる時こそ
気晴らし気晴らしっ」

愛は微笑んだ。

⏰:07/01/29 14:58 📱:W42SA 🆔:hg74VlA6


#210 [ケまっきーx]
   
2人は色々な所を
ドライブに行った。


波が笑顔を見て
愛は幸せだった。


波も要がした事に
責任を感じてか
愛を楽しませた。


「うけるねあそこ!」
2人はベンチに座り
暗くなった
空を見上げた。

⏰:07/01/29 15:03 📱:W42SA 🆔:hg74VlA6


#211 [ケまっきーx]
  
「バイト…
大丈夫ですかねっ?」   
愛は心配そうに呟く。

「平気平気っ!
上手く説明したから」   
波は空を見上げた。

耳のピアスが
蛍光灯に反射する。

愛は波の横顔に
見とれてしまった。

⏰:07/01/29 15:10 📱:W42SA 🆔:hg74VlA6


#212 [ケまっきーx]
  
波は視線に気づき
愛のほうを見た。
    
「どうした?」
波は愛に顔を近づける

辺りはカップルばかり
それに気づき
愛はうつ向いた。
    
「先輩…私の事…
嫌いですか…?」


波は目を見開いた。

⏰:07/01/29 15:13 📱:W42SA 🆔:hg74VlA6


#213 [ケまっきーx]
   
「どうして…?」
波は戸惑う。
    
「嫌いな訳無いよ」
     
愛は波を見つめた。
     
「ぢゃあ………
抱き締めても…
良いですか……?」
     
「へっ…?何で?」


愛はギュッと
波を抱きしめた。

⏰:07/01/29 15:16 📱:W42SA 🆔:hg74VlA6


#214 [ケまっきーx]
   
「愛ちゃんっ…?
どうしたの?」
    
「私の事好きぢゃなく
て良いんですっ…
嫌いぢゃないなら…
こうしてて下さい」
    
「俺彼女いるから…
こうゆうのは…--」
   
波の言葉をさえぎる。

「好きなんですっ…
入学した時から…
そのオレンジの髪の毛も
細い眉毛も
鼻ピも拡張したピアスも
…その笑顔もっ…
全部全部好きっ…」

⏰:07/01/29 15:22 📱:W42SA 🆔:hg74VlA6


#215 [ケまっきーx]
   
「誰にでも
優しくするのが
正しいと思わない」
   
要の言葉が
頭の中で繰り返される

あぁ〜…
俺やっちゃった。
優柔不断な態度が
こんな事に……


「先輩は優しいから
自分の気持ち
押し殺してる……」

⏰:07/01/29 16:01 📱:W42SA 🆔:hg74VlA6


#216 [ケまっきーx]
   
「優しくないよ…
何も言えないだけ。」    
「先輩の彼女に
なれなくても良い…
2番目でも良い…
だからっ………」
    
愛の力は強くなった


「いやっ…ごめん。
無理だよ…。
彼女は裏切れない」

⏰:07/01/29 16:06 📱:W42SA 🆔:hg74VlA6


#217 [ケまっきーx]
   
「喧嘩したんなら
別に1回ぐらい
良いんぢゃないっ…」     

「………」
     


波は言葉を選んだ。
愛を傷つけないよう
   


下手な言葉は一生
心に残るものだから

⏰:07/01/29 16:10 📱:W42SA 🆔:hg74VlA6


#218 [ゅぃ]
ここだけの話ですが要ファンです

愛ちゃんダメ(>_<)いやだぁいやだぁ
波もビシってして由美ちゃん泣かしちゃいやだよ

⏰:07/01/29 21:04 📱:P902iS 🆔:mxxXJzfo


#219 [ゅぃ]
あげq(^-^q)

⏰:07/01/31 22:55 📱:P902iS 🆔:Sa.UnFEM


#220 [ケまッきx]
ゆいちャンテP

要ファンですか笑
クールボーイ好きですねエ

今から書きますy

⏰:07/02/01 20:07 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#221 [ケまッきx]
    

「いや…ごめん。
そうゆうのはっ…」
  
波は愛の身体を
ゆっくり離した。
  
「ぢゃあっ……
今だけは駄目…?」


愛は波を見つめた。


波は視線をそらす。

⏰:07/02/01 20:13 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#222 [ケまッきx]
   

「今だけで
けじめがつくの?」

愛はゆっくり頷く。


波は愛を抱き寄せた

「要の事もあるし…
今だけなら…良いよ」

「先輩っ……」
愛は波の首に
手を回した。

⏰:07/02/01 20:16 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#223 [ケまッきx]
  

「あったかい…。」

愛が耳元で囁く。

波の鼓動が高まる。
不覚にも
愛の声にドキドキ
してしまった。


「もっと…
あったかくなりたい」

愛は波の首筋に
優しく触れた。

⏰:07/02/01 20:18 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#224 [ケまッきx]
  
波は理性が
吹き飛びそうだった


愛は波の首筋に
唇を這わせる。


「何やってッ…--」


愛は波の唇に
舌を絡める。

⏰:07/02/01 20:22 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#225 [ケまッきx]
   

波は愛を押し退けた

ドサッ…

「いたっ……」

愛はベンチから
落ちてしまった。

「お前マジッ……」

言いかけて波は
怒りを抑えた。


「だって…
好きなんだもんっ…」

⏰:07/02/01 20:25 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#226 [ケまッきx]
   
波は愛に
手を差しのべた。

「ありがと…--」


ドサッ…


愛の顔がこわばる。


波は愛に覆い被さり
唇を重ねた。

⏰:07/02/01 20:26 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#227 [ケまッきx]
   

罪の意識が
無いわけぢゃない。


由美の事を
嫌いな訳でも無い。


あの時の感情は
当人も分からない。


頭が真っ白で
人目も気にしないで
愛の唇に口付けて

⏰:07/02/01 20:29 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#228 [ケまッきx]
   

愛を抱き寄せて
ベンチに向かい合う
ように座った。


「良いの…?」



「今更何?」


「先輩怒ってる?」


「だったら何?」


波は感情のままに
言葉を発していた。

⏰:07/02/01 20:32 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#229 [ケまッきx]
   
愛の腰に手を回し

優しくキスをした。

軽く…軽く…深く…

Yシャツに
手をかけた時に
由美の顔が浮かぶ


「先輩…?」
愛が急かすように
呼びかける。

愛の小ぶりな胸を
優しく愛撫する。

⏰:07/02/01 20:35 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#230 [ケまッきx]
  
「せっ…ンぱ…い」

声を出そうとする
愛の口に
手を押しつけた。


「しーッ…。
我慢して…?」

波は意地悪そうに
微笑んだ。


愛は下着をゆっくり
下にずりおろす。

⏰:07/02/01 20:38 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#231 [ケまッきx]
   

「お前軽いな…」

波は苦笑いを浮かべる
「ここ外だよ?
最後までするの?」

「だって…
今日だけだから…」



愛は下を向いて
下着を下げる。

⏰:07/02/01 20:40 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#232 [ケまッきx]
   
愛の中に指を入れると
愛の身体は
激しくよがった。


必死に口を押さえ
声を押し殺している


それでも小さく
声が辺りに響く。


「イッ……クッ…」

波のYシャツを
強く握る。

⏰:07/02/01 20:43 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#233 [ケまッきx]
   

果てた愛は
波の胸に
身体を落とした。

荒い吐息が
辺りをつつむ。

それを冷静に
見つめている波。


やり終わって
後悔が身体を
かけめぐる。

⏰:07/02/01 20:46 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#234 [ケまッきx]
   
「今日は…
ありがとう……」


あれから今まで
波は愛と
口を聞かなかった。

「送ってくれて…
あと……」


「忘れてね。」
波は小さく呟く



「波……?」

その言葉に
波は振り向く。

⏰:07/02/01 20:50 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#235 [ケまッきx]
  
波の身体に
戦慄が走った。

「由美………」

そこには友達と
由美子の姿があった

愛は由美子を見つめ
軽く会釈する。

「何してるの…?」
由美の声が震える

⏰:07/02/01 20:53 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#236 [ケまッきx]
   
「こんばんわ〜。
覚えてる?波君。
由美と会った合コン
に私いたんだけど。」
「あぁ!!うん!!
久しぶり!!地元
この辺なんだ!!!」

友達は頷く。

「この子バイトの子!
地元ここなんだけど
知り合い?」

友達は愛を見つめて

「あーっと…
もしかしてバスケ部?」

⏰:07/02/01 20:58 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#237 [ケまッきx]
  
「はい。1回先輩に
教わりました
学年はかぶって
ませんけど……」

「だよね!!
知ってる知ってる!!」
友達は愛に
笑いかける。

「送ってあげたの?」
由美子は波を見る。

⏰:07/02/01 21:00 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#238 [ケまッきx]
  
「うん。
バイト被ったからね」

由美子は愛を見る


「彼女さんですか?」
波が言う前に
由美子が話す。

「そうです。
波がお世話に
なってます…。」


「愛っていいます。
送ってもらっちゃって
すいません……」

⏰:07/02/01 21:03 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#239 [ケまッきx]
  
由美子は波に
視線を戻して

「今日はこの子の家
泊まるの…。
明日そのまま
なっちゃん家行く。
夜メールするね?」


「分かった。」
波は由美子の頭を
愛しそうに撫でる。


「ばばい…」
由美子は波に
手を振り歩いた。


波は深い溜め息を
ゆっくり吐いた。

⏰:07/02/01 21:06 📱:W42SA 🆔:/d4hgvg6


#240 [ゅぃ]
な、波さぁぁん!!ってか愛ちゃん…いや、ちゃんなんてつけてやんない(>皿<)愛、ダメだって(--;)

続き気になります(((^^;)

⏰:07/02/02 00:02 📱:P902iS 🆔:ZGiddb2Q


#241 [ゅぃ]
あげあげです

⏰:07/02/04 19:30 📱:P902iS 🆔:Cnz72T9U


#242 [ゅぃ]
もっかいあげであります

⏰:07/02/06 15:22 📱:P902iS 🆔:GYAfAj5U


#243 [ケまきxたまケ]
名前変えました!


ゆいちャンxx
遅れてごめンねL
ありがとおx+゜

⏰:07/02/09 02:29 📱:W42SA 🆔:kaqvtgBw


#244 [ケまきxたまケ]
   

2人に気まづい
雰囲気が流れる…

最初に言葉を発した
のは愛だった。

「彼女…可愛い人」


「まあねっ…」
苦笑いでうつ向く波


「よく普通に話せたね…
私のが焦ったよ…」

⏰:07/02/09 02:32 📱:W42SA 🆔:kaqvtgBw


#245 [ケまきxたまケ]
  
波は黙って
煙草に火を付ける


「今日で、諦めてくれ
るんだろ…?」


波は恐る恐る
愛に問いかける。


少し間をあけて
愛が頷いた。


「ありがとう。」


波は安心したように
微笑んだ。
八重歯の先が
チラッと見える。


その笑顔に
愛の心がチクリと
痛んだ。



   

⏰:07/02/09 02:36 📱:W42SA 🆔:kaqvtgBw


#246 [ケまきxたまケ]
    


朝…外は梅雨入りか
雨が強く降っている


波は学校に
行く気分になれず
ベッドでうなだれた


幸いにも今日は
母親が起こしに
来なかった。

⏰:07/02/09 02:38 📱:W42SA 🆔:kaqvtgBw


#247 [ケまきxたまケ]
   
早く由美に会いたい。

そう思う反面、
頭の中は


昨日の愛との事。


愛の吐息。


昨日の自分が


チラついている。


昨日の愛は
いつもの愛よりも
大胆だったな…

⏰:07/02/09 02:40 📱:W42SA 🆔:kaqvtgBw


#248 [ケまきxたまケ]
   

由美子の顔よりも

頭には昨日の

声を必死に我慢してた

愛が浮かび上がる…

波は頭を
思い切り横に降った



とにかく…忘れろ。
自分に言い聞かせた

⏰:07/02/09 02:42 📱:W42SA 🆔:kaqvtgBw


#249 [ケまきxたまケ]
  
机の上で
携帯の振動が響く。

波は飛び起きて
携帯を開く。


「着いたよっ!
まだ学校…?」

電話は由美からだった

「いや!家だよ!
今行くねっ!!」


波は電話を切り
頬を数回叩き
玄関へ向かった。

⏰:07/02/09 02:51 📱:W42SA 🆔:kaqvtgBw


#250 [ケまきxたまケ]
  
「今日は早いね。」

由美はにっこりと
微笑んだ。

「まあね!!」
波は微笑み
部屋のドアを開ける


どんなに喧嘩をしても
由美子はすぐに
ケロリとしている。
妙にサバサバとゆうか
細かい所は気にしないみたいで…。

⏰:07/02/09 02:54 📱:W42SA 🆔:kaqvtgBw


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