『異常』━『先輩』
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#41 [正常]
柊が先輩の両手を左手で掴んだ。その後、右手に持っているナタを、先輩の両手首に刃を立てるようにして軽く置き、何処を切断するか考えていた。
:06/06/19 07:13
:SH901iS
:mRg8FEz2
#42 [正常]
今のうちに助けないと、先輩が危ない。
僕は、頭ではそう思っていたが、身体がいうことを効かない。柊の持っているナタがあまりにも恐ろしくて、身体が完全に硬直していたのだ。
ならば大声を出し、柊の注意をこちらへ引き付けようと考えたが、喉まで硬直していたから声を出すことも出来きず、僕は先輩をただ見守るしかなかった。
:06/06/19 07:20
:SH901iS
:mRg8FEz2
#43 [正常]
そして、切断地点を決めた柊は、大きくナタを振り上げた。
「ああっ、ちょっと待って下さい。」
柊のナタが頂点まで振り上げられたその時、先輩が何か思い付いたかのように、一旦柊を止めた。
「なんだ?」
柊はナタを振り上げたまま首を曲げ、先輩の顔を見た。途中で止められたから、機嫌が悪い声だった。
「柊さんはただ単に手が欲しいのですか?」
自分の両手が危ないというのに先輩は相変わらず冷静だった。
:06/06/19 20:02
:SH901iS
:mRg8FEz2
#44 [(・∀・)]
主がんばれ(*^_^*)
:06/06/19 22:25
:W32SA
:EVWWEz0c
#45 [ュリカ]
あ〜早く続き見たいです(>人<)すごく楽しいです!
:06/06/19 23:49
:W32T
:fpa9Z9No
#46 [正常]
皆様、本当に嬉しい限りです。
嬉しさのあまり、手が…手が震えてます。
それでは続きを少し更新します。
:06/06/20 01:37
:SH901iS
:geb5RIk2
#47 [正常]
「いいや、君の手が欲しかったんだ。」
首を横に振り、柊が言った。
「何故、俺の手が欲しいのですか?野郎の手ですよ?」
先輩は柊に問い続けた。
:06/06/20 01:42
:SH901iS
:geb5RIk2
#48 [正常]
すると、柊は視線を先輩の両手に戻し、少し考えた後にこう言った。
「君の手が特別な物に見えるんだ。穢れなく美しい、まるで聖母の手の様に。」
「そう…ですか。」
先輩のその言葉は、何となく切ない感じがした。
:06/06/20 20:57
:SH901iS
:geb5RIk2
#49 [正常]
ほどなくして、柊が口を開いた。
「それじゃあ、切るよ。」
「ええ、どうぞ。」
先輩はあっさりと言う。
ナタを振り上げた状態で停止していた柊の右手が、ピクッと少し作動した。
「言い忘れたことがあった。………『ありがとう』」
柊は先輩に礼を言うと、右手をおもいっきり下に振り落とした。
「「ドシャッ」」と、鈍い音が工場内に響き渡った。
:06/06/20 23:24
:SH901iS
:geb5RIk2
#50 [まみーーーい]
:06/06/20 23:35
:N901iS
:V2ocqCKE
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