――CHANDAN。
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#271 [ケまきxたまケ]
  
由美子は間をあけて


「高校生とは…
やっぱり無理だった
のかもね……」



波の恐れていた
言葉が溢れた。




「もう別れる……」

⏰:07/02/09 14:03 📱:W42SA 🆔:kaqvtgBw


#272 [ケまきxたまケ]
  
「記念日になった
ばかりなのにねっ…」

由美子はベッドから
立ち上がった。


鏡を取り出し
落ちた化粧を直す


「アドレスとか
消して良いからね…」

「俺由美の事…
嫌いになれねぇよ。
マジにごめんっ!!
こんな事して
図々しいけど…
別れたくない…」

⏰:07/02/09 14:09 📱:W42SA 🆔:kaqvtgBw


#273 [ゅぃ]
…あ、愛めぇ(>皿<)波になんてことを!でも波もいけないか(--;)てか由美ちゃんがかわいそすぎです
続き楽しみにしてます☆

⏰:07/02/11 04:09 📱:P902iS 🆔:QTa5JSiw


#274 [xまきケたまx]
ゆいちゃン咐~
いつも読んでくれて
本当ありがとおII
なんかゆいちゃんだけに
書いてる気分x(笑
これからも
読んでね
要あんま出て来ないけど……(笑)

⏰:07/02/12 01:52 📱:W42SA 🆔:1NwTeo6w


#275 [xまきケたまx]
  


ゆいは立ち上がり
波のほうを見た。


「…さよなら。」


「由美っ…――」


部屋を飛び出し
由美子を追いかけた。

「待って!!本当に!
俺っ由美の事好きな
んだけどっ!!!」

⏰:07/02/12 01:59 📱:W42SA 🆔:1NwTeo6w


#276 [xまきケたまx]
  

由美子から返事は無く
華奢な背中は
こちらを振り返る
様子すら無かった。


「由美子ッ!!!」


由美子の手を握り
ぐいっと引き寄せる。

「痛いっ……!!」
バッと振りほどき
手首をさする。

⏰:07/02/12 02:03 📱:W42SA 🆔:1NwTeo6w


#277 [xまきケたまx]
  


「今回の事は
本当にごめんなさい!その子の事好きになったとか無いし、
由美が1番だから」



玄関に乾いた音が
響き渡る


波の頬に
痛みがはしった。

「……最低。
好きでも無い人と
なっちゃんは
できるんだね……」

⏰:07/02/12 02:06 📱:W42SA 🆔:1NwTeo6w


#278 [xまきケたまx]
   

「本当に無理…
その子の所行きなよ」

由美子は
走り去ってしまった。

波はその場に
呆然と立ち尽くした。

自分の愚かさと
ふがいなさ。


こんな俺なんて


死んぢまえば
良いのに。

⏰:07/02/12 02:10 📱:W42SA 🆔:1NwTeo6w


#279 [xまきケたまx]
  

部屋に戻ると
お香の匂いが
鼻先に広がった。



ベッドに横たわると
懐かしい
バニラの香りに
包まれた。


由美子の香水の香り。

「ゆみこぉー…」


机にある
紙袋に目をやった。

⏰:07/02/12 02:13 📱:W42SA 🆔:1NwTeo6w


#280 [xまきケたまx]
  

ラッピングをほどくと
可愛らしい指輪ケース。


開くと
シルバーに輝いた。


記念日にあげ損ねた



いや、
もうあげられないのか


恋人ぢゃなくなった。


やっと実感した。

⏰:07/02/12 02:16 📱:W42SA 🆔:1NwTeo6w


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