『異常』━『先輩』
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#125 [正常]
顔を俯きながら、錆びているブランコに乗っている小さな少女が、そこにいた。
腰くらいまである白い髪。模様も何も無い白いワンピース。透き通るような白い肌。
それらの白さは、薄暗い夕闇の中でより一層映えていた。
「あんなにも白い人、初めて見ました。」
僕は眼を丸くしながら先輩に言った。
「だから言っただろ。『変わってる少女』だって。」
先輩は僕の反応を面白がるように笑った。
:06/07/02 20:01
:SH901iS
:XIo18nQg
#126 [正常]
僕は最初、髪の色と肌の色から、この子は外国人だと思っていた。しかし、長くて白い髪から覗かせる少女の奇麗な顔立ちは、紛れも無く東洋系だった。
少女はブランコから降り、少しずつこちらに近付いてきた。
僕は何となく気味が悪くなり、少し後ずさる。
先輩はその子が来るのを待つかのように、じっと立っている。
少女が先輩の前まで来て、静かに立ち止まった。
:06/07/02 21:29
:SH901iS
:XIo18nQg
#127 [先輩]
近くから見ると、少女は実に小さかった。年齢は、おそらく9〜10歳くらい。先輩の腰位までしか身長がなく、ちょっと押したら壊れてしまうような体つきだった。
少女は先輩をじっと見つめ、こう言った。
「血ぃ、ちょうだい。」
その幼い声はとても小さく、とても切なく、それでいて、とても美しかった。
「うん、いいよ。」
先輩が優しい声で返事をした。
:06/07/02 23:40
:SH901iS
:XIo18nQg
#128 [正常]
僕はこの時、ある疑問が浮かび上がった。一体、先輩はどうやって少女に血をあげるのだろうか、と。
注射器で先輩の血を抜いて、少女にそれをあげるのだろうか。それとも、刃物で先輩の皮膚を切り、その切り口から出た血を、少女に舐めさせるのだろうか。
後者なら面白いのに、とか思いながら先輩の行動を窺った。
:06/07/03 05:44
:SH901iS
:n.xtjcQ6
#129 [みんみんシ]
あげますeイ
まぢ楽しいんで主サン書くの頑張って
:06/07/04 16:50
:W41CA
:0vHalfsY
#130 [いかりんぐ]
アンカーは自分がこの小説を読みたいからですよ。是非頑張って下さい。
:06/07/04 17:47
:W31S
:vcjRvxcI
#131 [正常]
>>129>>130ご声援ありがとうございます。皆さんがこの小説ともいえない小説を読んでくれていると思うと、胸が弾みます。今も胸が弾んでいて、大変騒がしいです。
僅かながら更新します。
:06/07/04 22:30
:SH901iS
:cok1t/fs
#132 [正常]
先輩はおもむろに上着の学生服を脱ぎ出した。ワイシャツ姿となった先輩はその場で立ち膝をし、目線を少女と同じ高さに合わせた。
少女は先輩との距離を徐々に狭め、白い両腕を先輩の首にそっと巻き付けた。
:06/07/04 22:31
:SH901iS
:cok1t/fs
#133 [正常]
ああ…、なるほど。
僕は呆れた。注射器や刃物などを使わずに、血を与える方法があったではないか。そして今、少女はその画期的な方法を行った。
少女は小さい口を開け、先輩の首筋に噛み付いたのだ。
:06/07/04 22:36
:SH901iS
:cok1t/fs
#134 [正常]
先輩は痛みを感じないのだろうか。少女に噛み付かれても、ピクリと動かない。
身を乗り出すように先輩に寄り掛かり、ひたすら首筋を噛み付く少女。
けど、彼女の顎の力で先輩の皮膚を噛みちぎり、出血させることが出来るのだろうか。
そんなことを考えていたが、どうやら要らん心配の様だ。
:06/07/06 00:20
:SH901iS
:5ymzUJyA
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