『異常』━『先輩』
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#618 [正常]
もう何を言われても仕方がありません。
>>545 からです

⏰:07/06/23 16:46 📱:PC 🆔:C0X0hUPA


#619 [林檎]
だいぶ前に毎日
待ってて…もうあきらめてたのに
本当に主さん
やったぁまた書いてくれるんですねx

⏰:07/06/23 16:57 📱:W45T 🆔:5SWpFTBU


#620 [正常]
数分後、先輩が部屋から出てきた。お待たせと言うと、先輩は部屋に鍵を掛け、もと来た廊下を歩き始めた。
すかさず僕も、先輩の後ろに付くように廊下を歩き出した。

自分達の足音しか聞こえない中、僕はあの女性の死体について、いくつか先輩に質問しようとした。

「あの、先輩…フガッ」

僕が口を開いてすぐに先輩が止まった。またもや僕は先輩の背中にぶつかってしまい、奇妙な声を上げた。

⏰:07/06/23 16:59 📱:PC 🆔:C0X0hUPA


#621 [正常]
「気になってるんでしょ?あの死体のこと。」

先輩は振り向き、僕を見て微笑った。
どうやら先輩に心を見透かされたようだ。僕は正直に頷いた。

「それじゃあ…こっち来て。」

そう言うと僕の腕を掴み、すぐ近くにあるトイレに連れ込まれた。

「な、何ですかいきなり!!」

急なことに驚き、怒鳴るように先輩に言った。

⏰:07/06/23 17:08 📱:PC 🆔:C0X0hUPA


#622 [正常]
「それにしても、よく吐かなかったね。大概の人はあの部屋の異臭や死体を見て吐いちゃうらしいよ。まー俺も平気だったけどね。」

会話のキャッチボールになってない。投げたボールをテニスラケットでアラスカ方面に打ち飛ばされた気分だった。

とにかく何故トイレの中に連れ込んだのか先輩に訊こうとした矢先、先輩が懐中電灯の光を消してしまった。

⏰:07/06/23 17:21 📱:PC 🆔:C0X0hUPA


#623 [正常]
「先輩!?何してるんですか!!」

先輩の思わぬ行動に驚き、混乱し、わめき立てると、先輩が僕の口を塞ぎ、静かに、と僕の耳に囁いた。

いったい次は何なんだと思いながらも、先輩に従い口を閉じた。

辺りは何も見えず何も聞こえない。いや、先輩と自分の呼吸をする音が微かに聞こえた。

⏰:07/06/23 17:40 📱:PC 🆔:C0X0hUPA


#624 [正常]
静止して数分、先輩がそろそろかと呟いた瞬間、廊下から足音が聞こえた。その音は僕達のいるトイレを通り過ぎた後、やがてふと消えた。
そして錠の音が聞こえ、扉が開閉する音が、はっきりと聞こえた。幻聴などではない。間違いなく誰かが、この地下二階のどこかの部屋に入ったのだ。

⏰:07/06/23 17:47 📱:PC 🆔:C0X0hUPA


#625 [正常]
「誰だと思う?」

先輩は再び懐中電灯のスイッチを入れ、僕に尋ねた。

僕は強張る口を開いて、矢崎さんかと答えた。先輩はゆっくりと首を横に振った。

「じゃあ、どこの部屋に入ったと思う?」

先輩が次の質問をしてきた。

「………さっき僕達がいた…死体置き場…ですか?」

先輩がゆっくりと首を縦に頷いた。

⏰:07/06/23 17:58 📱:PC 🆔:C0X0hUPA


#626 [まな]
ごめんなさい

>>1-100
>>101-200
>>211-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700


頑張ってください

⏰:07/06/23 18:09 📱:D904i 🆔:wq58iqRw


#627 [正常]
「さて、俺はまたあそこに行くんだけど、君はどうする?」

先輩が静かに笑いながら、僕の眼を見て訊いた。
あんな所、正直二度と行きたくない。しかし、懐中電灯の微かな光で照らされた先輩の眼が語ったのだ。


異常が、見れるよ。と。


異常とはどんなものなんだろうか。どんなことなんだろうか。
ただ、先輩の眼が語った『異常』には、あの首のない女性、彼女が関係している。それだけは解った。

「僕も行きます。」

僕達はトイレを出て、再びあの部屋へ向かった。

⏰:07/06/23 18:52 📱:PC 🆔:C0X0hUPA


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