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#236 [can]
 
朝から急用が

今から更新
 

⏰:07/02/14 19:38 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#237 [can]
 
だけど
静かな屋上も
つかの間だった。

女『ンッ…やだ…』

女の甲高い声が耳に入り
私は目を開けた。

まさか…?

耳を澄ませて聞いていると
予想は的中…

男と女は
SEXしようとしていた。

⏰:07/02/14 19:41 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#238 [can]
 
女『ヤダ…痛い…』

男『嫌なの?
辞めよっか?』

男は相当Sだな。

話し方一つでわかる。

女『…意地悪』

男『素直に言えば?
ヤリたいですって』

女『ヤリ…たい…です』

女は恥じらいながら
答えた。

⏰:07/02/14 19:45 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#239 [can]
 
男『ん』

男はたった一言
満足気に相槌を打ち
また女を触り出した。

女の喘ぎ声が
嫌でも聞こえてきた。

男『淫乱だね』

男『濡れすぎ』

男『ここ気持ちいの?』

⏰:07/02/14 19:46 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#240 [can]
 
男は女に言葉攻めする。

聞いていると
呆れてくるから、
私は漫画をもう一度
手に取り
読もうと思った。

今、私が出ていくと
気まずくなるから
いないフリをしようと
そう決めた。

⏰:07/02/14 19:48 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#241 [can]
 
女『アッ…こう…気持ちい』

…こう?

その言葉に私は
すぐに反応した。

もしかして耕ちゃん?

そう言えば
耕ちゃんの声に
似てるかも…

好きな人の声にも
気付かないくらい
私は
ボーッとしていたのだろう。

⏰:07/02/14 19:50 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#242 [can]
 
本当は見たくないけど、
私はゆっくりと
壁から顔を出した。

…嘘。

そこにいたのは
初めての恋の相手。

やっぱり耕ちゃんだった。

私は抜け殻のように
耕ちゃんを見つめた。

ただ気持ちよさそうに
腰を振る耕ちゃんを…

⏰:07/02/14 19:52 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#243 [can]
 
見たくないけど
女の人に目が勝手に行く。

大きな胸だった。

きっと耕ちゃんとタメ。

中3のくせに
あの胸はズルいよ。

私は
自分が恥ずかしかった。

胸が小さい上、
根が生えたように
その場所から動けない。

⏰:07/02/14 19:55 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#244 [can]
 
私は弱虫なのかな?

ギュッと目をつぶり、
顔を反らした。

女『アッ…耕ッ』

男『ヤベ…締まる…ウッ』

聞きたくない。

好きな人が知らない女と
ヤッてる所なんて
見たくない。

私は目を閉じて
耳を塞いで俯いた。

⏰:07/02/14 19:57 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#245 [can]
 
自然と涙が溢れる。

鼻水だって垂れそう。

だけど
物音立てると
気付かれるって気持ちが
私をもっと弱くする。

今、私がいる事が
耕ちゃんにバレたら
きっと嫌われる。

そんな気持ちで
いっぱいいっぱいだった。

⏰:07/02/14 20:00 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


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