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最新 最初 🆕
#1 [can]
 
ゆっくりと脱ぐ。

じらして脱ぐ。

いやらしく脱ぐ。

それが私の仕事なの。

⏰:07/02/11 22:02 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#2 [can]
 
私の人生は最悪だ。

生みの親には捨てられて
中学1年まで施設で育ち
中学2年で養子として
育ての親に引き取られた。

育ての親は最低だった。

私に良くしてくれたのは
最初だけだった。

中学3年にもなる頃には
私の事を邪魔者扱いした。

⏰:07/02/11 22:07 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#3 [can]
 
愛を知らない私は
男に体を求められると
すぐに足を開いた。

同級生には勿論、
高校生や大学生…
時には社会人にまで
足を開いた。

⏰:07/02/11 22:11 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#4 [can]
 
堕ちて乱れて
育ての親は私の事を
完璧に見放した。

中学卒業と同時に
私は働き始めた。

寮があって
給料がよくて
楽な所…

たどり着いたのは
夜の仕事関係。

何の抵抗もなく
私は働き始めた。

⏰:07/02/11 22:14 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#5 [can]
 
歳をごまかして
毎日笑顔を振りまく
キャバクラ嬢の仕事。

お酒を作って話をする。

簡単な仕事だった。

⏰:07/02/11 22:18 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#6 [can]
 
キャバクラで働き始めて
1年が経った。

同じ歳の子は高校2年。

中学時代の友達は
皆楽しい学生生活を
送っている頃
私は転職を考えていた。

⏰:07/02/11 22:19 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#7 [can]
 
誰か見てるンかな
 

⏰:07/02/11 22:19 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#8 [can]
 
転職を考え始めた理由は
単純な理由からだった。

毎日飲むお酒に
体がついていかない。

16歳の体には
毎日の飲酒は
キツすぎた。

⏰:07/02/11 22:21 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#9 [can]
 
中学時代の先輩に
その事を相談すると
風俗店を紹介された。

私はそこに転職した。

本番無しのその店は
キャバクラより
楽な仕事だった。

⏰:07/02/11 22:23 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#10 [can]
 
その店には
綺麗な寮もあったし
給料もすごくよかった。

仲間も私に
良くしてくれた。

寮は一人部屋で、
私の隣にいる亜由美とは
とくに仲がよかった。

⏰:07/02/11 22:25 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#11 [can]
 
亜由美とは
店で唯一の同じ歳。

最年少の私達は
毎日仕事が終わると
互いの部屋に行き
沢山の話を語った。

私は亜由美に
心を開ききっていた。

優しく可愛い亜由美は
男女共に好かれていた。

⏰:07/02/11 22:28 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#12 [can]
 
亜由美『莉奈!
マスカラ貸して!?』

莉奈『いいよ!』

亜由美『ありがと』

私のメイクボックスから
亜由美はマスカラを取り出し
塗り始めた。

今日もこれから
二人は店に出る。

店に出る前に
私の部屋での
化粧タイム。

⏰:07/02/12 00:13 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#13 [can]
 
私と亜由美は
いつも一緒に
化粧をする。

その理由は、
互いを高め合う為。

化粧を失敗すると
きちんと指摘しあう。

自己満足だけじゃなく
相手にどう見られるかも
大切な事だから。

⏰:07/02/12 00:15 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#14 [can]
 
莉奈『よし!行こっか』

亜由美『うん』

二人は寮を出て
徒歩10分程の所にある
店に向かう。

全国チェーン店の為
とても綺麗な店だ。

少しノルマは高いけど
毎日楽しく
仕事ができる。

⏰:07/02/12 00:18 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#15 [can]
 
店員『あ!
カリンちゃん、サチちゃん
おはようございます』

亜由美『おはよう』

莉奈『お疲れ様』

私の源氏はカリン。

亜由美はサチ。

これは入社した時に
店長が決める。

そんな名前だけど
私は気に入っていた。

⏰:07/02/12 00:21 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#16 [can]
 
二人は控室に向かい
仕事着に着替えた。

コンコンッ―――

控室をノックする音に
返事した。

莉奈『はい!?』

店員『カリンちゃん!
今日は一発目から
指名入ってるんで
1号室で待機願います』

莉奈『わかりました』

⏰:07/02/12 00:23 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#17 [can]
 
着替え終わり、
私は1号室に向かう。

莉奈『ハァ…』

部屋に入るなり
大きな溜息。

ベットに座り目を閉じて
精神統一させる。

莉奈『…よしッ!』

気合いを入れて
目を開けた。

この瞬間から
私は莉奈からカリンに
変わる。

⏰:07/02/12 00:26 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#18 [can]
 
♪〜―――

店内にオルゴール音が響く。

これは
店がオープンした事を
告げる物。

オルゴール音が
鳴り止むと同時に
部屋をノックする音が
1号室に響いた。

コンコンッ―――

もう一度
気合いを入れ直し、
私はゆっくり
ドアを開けた。

⏰:07/02/12 00:27 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#19 [can]
 
カリン『は〜い!』

ガチャッ―――

ドアを開けると
店員と客が立っている。

店員『カリンちゃん
Aコースのお客様です』

カリン『はい』

店員は私に客のコースを
告げてから客に
目線を移す。

⏰:07/02/12 00:30 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#20 [can]
 
店員『お客様
どうぞ楽しんで下さい』

店員は客に頭を下げた。

客『あぁ』

客は嬉しそうに笑い
部屋に入った。

ガチャッ―――

店員は静かに
ドアを閉めた。

⏰:07/02/12 00:33 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#21 [みヵ]
見てます
楽しそぉだああ
がんばれ

⏰:07/02/12 00:39 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#22 [can]
 
>>21ありがとう
頑張るね〜
 

⏰:07/02/12 00:40 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#23 [can]
 
カリン『こんにちは!
高橋さん久しぶりだね。
最近来てくれないから
心配したよ〜!?』

眉を下げながら
私は高橋の腕を掴み、
問い掛けた。

高橋『仕事が忙しくて…
カリンちゃんに
会いたかったよ』

高橋は私を抱きしめた。

⏰:07/02/12 00:43 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#24 [can]
 
カリン『キャアッ!
…嬉しいけど
先にお風呂!』

甘い声を出す。

高橋『そうだね』

高橋は渋々っぽく
お風呂に向かった。

私も後ろからついて行き
湯加減を確かめた。

一緒に入るのではなく
先に客だけ入るのが
この店のシステム。

⏰:07/02/12 00:50 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#25 [can]
 
たった10分程だけど
その間に
飲み物やタオルを用意する。

このサービスも店のルール。

準備を終えて
ベットに座った時
高橋はお風呂から
出て来た。

高橋『カリンちゃーん!
出たよぉ!
拭いてくれるー?』

カリン『はーい』

立ち上がり
お風呂場に向かった。

⏰:07/02/12 01:03 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#26 [can]
 
真っ裸な高橋の肌は
水で濡れていた。

私は笑顔で
高橋の体を
バスタオルで拭いた。

カリン『高橋さん
少し痩せたね!
仕事とか
頑張りすぎじゃない?
無理しないでね』

高橋『ありがとう。
俺の心配してくれるのは
カリンちゃんだけだよ!』

⏰:07/02/12 01:11 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#27 [まぁたン]
ぉもリょい

頑張ってね-
(○・∀`)b+゚

⏰:07/02/12 01:16 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#28 [can]
 
>>27ありがとね
頑張ります
 

⏰:07/02/12 10:26 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#29 [can]
 
高橋は嬉しそうだった。

それを見計らって
小さく可愛く囁いた。

カリン『…ベット行こ』

高橋『あぁ』

私は高橋の腕を掴み、
ベットに向かった。

⏰:07/02/12 10:29 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#30 [can]
 
カリン『…キャアッ!』

気付けば高橋は
私を押し倒していた。

高橋『もういい?』

興奮しながら
私に問い掛ける高橋。

カリン『せっかちだなぁ』

私は呆れながら笑った。

⏰:07/02/12 10:31 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


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