…キコエナイ歌声…
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#363 [三ッ葉]
【 秘密のkiss 】

ガチャッ

詩「あ、美和っ。
おはよう」

次の日の朝。
玄関を出ると、優しい笑みを浮かべた詩音君が待っていた。

私は頭を小さく下げて挨拶を返した。


そして、麻人の家のチャイムを鳴らした。

⏰:07/08/08 18:18 📱:F904i 🆔:☆☆☆


#364 [三ッ葉]
「あら美和ちゃんっ。
麻人…まだ起きないみたいなのよ。
ごめんなさいね。」

家から出てきてくれた麻人のお母さんが言う。


私は頭を下げてその場から離れて
詩音君の自転車の後ろに乗せてもらった。

―――――――……

瞳に流れ込むのは、麻人ではなく詩音君の大きな背中。

麻人の時みたいには抱きつく事ができなくて、バランスを取るのが大変だった。

⏰:07/08/11 10:50 📱:F904i 🆔:☆☆☆


#365 [三ッ葉]
学校に着いてからも詩音君はずっと私の傍にいてくれた。


麻人、大丈夫かな?

ずっと起きなかったらどうしよう――…


私はずっと気にしてしまう――…


そんな私を見かねた詩音君はお昼休憩に

詩「麻人のお見舞い行こっか!」

と、言い出した。

私は笑顔を見せて大きく頷いた

⏰:07/08/11 11:25 📱:F904i 🆔:☆☆☆


#366 [一]
あげー!

⏰:07/08/17 01:00 📱:P903i 🆔:☆☆☆


#367 [三ッ葉]
−さん

あげてくださり
有難うございます

⏰:07/08/18 17:59 📱:F904i 🆔:☆☆☆


#368 [三ッ葉]
〜♪

麻人の家前に着きチャイムを鳴らす。


「……………」


しばらく沈黙がつのる


ガチャッ……

麻「……み…わ?」


ドアの隙間から麻人の姿が目に入った瞬間
私は麻人に飛び付いた。
が、麻人の体は私の体を支える事なく力無く傾いていき――…

ドサッ

………………倒れた;;

⏰:07/08/18 18:12 📱:F904i 🆔:☆☆☆


#369 [三ッ葉]
私も麻人と一緒に倒れこんでしまった。

抱きついた手から
麻人の体がまだ熱を帯びていて、汗ばんでいる事を察知した!

息使いも昨日と同様に荒いまま――…


まだ体調悪いんだ…


詩「みわっ…麻人を部屋に運ばないと」

詩音くんの声と共に体を起こすと、詩音くんが麻人を担いで部屋へと運んでくれた。

周りを様子をみると麻人のお母さんは、留守らしい。

⏰:07/08/18 18:20 📱:F904i 🆔:☆☆☆


#370 [三ッ葉]
麻人の額に水で絞りなおしたミニタオルをそっと置いた。

「………う…」

麻人の体がそれにピクッと反応して、小さくうめき声を発した。

それから私達は、ただただしんどそうに横になっている麻人を見守る事しかできなかった。

周りから見ると来た意味がないのかもしれない――…

でも
目の届く範囲で麻人を見守る事が少なくとも安心に繋がるんだ。

⏰:07/08/22 11:54 📱:F904i 🆔:☆☆☆


#371 [三ッ葉]
     ギュッ……
無意識に麻人の手を握ると、

「ん……美和?」

麻人がゆっくり瞼を開いて、こちらを向く。

"あ、起こしちゃったね。ごめん…。"

私は更に手に力を込めた――…


「――――っつ―!!」


突然の大きなうめき声と同時に麻人の手が私の手から即座にすり抜けた。


……………えっ!?

麻人の顔は苦痛からか歪んでいる。

⏰:07/08/22 13:19 📱:F904i 🆔:☆☆☆


#372 [三ッ葉]
「あっ……はぁっ…っ……」

麻人はベッドの上で、もがき苦しむ。

なんとか私の声を届けようと麻人の手に手を近づけようとした。

「駄目だ、美和っ!!」

体の前に詩音君の手が伸びてきて、遮られた。


"どっどうして……?"

私は詩音君の手に触れたまま戸惑った。

「力が暴走してる……。一度解放してしまった力を制御できないんだと思う。」

⏰:07/08/22 14:05 📱:F904i 🆔:☆☆☆


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