――CHANDAN。
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#370 [xまきケたまx]
「あーいーッ!!」
校門で暇そうに待つ
愛が顔を上げた。
波の方を向き微笑む
「ごめんねっ!!」
波は暑そうに
顔をしかめる。
6月も今日が最後。
梅雨の季節なのに
比較的天気が良かった
:07/02/16 15:56
:W42SA
:am9ZVRjU
#371 [xまきケたまx]
愛は首を横に振り
2人は並んで歩く。
「愛ッてさ…
誕生日いつなの?」
「急にどうして?」
「聞いて無かったな
ッて思ってさ。」
「7月だよッ夏生まれ」
「7月のいつッ??!!」
波は驚いたように
愛を見た。
:07/02/16 16:01
:W42SA
:am9ZVRjU
#372 [xまきケたまx]
「15日だけど…?
もうすぐ同い年だね」
愛は波に微笑む。
誕生日まで同じかよ
「そうなんだ…」
波の顔が曇った。
「何?どうしたの?」
愛は不安そうに
顔色を伺う。
:07/02/16 16:05
:W42SA
:am9ZVRjU
#373 [
]
:07/02/16 16:05
:D902i
:K6QlvFVM
#374 [xまきケたまx]
「1番金無い日に
生まれたなッて…」
波の給料日は
毎月16日に手渡し。
だから前日は
500円ちょッとしか
財布に残らない。
由美子にそう言ったら
「1緒にいてくれたら
それで満足だよ」
そう言ってくれた。
あの愛しい微笑みで
:07/02/16 16:09
:W42SA
:am9ZVRjU
#375 [xまきケたまx]
エさン~
あリがとお~
これからも
よろしくねN
:07/02/16 16:11
:W42SA
:am9ZVRjU
#376 [xまきケたまx]
ほらね?
また思い出してる。
愛といるのはきッと
由美子と似てるから
愛自身を見てない。
今更実感した。
「…別れよう。」
波は驚いて愛を見た。
:07/02/16 16:13
:W42SA
:am9ZVRjU
#377 [xまきケたまx]
「えっ…?」
波は呆気に取られて
立ち止まった。
愛は下を向く。
「波君は…彼女の事
絶対忘れられない。」
「私といても……
隙間は埋められ無い」
「無理なんだと思う」
:07/02/16 16:16
:W42SA
:am9ZVRjU
#378 [xまきケたまx]
私を見てくれるのは
してる時だけ。
それでも良かった。
貴方が一瞬でも
1秒でも
忘れられるなら。
私を必要として
くれるのなら。
:07/02/16 16:22
:W42SA
:am9ZVRjU
#379 [xまきケたまx]
私の勘はよく当たる。
きっと私は
彼女と同じ誕生日。
彼女と似ているの。
要先輩も前言ってた
好きそうなタイプだって
そんな私といたら
いつまで経っても
思い出しちゃうよ…
:07/02/16 16:25
:W42SA
:am9ZVRjU
#380 [xまきケたまx]
「…ごめん。
本当最低だよな俺」
愛は首を振る。
「貴方は良い男だよ」
愛の目から
涙が溢れる。
「もう少し早く…
産まれたかったな…」
愛は足早に
先を歩く。
:07/02/16 16:27
:W42SA
:am9ZVRjU
#381 [xまきケたまx]
「愛ッ!!!!!」
波は愛を追う。
「愛も良い女だよ。
ありがとな?」
その笑顔…
本当反則だよっ……
波は夢中で走った。
それを見送り
愛は泣き崩れた。
子供みたいに大声で
周りの人の視線すら
気にかからない。
:07/02/16 16:31
:W42SA
:am9ZVRjU
#382 [xまきケたまx]
波は夢中で走って
改札を抜ける。
電車は本当に久しぶり
3駅までの距離なのに
とても長く感じた。
:07/02/16 16:33
:W42SA
:am9ZVRjU
#383 [xまきケたまx]
こんな駅
1度も降りた事は無い
右も左も分からない
「すいません。
東女ってどう行くん
すか?」
道端の人に聞き
夢中で走った。
逢いたい。
会って伝えたい。
振られたって構わない
好きなんだよ。
:07/02/16 16:36
:W42SA
:am9ZVRjU
#384 [xまきケたまx]
立ち止まった場所には
立派な門がまえで
<<東女子大学>>
と書いてあった。
息がゼーゼー言って
少し苦しい。
丁度下校の時間。
波はこっそり
校門の前に立った。
:07/02/16 16:39
:W42SA
:am9ZVRjU
#385 [xまきケたまx]
***---
「由美子〜?帰ろっ?」
由美子は振り返り
両手を合わせる。
「レポート今日までなの
もう少し待ってー?」
ふっと鼻で笑い
「由美子トロい〜!
ぢゃあ帰るよ?」
「えぇー!!!」
由美子は切なそうに
見つめる。
:07/02/16 16:43
:W42SA
:am9ZVRjU
#386 [xまきケたまx]
「そんな顔しても無理
彼氏にしなさいよっ
新しく見つけなさい?
ぢゃあ明日ねーっ」
手を振り去って行く。
「あの人以上なんか…
どこにいるのよ。」
由美子は呟き
ノートに目を映した
:07/02/16 16:45
:W42SA
:am9ZVRjU
#387 [xまきケたまx]
「えッと〜…
物体の重力は…--」
「由美子!!由美子!!」
うざったそうに
由美子は振り返る。
「あっ1人で帰るの
心細くなったんだ?」
由美子は悪戯っぽく
微笑んだ。
「んな訳無いでしょ!
あんたの彼氏…
そこに来てるよ…?」
:07/02/16 16:50
:W42SA
:am9ZVRjU
#388 [xまきケたまx]
由美子は睨む。
「くだらない…。
笑えないよその冗談」
由美子はノートに
書き始める。
「本当だって!!!
制服着て…坊主で…」
由美子は立ち上がった
「嫌だッ!辞めてよ…
忘れたいんだから…」
由美子は涙目で睨む
:07/02/16 16:54
:W42SA
:am9ZVRjU
#389 [xまきケたまx]
「信じてよ!!てか…
自分の目で確かめて」
由美子の手を引いて
校門まで走る。
由美子の胸が
ざわめく。
あの日…
波の鎖骨には
キスマークが付いてた
:07/02/16 16:56
:W42SA
:am9ZVRjU
#390 [xまきケたまx]
心をナイフで
刺されたみたいに
ズキンと痛んだ。
波は私を
嫌いにならないッて
あの笑顔で言ってくれていた。
全て嘘だッたんだ。
初めて出会った日に
私は波に体を委ねた
きっと都合良く
利用されてたんだ。
そう思った。
:07/02/16 16:59
:W42SA
:am9ZVRjU
#391 [xまきケたまx]
高校生なんて
そんなものなの?
きっと経験の無い私
の反応が新鮮で…
遊んでたんだ。
本気になって
私馬鹿みたい…。
なッちゃんを忘れる為に
男の子と遊んでみた
:07/02/16 17:02
:W42SA
:am9ZVRjU
#392 [xまきケたまx]
すぐに体を求められて
本当に怖かった。
覆い被さられるのは
好きぢゃないの。
そう言ったら
呆れられちゃった。
ひたすら目をつむって
波の顔が浮かんだ。
泣いてても
辞めてくれなかった
なっちゃんだッたら
辞めてくれたよね?
:07/02/16 17:06
:W42SA
:am9ZVRjU
#393 [xまきケたまx]
あまり声も出せない。
気持ち良くも
してあげられない。
それでもなッちゃんは
優しくしてくれた。
気づかってくれた。
利用されてるなんて
何で思ったんだろう
愛を1番感じたのに
:07/02/16 17:09
:W42SA
:am9ZVRjU
#394 [xまきケたまx]
「別れよう…」
捨てたのは私の方。
だけど
捨てられた気分だッた
もし本当に校門に
なっちゃんがいるなら
逢いたいよ…
あの笑顔が見たい。
:07/02/16 17:12
:W42SA
:am9ZVRjU
#395 [xまきケたまx]
---*****
「ほらッ!!!」
女の声に波は振り向く
「…由美子ッ……」
由美子は
両手を口元に当て
波を溢している。
「2人で話しな?」
由美子は背中を押され
波の前に立った。
:07/02/16 17:15
:W42SA
:am9ZVRjU
#396 [xまきケたまx]
「すいませんッ…」
波は会釈する。
「何で…来た…の…」
由美子は途切れ途切れ
問いかける。
「逢いたくて…」
波は由美子の頬を
ゆっくりさする
:07/02/16 17:18
:W42SA
:am9ZVRjU
#397 [xまきケたまx]
懐かしい由美子の頬
由美子の目…
泣き顔…
本当かわいい奴。
「今更何だけどね?
俺…無理なんだ。」
波は続ける。
「由美以外の人は
無理なんだよ。
頭の中は由美ばッか
キモイぐらい考えてる」
:07/02/16 17:23
:W42SA
:am9ZVRjU
#398 [xまきケたまx]
「由美子を傷つけた。
浮気した奴に
そんな事言う資格は
絶対無いんだけど…」
「もう1回チャンスを
もらえないかな…?」
波は由美子を見る。
:07/02/16 17:25
:W42SA
:am9ZVRjU
#399 [xまきケたまx]
「……よ」
由美子は呟く。
「えっ…?」
「無理だよ……」
波の心臓が
ドクンと波打つ。
:07/02/16 17:28
:W42SA
:am9ZVRjU
#400 [xまきケたまx]
やッぱり駄目か。
そうだよな…
由美子はもう
忘れたんだろうな。
キモイなあ俺…。
:07/02/16 17:29
:W42SA
:am9ZVRjU
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