――CHANDAN。
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#361 [xまきケたまx]
「お前が好きなのは
由美子ッて子だろ?
目覚ましなよ。
木下愛の良い噂
全然聞かないし…」
美智瑠の言葉を遮り
「ってか美智瑠に
とって何が良い噂で
何が悪い噂なわけ?」
「それはっ……」
「お前なら知ってると
思うけど、中学ん時
俺も良い噂なんて
無かったぢゃん?
だからお互い様だべ」
:07/02/16 13:55 :W42SA :am9ZVRjU
#362 [xまきケたまx]
「それに…
由美子はもう忘れた」
美智瑠はバッと顔を
上げた。
切なそうな悲しそうな
目で波を見つめる。
「忘れた…?本当に?」
美智瑠は波の
Yシャツを掴む。
「ッてか振られたし」
波は鼻ピをいじり
顔を背けた。
:07/02/16 15:15 :W42SA :am9ZVRjU
#363 [xまきケたまx]
「だからッて……
そんなすぐに…???」
波は美智瑠の手を
Yシャツから離した
「俺ってそうゆう男じゃんっ?忘れたの?
適当万歳っ!」
美智瑠の顔色が曇る
「変わってないね。
そうやって強がる所」
:07/02/16 15:20 :W42SA :am9ZVRjU
#364 [xまきケたまx]
*****---
中学1年からずっと
あんたとは腐れ縁。
正直私は
へらへらした奴は
好きぢゃない。
「敦先輩の妹。」
それだけで近づいて
来る調子こいた奴等
女の子のグダグダも
正直大嫌い。
そんな時に
あんたに会ったの。
:07/02/16 15:27 :W42SA :am9ZVRjU
#365 [xまきケたまx]
兄キがあんたを
家に連れて来たの。
たまに除く八重歯が
私的にお気に入りで
優しくて
思いやりのある
そんなあんたが友達で
結構誇りに思ってた。
「テメェ!!!
どうゆう事だっ!」
家に帰ると
物凄い物音と
兄キの怒鳴り声。
:07/02/16 15:33 :W42SA :am9ZVRjU
#366 [xまきケたまx]
見覚えのある靴。
焦って階段を
かけ上がる。
「人の女と
ヤッてんぢゃねぇ!!!!」
どうやらあんたは
兄キの彼女を好きに
なってたみたいだね
ボコボコになるまで
殴られて
気絶しそうなあんた。
止めに入れなくて
見てるしたできない私
:07/02/16 15:35 :W42SA :am9ZVRjU
#367 [xまきケたまx]
数日経って
兄キとは仲直り。
でも彼女とは絶縁状態
耐えきれなくて聞いた
「好きなんでしょ?
兄キだッて浮気してる。ただのキープだよ!!
波が本気なら兄キは
彼女の事振るよ?
今のままで良いの?」
波はにこっと微笑んで
「もう忘れたよ!!
1回ヤッたしねっ!!
適当適当ー。」
:07/02/16 15:40 :W42SA :am9ZVRjU
#368 [xまきケたまx]
絶対嘘じゃんか…
あんた今笑えてないよ
八重歯が見えない。
強がり。
ばか。
どうしてよ。
兄キは確かに怖いけど
あんたは素直が
取り柄じゃんか。
---******
:07/02/16 15:43 :W42SA :am9ZVRjU
#369 [xまきケたまx]
「強がッて無いよ?」
波は笑って
美智瑠の頭を叩く
「うざい。馬鹿。
私は忠告したからね」
美智瑠は睨むと
波の横をすり抜けて
教室を出た。
「…バレちった。」
波は小さく呟いた。
:07/02/16 15:46 :W42SA :am9ZVRjU
#370 [xまきケたまx]
「あーいーッ!!」
校門で暇そうに待つ
愛が顔を上げた。
波の方を向き微笑む
「ごめんねっ!!」
波は暑そうに
顔をしかめる。
6月も今日が最後。
梅雨の季節なのに
比較的天気が良かった
:07/02/16 15:56 :W42SA :am9ZVRjU
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