――CHANDAN。
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#390 [xまきケたまx]
心をナイフで
刺されたみたいに
ズキンと痛んだ。
波は私を
嫌いにならないッて
あの笑顔で言ってくれていた。
全て嘘だッたんだ。
初めて出会った日に
私は波に体を委ねた
きっと都合良く
利用されてたんだ。
そう思った。
:07/02/16 16:59 :W42SA :am9ZVRjU
#391 [xまきケたまx]
高校生なんて
そんなものなの?
きっと経験の無い私
の反応が新鮮で…
遊んでたんだ。
本気になって
私馬鹿みたい…。
なッちゃんを忘れる為に
男の子と遊んでみた
:07/02/16 17:02 :W42SA :am9ZVRjU
#392 [xまきケたまx]
すぐに体を求められて
本当に怖かった。
覆い被さられるのは
好きぢゃないの。
そう言ったら
呆れられちゃった。
ひたすら目をつむって
波の顔が浮かんだ。
泣いてても
辞めてくれなかった
なっちゃんだッたら
辞めてくれたよね?
:07/02/16 17:06 :W42SA :am9ZVRjU
#393 [xまきケたまx]
あまり声も出せない。
気持ち良くも
してあげられない。
それでもなッちゃんは
優しくしてくれた。
気づかってくれた。
利用されてるなんて
何で思ったんだろう
愛を1番感じたのに
:07/02/16 17:09 :W42SA :am9ZVRjU
#394 [xまきケたまx]
「別れよう…」
捨てたのは私の方。
だけど
捨てられた気分だッた
もし本当に校門に
なっちゃんがいるなら
逢いたいよ…
あの笑顔が見たい。
:07/02/16 17:12 :W42SA :am9ZVRjU
#395 [xまきケたまx]
---*****
「ほらッ!!!」
女の声に波は振り向く
「…由美子ッ……」
由美子は
両手を口元に当て
波を溢している。
「2人で話しな?」
由美子は背中を押され
波の前に立った。
:07/02/16 17:15 :W42SA :am9ZVRjU
#396 [xまきケたまx]
「すいませんッ…」
波は会釈する。
「何で…来た…の…」
由美子は途切れ途切れ
問いかける。
「逢いたくて…」
波は由美子の頬を
ゆっくりさする
:07/02/16 17:18 :W42SA :am9ZVRjU
#397 [xまきケたまx]
懐かしい由美子の頬
由美子の目…
泣き顔…
本当かわいい奴。
「今更何だけどね?
俺…無理なんだ。」
波は続ける。
「由美以外の人は
無理なんだよ。
頭の中は由美ばッか
キモイぐらい考えてる」
:07/02/16 17:23 :W42SA :am9ZVRjU
#398 [xまきケたまx]
「由美子を傷つけた。
浮気した奴に
そんな事言う資格は
絶対無いんだけど…」
「もう1回チャンスを
もらえないかな…?」
波は由美子を見る。
:07/02/16 17:25 :W42SA :am9ZVRjU
#399 [xまきケたまx]
「……よ」
由美子は呟く。
「えっ…?」
「無理だよ……」
波の心臓が
ドクンと波打つ。
:07/02/16 17:28 :W42SA :am9ZVRjU
#400 [xまきケたまx]
やッぱり駄目か。
そうだよな…
由美子はもう
忘れたんだろうな。
キモイなあ俺…。
:07/02/16 17:29 :W42SA :am9ZVRjU
#401 [xまきケたまx]
俺だけぢゃん
未練タラタラなの
馬鹿みてぇだなっ…
「私も…無理なの」
「なッちゃん以外は…」
:07/02/16 17:32 :W42SA :am9ZVRjU
#402 [xまきケたまx]
「えッ!!!????」
波は驚いている。
「波が好きなのッ…
私だッて思い出す…
気持ち悪いぐらい…」
「なッちゃん笑ッて?
ずーッと…私の横で」
波は由美子を
抱きしめた。
自然と涙が溢れ
愛しさが溢れた。
:07/02/16 17:35 :W42SA :am9ZVRjU
#403 [xまきケたまx]
無我夢中でキスをして
由美子の暖かさに
心が熱くなる。
「好きィー……」
由美子は泣いてるし
俺も泣いてるけど。
:07/02/16 17:37 :W42SA :am9ZVRjU
#404 [xまきケたまx]
婆ちゃんの言葉が
頭にコダマする。
「お前の笑顔は
人を幸せにする。」
それが本当かは
まだ分かんない。
地球上全員は
絶対無理だけど…汗
隣にいる人
大切な人
失ないたくない人を
幸せにする事ぐらいは
できる男になりたい。
:07/02/16 17:40 :W42SA :am9ZVRjU
#405 [xまきケたまx]
大好き。
,
:07/02/16 17:41 :W42SA :am9ZVRjU
#406 [xまきケたまx]
数ヶ月後。
夏が過ぎて10月
俺等は付き合って
半年が経った。
「いじめッ…?」
:07/02/16 17:43 :W42SA :am9ZVRjU
#407 [xまきケたまx]
「そうそう…
要のクラスなんだけど
女子がねすげぇの!」
ひどい…
由美子は呟き
髪の毛をとかしている
左の薬指には
銀色に光る指輪。
もちろん俺も。
浮気防止。ッて事で
ワンサイズ小さめ
だから跡がくッきり…
いつか抜けなく
なりそうで
正直怖いっす……。
:07/02/16 17:50 :W42SA :am9ZVRjU
#408 [xまきケたまx]
「要の好きな人がさ
ターゲットになる
予感すんだよ〜…」
「今のターゲットは
もう学校行かないッて
今日泣いてたし…あ!」
由美子がこちらを
睨んでいる。
「後追ったんだ…
女の子の…!!!!」
皮肉ッたらしく
由美子は言う。
「胸を貸してあげて
優しいねッ。鶴田君」
:07/02/16 17:54 :W42SA :am9ZVRjU
#409 [xまきケたまx]
ふんッと
由美子は立ち上がる
「いやッ・何つぅか…
励ましてたら〜…
みたいなっ!!!!」
波はわざとおどける
「…ごめんなさい」
「…でも
ほったらかした方が
もっと最悪だよ。」
「いじめなんて
馬鹿みたいだね!!」
由美子は頬を
ふくらました。
:07/02/16 17:58 :W42SA :am9ZVRjU
#410 [xまきケたまx]
可愛いなあ…
本当俺ッて幸せもんだ
,
:07/02/16 18:01 :W42SA :am9ZVRjU
#411 [xまきケたまx]
要と小林が
付き合うのは
もうちょい先の話
俺等の愛は
変わらず大きくなる
今日も部屋で
プンプンのお香の匂いと
由美子の香水の匂いを
深く吸い込んで
目をつむる。
:07/02/16 18:05 :W42SA :am9ZVRjU
#412 [xまきケたまx]
この香水と匂いと
お香が無いと
生きていけない。
由美子がいないと
上手く笑えない。
もう一生離さない。
,
:07/02/16 18:07 :W42SA :am9ZVRjU
#413 [xまきケたまx]
「追いかけた子…
胸を貸しただけ?」
由美子は目を細めた
「かわいそうで…
…チューを…ぐわ!!」
由美子の拳が
顔面ヒット。
波は口を押さえる。
:07/02/16 18:11 :W42SA :am9ZVRjU
#414 [xまきケたまx]
「この…
けだものッ!!!!!!!!」
最近の由美子は
少々怖いです。
世の中適当。
そんな事言ッたら
また怒られるけど…
:07/02/16 18:13 :W42SA :am9ZVRjU
#415 [xまきケたまx]
「でも……」
由美子は波に寄る。
「…大好きっ…」
くぅ〜!!!
やっぱりたまらん!!
愛してるわ!!!!
:07/02/16 18:15 :W42SA :am9ZVRjU
#416 [xまきケたまx]
俺って
幸せ者です。
CANDAN
終
:07/02/16 18:17 :W42SA :am9ZVRjU
#417 [xまきケたまx]
何か微妙な終わりに
なッてしまいました
ごめんなさい灌灌灌
感想・指摘・アドバイス
お願いしますI
:07/02/16 18:18 :W42SA :am9ZVRjU
#418 [くるみ]
:07/02/16 20:03 :F902i :dXktP0Rw
#419 [あちやんI!]
全部読みましたI
いい話ですねシ!
また新しい話も
楽しみにしてるんで
書いて欲しいです!
もう新しいのとかわ
決まってるんですかっe?
:07/02/16 23:02 :W44T :HoB3b.qs
#420 [もも]
作目も
まぢよかッたです(
>
<)
次もたのしみにしてます
:07/02/17 00:16 :N901iS :oheDYU.E
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