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#354 [can]
 
私達は
パーティー会場に
足を早めた。

―――

♪〜…

トランス音が流れる会場。

昔来た時は
R&Bが流れていた会場
だったから
すごく印象が違って
びっくりした。

⏰:07/02/18 12:47 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#355 [can]
 
莉奈『うるさい…』

そう呟いたけど
誰も聞こえる訳がない。

ついつい
嫌な顔になってしまう。

亜由美に手を引かれて
音量がマシな所に
連れて行かれた。

⏰:07/02/18 12:49 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#356 [can]
 
亜由美『ここなら
声が聞こえるね』

そう言った亜由美は
叫ぶように話してた。

私はコクッっ頷いた。

亜由美『でもやっぱ
うるさいね〜!』

私はまた頷いた。

声を出す気にもならない。

⏰:07/02/18 12:50 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#357 [can]
 
私は鞄から携帯電話を
取り出した。

莉奈【何か雰囲気
変わったね】

そう画面に打って
亜由美に見せた。

亜由美も同じように
携帯電話に文字を
打ち始めた。

亜由美【ここ最近は
ずっとこうなんだよ】

⏰:07/02/18 12:51 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#358 [can]
 
莉奈【そっか。
昔の方が私は好きだった】

亜由美は
困ったように笑った。

亜由美【言うの
忘れてた。ごめんね】

莉奈【別にいいよ!
裕也クンは来てる?】

亜由美【まだみたい】

⏰:07/02/18 12:54 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#359 [can]
 
少しやり取りしていると
亜由美の携帯電話が
鳴った。

メールが来たらしく
亜由美は画面を
見つめて少し笑った。

そして画面を
私に向けた。

送信主は裕也からだった。

裕也【外出て来て】

⏰:07/02/18 22:29 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#360 [can]
 
亜由美に目を向けると
外に出ようと
指で示した。

私は頷き、
二人は店の外に出た。

外は寒かった。

中とは全く違う静けさ。

辺りを見渡すと
駐車場辺りに
人影が見えた。

莉奈『あれ裕也クン達?』

⏰:07/02/18 22:33 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#361 [can]
 
亜由美『あ!きっとそう。
友達と一緒だって
言ってたから
隣にいるのはたぶん
剛クンだよ』

莉奈『剛クン?
聞いた事ある名前だな』

亜由美『え?そうなの?
私も会うの初めてなんだ』

⏰:07/02/18 22:35 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#362 [can]
 
>>361訂正

×私も会うの
〇私は会うの

失礼しました〜

⏰:07/02/18 22:37 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#363 [can]
 
莉奈『わかんないけど…
とりあえず裕也クンの所に
行ってみよっか』

亜由美『うん』

さっきまでの
司へのモヤモヤした気持ちは
忘れていた。

昔からの友達に会う時の
ワクワクした気持ちに
占領されていたからかな。

⏰:07/02/18 22:38 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


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