…キコエナイ歌声…
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#127 [三ッ葉]
と、思ってたら――…


麻「あ………」

麻人が急に話すのを止めた

"どうかした……??"

私は上体をムクッと起こした


麻人はベットの隅に置いてある物を凝視していた

それは、
クマのぬいぐるみ

⏰:07/03/25 01:24 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#128 [三ッ葉]
麻「……何これ…
美和のもんなの??」


麻人がそれを手を伸ばしてとり、私の空いてる手に手渡す


私はコクリと頷いた


手のひらからちょっぴりはみ出るくらいの
フワフワのテディーベア


"………麻人…
これね…宝物なの"

⏰:07/03/25 02:07 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#129 [三ッ葉]
私は、小さなテディーベアを大事に両手で胸に抱え込んだ

ら、麻人の手を握ったままで麻人も軽く引き寄せてしまった;;


"あは…ごめん;;
これね……私のお母さんが一番初めにくれた
プレゼントなの――…"


私が生まれた時にくれたもの――…

気が付けばずっと大事にしてたもの――…


お母さんの代わりにもっと大事にしてるんだ

⏰:07/03/25 02:13 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#130 [三ッ葉]
"お…おかしいよねッ…
小6になったのに、こんなぬいぐるみずっと大切にしてるなんて――…"


私は目をそらして笑った


麻「…そんな事ねぇよ
宝物があるっていいじゃん!!俺、ないからさ」


麻人はいつも私が暗くなると頭を撫でてくれる

落ち着くんだ…


"……ふふッ
いつか麻人にもできるよ、宝物が!!"

⏰:07/03/25 02:20 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#131 [三ッ葉]
私は、すぐに元気になった


気持ちを伝えるとともに顔で表情を伝える


できるよ――…
麻人にも、きっと……


私にとってのテディーベアみたいな


大切な宝物が……

⏰:07/03/25 02:23 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#132 [三ッ葉]
━━━━━━━…………
━━━━━………


麻人が帰った後…
やってくる暗い時間。

…………夜。


私はベットの布団にくるまりながら、テディーベアを抱え込んだ


これは毎日してる事。  

寂しさを紛らわすため――…


それから――……

⏰:07/03/25 02:28 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#133 [三ッ葉]
お母さん……
本当にごめんなさい…



毎日、テディーベアを通してお母さんに謝るため。



私の所為でお母さんが亡くなってしまった時から
かかさずにやっている事―――……


麻人やお父さんがいて笑ってられるけど
ずっと平気なんかじゃない

平気でいられる訳がない

⏰:07/03/25 02:33 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#134 [三ッ葉]
心の底では
鉛の様に重くのしかかる
罪悪感と喪失感――…。


今までずっと…

そしてこれからもずっと…


消える事なく

積み重なっていくだけ―――……



ごめんね……お母さん

⏰:07/03/25 02:36 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#135 [三ッ葉]
  感想板です
     ↓↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1905/

⏰:07/03/25 02:40 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#136 [三ッ葉]
【モ ノ ク ロ の 世 界】

中学1年生の歳になる。


お父さんは、仕事

麻人は、学校行事や家庭の行事


こういう事で病院に来れない日が多くなってくる


私はもう中学1年生…。
寂しくて本当は、逢いにきて欲しいけど
わがままは言えない!!


我慢、我慢ッ……!!

⏰:07/03/25 02:52 📱:N902i 🆔:☆☆☆


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