――CHANDAN。
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#76 [ケまっきーx]
ゆいさンケ!
ありがとうxx
微笑ましいですかI?
嬉しいな゙


rさンx
ありがとう
ございますケ!

⏰:07/01/14 16:01 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#77 [ケまっきーx]
   

「今日要んち泊まる」
波の言葉に
苦笑いな要。

「嫌だ。寝たい。」


「えぇー!!けち!!」
波は煙草の火を消し
要を睨む。


「家で寝ろよ。」


「え〜・・・」
波は嫌そうに呟く

⏰:07/01/14 16:08 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#78 [ケまっきーx]
  


「親帰ってくんだ」
波はライターをいじる


「・・・。」
要は戸惑う。


「わりぃ。俺、
親の事はちょっと」


要の家は母子家庭で
母親は朝から夜まで
働きに出ているので
親との問題が
あまり分からなかった

「そっちのが良いよ」

波は寂しそうに笑った

⏰:07/01/14 16:15 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#79 [ケまっきーx]
    


要と別れ
暗い坂道を下る。
溜め息交じりに
煙草の煙を吐いて


家が見えて来る。


今時じゃ珍しい
和風な門がまえ。


駐車場には
見慣れた車が
止まっている。

⏰:07/01/14 16:26 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#80 [ケまっきーx]
  


波は敷居をまたぎ
門をくぐった。


玄関を開くと
大量の花束と
旅行カバン。


「ただいま・・」

聞こえるか
聞こえないかぐらいの
声で言った。


「おかえり。」


後ろを振り向くと
父親が立っていた。

⏰:07/01/14 16:28 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#81 [ケまっきーx]
   


「母さんが波に
お土産買ってたぞ」


「そうなんだ。」


父親は書道の先生で
小さい頃から
怒られている記憶
しかなかった。

「母さんなら居間に」

「疲れてるだろうから
良いよ。おやすみ」

父が言い切る前に
波は微笑んで
立ち去ろうとした。

⏰:07/01/14 16:36 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#82 [ケまっきーx]
   


「波さん。」


波は溜め息をついた


「今帰ったの?」


後ろには着物を着た
母親が立っていた。


「ただいま。」
波は微笑むと
母親の目を見ずに
足を進めた。


「波さん!明日学校の後、何かあるの?」


波は立ち止まり
「あるよ。」
とだけ言った。

⏰:07/01/14 16:41 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#83 [ケまっきーx]
   


「明日活け花の
お稽古を一緒にと
思ったんだけど・・」

「あぁ。ごめん。」


「人1倍練習しないと
波さんは駄目よ?
煙草だってバイクだって
許してあげたのに
全然稽古に出ない」


波は吐き気がした。


「また今度。
ぢゃあおやすみ。」


波さんと言う声に
振り向かなかった

⏰:07/01/14 16:45 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#84 [ケまっきーx]
   


部屋に入り
波はベットに潜った。


お香に火を付け
深呼吸・・・


この家に
味方なんていない。

活け花・琴・書道

いずれ俺が
背負うもの。



深い溜め息を付いた。

⏰:07/01/14 16:52 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#85 [ケまっきーx]
  
プルル・プルル・・


部屋中に
携帯の着信音が
鳴り響く。


<<由美子>>


「もしも〜し?」


波はベッドから
起き上がり
電話に出た。

⏰:07/01/15 00:27 📱:W42SA 🆔:X4XjeabM


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