…キコエナイ歌声…
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#110 [三ッ葉
]
【テディーベア】
毎朝目を覚ますと
明かりのついた天井が
目をチカチカとさせるんだ
でも今日は違った――…
麻「おはよ、美和」
目を覚まして一番初めに目に映るのは麻人の笑顔
私は、麻人の手を握る
:07/03/19 16:28
:N902i
:☆☆☆
#111 [三ッ葉
]
もう私達は小学六年生。
長い時間が過ぎていく中
私の声は戻ってくる事はなかった――…
だから…
"麻人、おはよ"
朝の挨拶も普通にできない
心で念じるんだ――…
:07/03/19 20:30
:N902i
:☆☆☆
#112 [三ッ葉
]
ずっと、お父さんと麻人は私の傍にいてくれた――…
麻人とは、名前で呼び合う仲になった
"今日は早かったね
……私のお父さんは??"
私は周りをキョロキョロと見回した
麻「忙しくて来れないってさ。今日は、何となく早く来たんだ…それで、
美和の寝顔みてた」
:07/03/19 20:37
:N902i
:☆☆☆
#113 [三ッ葉
]
"寝顔みたの!??
や…やめてよッ…///"
私はテンパって麻人の手を更に握り締めた
麻「……嘘☆
俺、来たばっかだし……」
そう言う麻人の顔はにやけてて―――……
怪しい;;
二人のイメージ画です
崩してしまったらスミマセン
[jpg/25KB]
:07/03/19 23:11
:N902i
:☆☆☆
#114 [弥生]
面白いデス~
絵もぅまぃデスネI
これの他にも絵書きますか??
:07/03/20 00:52
:W42K
:☆☆☆
#115 [三ッ葉
]
:07/03/20 10:05
:N902i
:☆☆☆
#116 [三ッ葉
]
>>113から
怪しいけど、あえて触れないで置こう!!
麻(本当は見たし☆
でも、麻人の顔はにやけている………;;
あっ……!!
そんな事より――…
私は引き出しから数枚の紙を取り出した
"麻人……これ分かんない教えて――…??"
:07/03/20 21:15
:N902i
:☆☆☆
#117 [三ッ葉
]
麻人が紙をとり、問題を読んでいく……
麻「……はぁ;;」
呆れたため息が聞こえてくる
"な…何よ;;"
私は麻人を横目で見た
麻「こんなのも分かんないのかよ;;」
カチンッ…
:07/03/20 21:22
:N902i
:☆☆☆
#118 [三ッ葉
]
少し……いや結構ムカッときた!!
成長する度に麻人の口調が悪くなっていってる気がする――…
それに笑わなかったら
無愛想な顔………。
まぁ、優しいんだけね!
麻「これがこうで――…分かる??」
麻人は頭が良くて、スラスラと問題を解いていく
:07/03/21 11:39
:N902i
:☆☆☆
#119 [我輩は匿名である]
:07/03/21 13:34
:SO702i
:☆☆☆
#120 [三ッ葉
]
:07/03/21 20:46
:N902i
:☆☆☆
#121 [葉月]
あげぇ
:07/03/23 18:01
:W41SA
:☆☆☆
#122 [三ッ葉
]
:07/03/23 22:53
:N902i
:☆☆☆
#123 [三ッ葉
]
>>118から
麻人は本当に頭が良いんだ
私が特別バカってわけでもない!!
標準の頭をもってるはずだけど、この問題が結構難しいからで――…
"………あ〜!!
分かった気がする!!!"
ほら…ネ?
理解はできるんだ
麻「本当に分かってんだか……;;」
コイツっ……
やっぱり口悪くなった
:07/03/24 18:36
:N902i
:☆☆☆
#124 [三ッ葉
]
麻「…口悪くて結構」
しまった!!
心の声が読み取られたみたい………
強く考えすぎたのかな?
気を付けなきゃ;;
"聞こえてたか;;
なんか暇だね…………"
私は小さなあくびをした
麻「ねみぃ〜」
麻人はあくびをしながら
私の横に寝転んだ
:07/03/24 18:42
:N902i
:☆☆☆
#125 [三ッ葉
]
ゆとりのあったベットにも少し余裕がなくなっていた……
私達、大きくなったんだな〜とこの年で懐かしんでしまう私;;
麻「俺のクラスの奴でさ―――……」
麻人が学校の話をしだす
いつも、学校でのいろんな話をしてくれるんだ
私も行きたいな――…
:07/03/24 23:53
:N902i
:☆☆☆
#126 [三ッ葉
]
軽く横を見てみると麻人が無表情なのに楽しそうに話続けていた――…
私も楽しくなる
…………………。
でも
麻人の話はいつになっても終らない……;;
エンドレス――…??
:07/03/25 01:19
:N902i
:☆☆☆
#127 [三ッ葉
]
と、思ってたら――…
麻「あ………」
麻人が急に話すのを止めた
"どうかした……??"
私は上体をムクッと起こした
麻人はベットの隅に置いてある物を凝視していた
それは、
クマのぬいぐるみ
:07/03/25 01:24
:N902i
:☆☆☆
#128 [三ッ葉
]
麻「……何これ…
美和のもんなの??」
麻人がそれを手を伸ばしてとり、私の空いてる手に手渡す
私はコクリと頷いた
手のひらからちょっぴりはみ出るくらいの
フワフワのテディーベア
"………麻人…
これね…宝物なの"
:07/03/25 02:07
:N902i
:☆☆☆
#129 [三ッ葉
]
私は、小さなテディーベアを大事に両手で胸に抱え込んだ
ら、麻人の手を握ったままで麻人も軽く引き寄せてしまった;;
"あは…ごめん;;
これね……私のお母さんが一番初めにくれた
プレゼントなの――…"
私が生まれた時にくれたもの――…
気が付けばずっと大事にしてたもの――…
お母さんの代わりにもっと大事にしてるんだ
:07/03/25 02:13
:N902i
:☆☆☆
#130 [三ッ葉
]
"お…おかしいよねッ…
小6になったのに、こんなぬいぐるみずっと大切にしてるなんて――…"
私は目をそらして笑った
麻「…そんな事ねぇよ
宝物があるっていいじゃん!!俺、ないからさ」
麻人はいつも私が暗くなると頭を撫でてくれる
落ち着くんだ…
"……ふふッ
いつか麻人にもできるよ、宝物が!!"
:07/03/25 02:20
:N902i
:☆☆☆
#131 [三ッ葉
]
私は、すぐに元気になった
気持ちを伝えるとともに顔で表情を伝える
できるよ――…
麻人にも、きっと……
私にとってのテディーベアみたいな
大切な宝物が……
:07/03/25 02:23
:N902i
:☆☆☆
#132 [三ッ葉
]
━━━━━━━…………
━━━━━………
麻人が帰った後…
やってくる暗い時間。
…………夜。
私はベットの布団にくるまりながら、テディーベアを抱え込んだ
これは毎日してる事。
寂しさを紛らわすため――…
それから――……
:07/03/25 02:28
:N902i
:☆☆☆
#133 [三ッ葉
]
お母さん……
本当にごめんなさい…
毎日、テディーベアを通してお母さんに謝るため。
私の所為でお母さんが亡くなってしまった時から
かかさずにやっている事―――……
麻人やお父さんがいて笑ってられるけど
ずっと平気なんかじゃない
平気でいられる訳がない
:07/03/25 02:33
:N902i
:☆☆☆
#134 [三ッ葉
]
心の底では
鉛の様に重くのしかかる
罪悪感と喪失感――…。
今までずっと…
そしてこれからもずっと…
消える事なく
積み重なっていくだけ―――……
ごめんね……お母さん
:07/03/25 02:36
:N902i
:☆☆☆
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