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#50 [can]
 
だけど唯一
ひたすら話してくれる
先輩が夏美さんこと
ハナさん。

お店のナンバー3の人。

すごく優しくて美人。

ハナさんは最年少の
私とサチにいつも
良くしてくれた。

寮でいる時も
お菓子やジュースの
差し入れもくれたりする。

⏰:07/02/12 11:31 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#51 [can]
 
1番尊敬して
1番慕っている先輩。

男関係が派手な為
よくセフレを紹介してくれた。

私とサチも
本番がしたくなる時も
よくあるから
そのセフレを寮に呼び
SEXを繰り返していた。

⏰:07/02/12 11:34 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#52 [can]
 
コンコンッ―――

店員『カリンちゃん
15号室に指名でーす』

カリン『はーい』

控室から出て
私は15号室に向かう。

そしてまた
『カリン』を必死に演じる。

⏰:07/02/12 11:35 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#53 [can]
 
―――

閉店時間になり
店内にオルゴール音が
響いた。

この瞬間、莉奈に戻る。

莉奈『お疲れ様です』

先輩に挨拶をして
店を出た。

亜由美『莉奈!』

後ろから亜由美が
追い掛けてきた。

莉奈『お疲れ〜
帰ろっか』

亜由美『お疲れ!
コンビニ行かない?』

莉奈『いいよ』

⏰:07/02/12 11:38 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#54 [can]
 
二人はコンビニに寄り
飲み物やコンドームを
買っていた。

莉奈『あれ?
セフレ来るの?』

亜由美『今から
乱パ行くんだよ〜』

乱パとは乱交パーティー。

私はあまり好きじゃない。

莉奈『そうなんだ』

亜由美『莉奈も行く?』

⏰:07/02/12 11:41 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#55 [can]
 
莉奈『私は明日も
仕事だから辞めとく』

亜由美『そっか…
また行こうね!?』

亜由美は明日
仕事が休みだから
オールで乱パに行くらしい。

支払いを済ませ
亜由美と一緒に
寮に帰った。

⏰:07/02/12 11:42 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#56 [can]
 
寮に戻ると
亜由美はシャワーを浴びて
化粧をし直し始めた。

私はコンビニで買った
プリンを食べながら
亜由美を眺めていた。

亜由美『今日ね〜
裕也クンが来るらしいの』

裕也とは亜由美の
お気に入りの人。

⏰:07/02/12 11:44 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#57 [can]
 
莉奈『マジ?
やったじゃん!』

亜由美『うん!
かなり嬉しいよ〜』


亜由美は裕也との
SEXが好きで
裕也が来る乱パは
必ず参加していた。

⏰:07/02/12 11:47 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#58 [can]
 
あと数時間もすれば
空は明るくなると言う頃
亜由美は嬉しそうに
寮を飛び出し
出掛けて行った。

私はお風呂に入り
眠りについた。

こういう毎日が
私の一日だった。

⏰:07/02/12 11:49 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#59 [can]
 
あれから4年が経った。

21歳になった私は
亜由美と夏美さんと一緒に
転職した。

転職先はストリップショーの
ストリップガール。

前の風俗店より
出勤時間は短く
仕事は楽だし
給料もいい。

寮も前より綺麗だし
セキュリティーも完璧だから
とても住みやすかった。

⏰:07/02/12 11:52 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#60 [can]
 
ただ脱ぐだけ。

たまにチップをくれる人に
触らせてあげる。

風俗に比べると
楽で仕方なかった。

勤め始めて数ヵ月だけど
週5の割合で
ストリップショーに出して
もらえるようになった。

⏰:07/02/12 11:54 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#61 [can]
 
休憩〜
>>53ミスったのショックだ

感想ください
 

⏰:07/02/12 11:55 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#62 [華]
メッチャ面白いですハマっちゃいましたぁ応援してるンでぇ頑張って下さいッ

⏰:07/02/12 11:57 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#63 [can]
 
>>62ありがとう
昼ご飯食べたら
また更新するね
 

⏰:07/02/12 12:10 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#64 [can]
 
源氏名はいらない
この店では
『カリン』と呼ばれる事が
なくなった為
少し寂しかった。

亜由美は『サチ』を
気に入ってなかったけど
私は『カリン』を
気に入っていた。

⏰:07/02/12 13:05 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#65 [can]
 
この店では出勤する日は
寮の部屋にボーイから
電話がかかってくる。

そして今日も…

トゥルルルルルッ―――

莉奈『はいは〜い』

ボーイ『莉奈さん
出勤でーす』

莉奈『わかりました〜』

⏰:07/02/12 13:08 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#66 [can]
 
電話から一時間後に
出勤するのがルール。

一時間で化粧や、
髪の毛のセットをする。

約50分で
いつも用意をして
残り10分は
亜由美と過ごす。

亜由美も今日は
出勤日だった。

⏰:07/02/12 13:16 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#67 [can]
 
夏美さんに
聞いてみると
今日夏美さんは
休みなので
男とクラブに行くと言った。

私と亜由美は
二人で店に出勤した。

ボーイ『莉奈さん
亜由美さん
おはようございます』

若いボーイが挨拶をする。

きっとまだ十代だ。

⏰:07/02/12 13:18 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#68 [can]
 
私達も挨拶をして
事務所に行き
ショーの打ち合わせをして
登場時間まで
休憩室で待機する。

この店は
洋風と和風の二つの
広間に分かれている。

⏰:07/02/12 13:20 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#69 [can]
 
洋風は
若い男性が
よく来ている。

ポールダンスをしたり
いやらしく腰を振ったり
激しい感じにする。

和風は
接待などに
よく使われるらしい。

基本は着物を来て
和やかな雰囲気の中で
脱いでいく。

⏰:07/02/12 13:22 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#70 [can]
 
今日、
私は和風で
亜由美は洋風の
ストリッパーとして働く。

時間になり
私が先に和風室に
向かった。

亜由美も数分後に
すぐ洋風室に行った。

⏰:07/02/12 13:24 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#71 [can]
 
楽屋に行き裸になる。

もちろん下着は
付けない。

用意してある着物を
簡単に羽織るだけ。

ひんやりとした着物が
私の気持ちを高ぶらせた。

⏰:07/02/12 13:26 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#72 [can]
 
私は和風の方が好き。

笑わなくても
上品にしていればいい。

三味線や琴の音楽が
流れる和風室は
なぜか心が落ち着く。

着替えが終わり
ボーイに呼ばれるのを
楽屋で待っていた。

⏰:07/02/12 13:28 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#73 [can]
 
コンコン―――

莉奈『はい』

ボーイ『莉奈さん
出番でーす』

莉奈『はい』

ガチャ―――

ドアを開けると
ボーイが笑顔で待っている。

ボーイに案内され
舞台袖に付けて行かれる。

⏰:07/02/12 13:30 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#74 [can]
 
ボーイ『それじゃあ
お願いします』

音楽の曲調が少し変わり
私は舞台にゆっくりと
歩いて登場した。

舞台の回りに
客室があって
一階席二階席と
円形になっているのが
和風の特徴。

⏰:07/02/12 13:32 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#75 [can]
 
洋風は
ライブ会場のような
洋画でよくあるように
前に舞台があり
フロアにテーブルが
並べられてあるという形。

和風より洋風の方が
安いのもあり
若い男は洋風に行く事が
多い。

⏰:07/02/12 13:35 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#76 [can]
 
♪〜―――

音楽が流れ始めると
私はとりあえず
客席全てに頭を下げる。

私を見てない客でも
頭を下げるのが常識。

全てに頭を下げ終え
私のショーが始まる。

⏰:07/02/12 13:36 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#77 [can]
 
赤い着物に赤い口紅。

和風室も
赤を主にして
出来ているから
白い肌がよく栄える。

肌を綺麗に見せる。

それが店の狙い。

⏰:07/02/12 13:39 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#78 [can]
 
所々から
拍手してくれる。

少しだけ微笑んで
頭を下げる。

そして踊り出す。

ただ着物を
脱ぐか脱がないかの
見せびらかせや
寝そべって
胸の谷間を見せるだけ。

それを約20分続ける。

⏰:07/02/12 13:43 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#79 [can]
 
たまに客席近くに行き
近くで肌を見せる。

チップをくれたお客さんに
笑顔で会釈し
客の手を取り、
自分の胸に当てる。

客は嬉しそうに
胸を触る。

少しすると
手を離し隣の客室に行く。

⏰:07/02/12 13:46 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#80 [can]
 
二階席の人にも
階段を使い
同じ事をする。

それで約20分。

そしてセンターに戻り
脱ぎ始める。

ライトも暗くなり
いやらしい雰囲気になる。

⏰:07/02/12 13:48 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#81 [can]
 
ゆっくり、じらして、
いやらしく脱ぐ。

客もこの時ばかりは
私を見てくれる。

胸やアソコやお尻が
現れた時にお客さんは
拍手をしてくれる。

喜んでもらえてるんだ
って実感する。

⏰:07/02/12 13:49 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#82 [can]
 
丸裸になってからも
脱ぎ捨てた着物を
上手く利用して
寝そべりながら
いやらしく、
客に体を見せる。

それを約20分。

合計1時間のショー。

音楽が鳴り止み
一礼して舞台袖に戻る。

これで終わり。

⏰:07/02/12 13:53 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#83 [can]
 
ボーイ『お疲れ様です』

舞台袖で待っている
ボーイがバスローブを
かけてくれた。

莉奈『ありがと…あれ?
もしかして新人?』

ボーイは顔を赤くして
頷いた。

莉奈『そうなんだ〜』

⏰:07/02/12 13:54 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#84 [can]
 
ボーイ『はい。
お願いします!』

ボーイに案内されて
楽屋に戻る。

戻る最中も
莉奈はボーイに話し掛けた。

莉奈『いくつ?』

ボーイ『16です』

莉奈『若いね〜
学校は?辞めたの?』

ボーイ『はい』

⏰:07/02/12 13:56 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#85 [can]
 
莉奈『何で?』

ボーイ『めんどくさくて…
莉奈さんは
ここ長いんですか?』

莉奈『そっか〜。
私は最近入りたてだよ』

ボーイ『そうなんですか?
すごく上手なショー
でしたよ!…あの、
綺麗でした!』

⏰:07/02/12 13:57 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#86 [can]
 
照れ臭そうに笑うボーイが
可愛くて癒された。

莉奈『ありがと』

ボーイ『あの実は…
ショーを見たのは
莉奈さんのショーが
初めてなんです』

莉奈『そうなの?
私なんかが初めてで
ゴメンね〜』

⏰:07/02/12 14:02 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#87 [義徳]
頑張って(/--)/
pr4.cgiboy.com/..

⏰:07/02/12 14:04 📱:F902iS 🆔:☆☆☆


#88 [can]
 
ボーイ『そんな!
莉奈さんのショー
すごく良かったです。
感動したし
…興奮しました』

莉奈『アハハッ!
ありがとう〜ボーイに
興奮してもらえたら
私も嬉しいよ〜』

⏰:07/02/12 14:05 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#89 [can]
 
普通、ボーイは
興奮しないらしい。

冷めきったように
ショーを見守るのがボーイ。

だけど新人のこの子は…
褒めてもらえると
やっぱ嬉しい。

⏰:07/02/12 14:06 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#90 [can]
 
>>87ありがとう
 

⏰:07/02/12 14:08 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#91 [can]
 
話が弾んだ所で
楽屋についたので
ボーイとはさよならした。

楽屋に入り
服を着替える。

髪や化粧も少し治し
休憩室に戻る。

⏰:07/02/12 14:11 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#92 [can]
 
その後、
二本のショーをこなし
勤務が終わった。

莉奈『亜由美帰ろう』

亜由美『うん』

亜由美と一緒に
寮に帰宅した。

こうして一日が終わる。

⏰:07/02/12 14:13 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#93 [can]
 
―――

翌日、
朝帰りした夏美さんが
酔っ払って私の部屋に
帰って来た。

鍵が無いと言うので
私の部屋に泊めてあげた。

1つしかないベットには
夏美さんを寝かせ、
私はソファーで眠った。

⏰:07/02/12 14:15 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#94 [can]
 
夏美『莉奈!莉奈ぁー!』

夏美さんの声で
私は目覚めた。

莉奈『んッ…あぁ…
おはようございます』

テンションの低い声で
挨拶をした。

夏美『莉奈ゴメンね!
昨日の事あんまり
覚えてないんだよね』

⏰:07/02/12 14:18 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#95 [can]
 
莉奈『マジですか?』

夏美『ベット占領
しちゃったみたいで…
マジでごめんね!?』

莉奈『あぁ…そんなの
全然いいですよ。
気にしないでください』

夏美『今度何か
お詫びするからね』

莉奈『アハハッ…どうも!』

⏰:07/02/12 14:20 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#96 [can]
 
夏美さんが
部屋から出て行き、
私はシャワーを浴びて
テレビを見ながら
くつろいだ。

ピーンポーン―――

インターホンが鳴る。

莉奈『はーい』

亜由美『亜由美だよ!
開けて〜』

莉奈は立ち上がり
玄関の鍵を開けた。

⏰:07/02/12 14:23 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#97 [can]
 
ガチャッ―――

亜由美が入って来た。

亜由美『おっは〜』

莉奈『おはよ。
どしたの?』

亜由美『暇だから〜』

莉奈『ゲームする?』

亜由美『やる!』

最近買ったゲームを
テレビに繋げて
二人は盛り上がった。

⏰:07/02/12 14:26 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#98 [can]
 
オークションで落としたゲームは
二人で兼用している
ゲーム機だった。

汚い亜由美の部屋では
無くす可能性が高いから
私の部屋で保管する事に。

不器用な私達だから
いつも必死になって
楽しんでいた。

⏰:07/02/12 14:27 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#99 [can]
 
トゥルルルル―――

莉奈『やば!
もうコール来たよ』

ゲームに夢中になりすぎて
時間を忘れていた。

亜由美『私戻るね!
片付けなくてゴメン』

莉奈『いいよ!じゃあね』

⏰:07/02/12 14:39 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#100 [can]
 
どんな時でも
コールの時間になると
部屋にいないといけない
ルールだから亜由美は
急いで部屋に
戻って行った。

ゲームを切って
急いで私は電話に出た。

⏰:07/02/12 14:41 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


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