…キコエナイ歌声…
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#200 [三ッ葉
]
【 守護係…ガーディアン… 】
〜 ア サ ト 〜
ピシャンッ
麻「はぁ……」
俺は、保健室をでて一息ついた。
美和が手当てをしてもらってる間、俺は外で待つことにした……
登校する人達の声や足音によって、廊下が少しずつにぎやかになっていた
「あっ……麻人君おはよう!!」
麻人
ストーリーとは関係ない絵です
[jpg/22KB]
:07/04/08 22:50
:N902i
:☆☆☆
#201 [三ッ葉
]
聞こえてくる甲高い声
振り向けば見える
ケバいギャル系な女がいた
…………西浦 若菜
麻「おはよ」
俺は目を反らして返事を返した
あんまり関わりたくないんだよな……
うるさそうだし。
若「麻人君今日は何で早いの!?」
そんな俺の思いに気付くわけもないコイツは
新たな話題をもちかけてきた
:07/04/09 13:43
:N902i
:☆☆☆
#202 [三ッ葉
]
麻人くん……って;;
容姿とは、似合わない丁寧な言葉使い……。
俺知ってるよ??
アンタが他の人の前では、言葉使い悪いってこと。
それに……
麻人君って名前で呼ばれるほど仲良くないし……
麻「悪いけど、俺大事な用あるから」
と言って、その場を離れた
大事な用なんて
本当はないけど……。笑
:07/04/09 13:49
:N902i
:☆☆☆
#203 [三ッ葉
]
西浦から逃れる口実にとりあえず二階に上がった俺。
……………。
そろそろ戻ろうかと足を進ませようとした
「お〜神山!!
転校生は一緒に来てんのか??」
後ろから太くてドッシリした男の声がした
…………担任だ
:07/04/10 01:32
:N902i
:☆☆☆
#204 [三ッ葉
]
麻「転校生なら少し怪我したから、今保健室……」
俺は、体の向きを変えて言った
「初日から怪我…か;;
俺より先に一緒に教室行っとけよ!!」
と言いながら俺を指さす担任。人に指差すな!!
麻「了解〜」
俺はまた体の向きを変えて、階段をおりてった
:07/04/10 01:38
:N902i
:☆☆☆
#205 [我輩は匿名である]
あげ

(・д・`)ガンガレ
:07/04/14 23:47
:N902i
:☆☆☆
#206 [匿名さん
がんばりますネ
]
保健室の前へと戻っていった……
美和もぅ手当て終わったのかよ??
ガラッ―…
そんな事を考えてドアに手をかけた俺。
麻「…………は??」
保健室には、小野先生の姿しかなかった
………美和
美和がいねぇ!!
:07/04/16 22:39
:N902i
:☆☆☆
#207 [三ッ葉
]
〜 ミ ワ 〜
3階……3階っと―…
麻人を見失った私は
とりあえず3階へ上がる為に階段を上っていた
段差がなくなり
周りを見渡す――…
やけに綺麗な校内だった
それに人気はない……
クラスの標識すらも見当たらない
美和 [jpg/24KB]
:07/04/16 22:45
:N902i
:☆☆☆
#208 [三ッ葉
]
〜♪
美「……!?」
突然廊下に響き渡るピアノの音が私の耳を通っていく
何だかテンポも速いし
技術も高度な曲――…
でも、すごく上手。
誰が弾いてるんだろ??
音のする方ををたどっていくと、どうやら発信源は
音楽室だった
:07/04/18 01:07
:N902i
:☆☆☆
#209 [三ッ葉
]
あれ??
見た事のある学校の案内図に、3階に音楽室なんかなかったはず――…
ここ、本当に3階!?
とうとう階段もちゃんと上れなくなったのか?
頭がこんがらがっていく
てか、いい年して地図見れないし、迷子だし;;
やっぱ自分って馬鹿なんかな?と思った
誰か馬鹿な迷子を助けてください――…
……………あっ!!
:07/04/18 01:15
:N902i
:☆☆☆
#210 [三ッ葉
]
パタパタッ…
私は、何かにひらめき小走りで音楽室へ近づいた
近づけば近づくほど
心に染み渡っていく綺麗な旋律の表現……。
ドアの透明なガラスから
頭をひょこっとだしてドアごしに様子を見てみる
美「……」
そこには、一人の男子生徒がいた
いや、男子の前に"美"を付けて美男子生徒と言った方が合う!!
:07/04/18 01:39
:N902i
:☆☆☆
#211 [三ッ葉
]
落ち着いた栗色の髪
前髪は斜め分け
スラッとした顔だち
黒ぶちの眼鏡
がチャームポイントかな??
と、頭の中でいくつか取り上げてみた
それに、とても優しそうな表情でピアノを弾いている――…
思わず見入ってしまった
ガラッ
気付いたら体が勝手にドアを開けていた
……………;;
:07/04/20 02:00
:N902i
:☆☆☆
#212 [三ッ葉
]
「………」
男子生徒は静止して私を凝視した
美「………;;」
私は、一歩後退りドアの後ろに隠れた
ピアノの邪魔しちゃった!!
頭の中で何回も馬鹿な自分に後悔した
プッ…
小さな笑い声が聞こえる
私はひょこっと顔をだした
「そんな隠れなくたって大丈夫だよ。
ピアノ弾きたいの??」
:07/04/20 02:07
:N902i
:☆☆☆
#213 [三ッ葉
]
彼は穏やかな表情で私に問い掛けてきた
ピアノ……
久々に弾いてみたいな――…
そんな思いが私の中で少し芽生えたために
私は、彼に向って頷いた
「……どうぞ」
おずおずとピアノに近づく私に彼は椅子をひいてくれた……
紳士的な方だ!!
:07/04/20 02:15
:N902i
:☆☆☆
#214 [三ッ葉
]
ってのは置いといて!
椅子に腰をかけて、鍵盤に手を置いた。
今頭の中に浮かぶ楽譜が何故かお母さんの新曲になるはずだった曲――…
少し手が震える
でも、私は弾くことにした
〜♪
久しぶりすぎて鍵盤が重く感じたが
慣れてきたのかな??
楽しくなってきた!!
………お母さん
:07/04/20 02:25
:N902i
:☆☆☆
#215 [三ッ葉
]
〜 ア サ ト 〜
麻「ハァ…ハッ――…
あいつ…一体どこにいんだよッ……;;」
荒い息遣いが口からこぼれる
現在の俺の現在地は
俺と美和のクラスになる
2―6の教室
先に行ったのかと考えて来たもののいねぇし;;
他にどこにいく??
誰かにさっそく声でない事でいじめにあってたりなんか――……
ないとは限らねぇし;;
:07/04/20 02:35
:N902i
:☆☆☆
#216 [三ッ葉
]
〜♪
麻「………!!」
色々頭で考えていたら
どこかからピアノの音がかすかに耳に届く
小さいピアノの音を聞こうと周りの音を掻き分けながら耳を澄ました
ピアノの音は、さっきからずっと聞こえてたけど……この曲は――…
高らかに歌う美和を初めて見たときの曲
この曲を忘れるはずがない
:07/04/22 02:54
:N902i
:☆☆☆
#217 [三ッ葉
]
あの時の歌声がずっとこびりついている――…
外見のあどけなさから想像もできない大人びた声
耳に自然に残る旋律
美和の優しい笑顔
心が揺さ振られた瞬間。
俺はあの時から美和に魅了されていたんだ――…
俺はあの時から―――…
:07/04/22 03:03
:N902i
:☆☆☆
#218 [三ッ葉
]
ダダッ
俺は、すぐさま体の方向を転換させ足を走らせた
ピアノの音……音楽室
美和は、新館3階の音楽室にいるはずだ
きっと"アイツ"もいる…
:07/04/22 03:11
:N902i
:☆☆☆
#219 [三ッ葉
]
〜 ミ ワ 〜
〜♪
あの頃に記憶が脳裏に浮かんでくる――…
笑顔のお母さんとお父さん
お母さんのようになりたくて、精一杯心をこめて歌ったの―……
大きく口を開けて
周りの空気を体内に取り込み、体の内側から声をだした――……
周りの空気を揺さ振る程の声をイメージして――…
:07/04/22 03:19
:N902i
:☆☆☆
#220 [三ッ葉
]
スゥッ――…
あの時と同じように口を開き、大きく息を吸った
美「…………」
そうだ。
あの時と同じように
声は…………でないんだ
気持ちが海に落とされた鉛のように沈んでいき
〜♪―…ピタッ
私は動かしていた手を止めた
:07/04/22 03:25
:N902i
:☆☆☆
#221 [三ッ葉
]
パチパチ…
ピアノの響きが消えたころに拍手の音が響く
美「………」
私の振り返った先に
麻人がいた
麻「やっと…みつけた。
良い…ッ演奏だったのに、止めんのか??」
開けたドアに手をついて言う麻人の息が少し荒い
……走ってきてくれたの??
私を…見つけてくれたの??
:07/04/22 03:37
:N902i
:☆☆☆
#222 [三ッ葉
]
そんな麻人の優しさがいつも胸に響く
私はそんな嬉しさからこみあげる何かと
声がでない悲しさを隠そうとピアノの上に頭をふせた
ギュッ……
手に私とは違う温もりを感じた
麻人の大きな手。
弱い私がすがりつく
:07/04/22 03:43
:N902i
:☆☆☆
#223 [三ッ葉
]
" 声をだそうともがく度に泣いちゃいそうになる……… "
麻「俺、昔泣くなって言ったけど悲しい時は我慢しねぇで泣けよ……
涙は俺が受けとめてやるから――…」
……………。
私は顔をムクッとあげた
" 今日は泣いてやんないもんッ……… "
べーっと舌をだして強がって笑った
:07/04/22 04:00
:N902i
:☆☆☆
#224 [三ッ葉
]
「驚いた。
麻人もそんな風に優しい顔できるんだね」
違う場所から声がする
あの美男子生徒が部屋の端から眼鏡をクイッと上げて私達に近づいてきた
麻「……詩音」
この人詩音っていうんだ…
私は、詩音と呼ばれた美男子生徒と麻人を交互にみつめた
2人とも輝いて見える!!
この学校には、格好良い人ばかりいるのか!??
:07/04/22 15:07
:N902i
:☆☆☆
#225 [美星]
前半感動して泣いてしまいました;;
これからも頑張ってください(愛*VωV*)
:07/04/22 19:31
:SH903i
:☆☆☆
#226 [三ッ葉
]
:07/04/23 09:17
:N902i
:☆☆☆
#227 [さぁ]
ガンバッフフフ
:07/04/23 21:49
:W41SA
:☆☆☆
#228 [三ッ葉
]
さぁさン

久しぶりです
不定期更新なのに応援してくださるなんて
嬉しいです
頑張りますネ
カラフルパレットの話も思いついたので頑張ります
:07/04/23 23:11
:N902i
:☆☆☆
#229 [三ッ葉
]
>>284から
詩「初めまして。
見慣れない顔だけど……もしかして、君が榎坂さんかな??」
気が付いたら詩音と呼ばれる男子生徒は、私に向かって微笑んでいた
私は、二回縦にうなずいた
詩「やっぱりそうかッ。
僕は、榎坂さんと同じクラスの
"池谷 詩音-イケガヤ シオン-"って言うんだけどこれからよろしくね」
池谷君の丁寧な言葉遣いが容姿とすごく合ってるな
スッ…
池谷君は私にスッ手を差し伸べた
:07/04/24 02:29
:N902i
:☆☆☆
#230 [三ッ葉
]
あ…握手だよね??
私は、池谷君の手を軽く握って笑った
池谷君がこの学校で出来た友達一号だ〜♪
と、心の中で歓喜する
詩「僕なんかが一号でいいのかな??」
池谷君がクスクスと小さく笑って言う
美「………」
…………
……………え!?
:07/04/24 23:10
:N902i
:☆☆☆
#231 [三ッ葉
]
…………えぇええッ!??
私は口をぱっくり開けた
麻「詩音にもあの力があんのか??」
私のもう一方の手を握ったままの麻人が口に出す。
私が疑問に思ったことを
詩「うん。僕にもあるよ……麻人と同じ力がね」
私の驚きを隠せない様子がよほど面白いのか
池谷君は笑ったまま答えた
麻「他にもこの力をもつものがいたなんてな……」
:07/04/25 09:02
:N902i
:☆☆☆
#232 [三ッ葉
]
グイッ
美「……っ?」
突然、池谷君が私の手を引っ張ったので、私の体は前のめりになる
気が付けば私の顔の前に池谷くんの顔――…
詩「君の力になってあげたいな……良い…よね??」
美「………ッ///」
池谷君が耳元でクスッと小さく笑いながら呟いた
微かな吐息があたって、私の顔を真っ赤にさせた
:07/04/27 15:34
:N902i
:☆☆☆
#233 [三ッ葉
]
そこで、チャイムが鳴る
美「………!!」
詩「早く教室に行かないとね……」
池谷君は、麻人を一目みてから私の手を放した
池谷君が音楽室を出て、私もそれについていこうと足を動かす
ギュッ…
その足は、麻人に手を握られて引き止められた
:07/04/28 23:45
:N902i
:☆☆☆
#234 [三ッ葉
]
" ………麻人!? "
私はすぐに顔をかしめた
麻「あいつ……詩音なんて言ってたんだよ??」
何だか機嫌が悪くなった気がする……;;
ただでさえ無愛想なのに。
" なんかね…私の力になってくれるんだって!!
池谷君って良い人だねッ "
麻人の冷たい口調とは逆に笑いながら心の中で言う
:07/04/28 23:51
:N902i
:☆☆☆
#235 [三ッ葉
]
麻「………意味分かんねぇし;;」
麻人が露骨に嫌そうな顔をする
いやいや;
何でそんな顔すんの?
" 意味分かんねぇし;;
は、こっちの台詞!!
早くいこーよ!! "
私は、よく分かんない麻人の手を力一杯引っ張って教室へ向かおうとした
………って!!
私、教室の位置知んないからココに来ちゃったんじゃんッ;;
私は階段の前で足を止めて、いかにも困った表情で麻人を目を見た
:07/04/29 00:00
:N902i
:☆☆☆
#236 [三ッ葉
]
麻人は、大きくため息をついて
麻「教室はこっち。
ここ新館だから……。」
面倒臭そうに説明した
新館か……
そんなんあるんだ;;
頭にインプット完了!
麻「おい、行くぞ」
結局、麻人に手を引っ張られて違う階段を降りて走った――…
ガララッ
麻人が私達の教室と思われるドアを開けた
:07/04/29 00:11
:N902i
:☆☆☆
#237 [三ッ葉
]
麻「…遅れてすみません」
私は麻人の声に合わせて先生にペコリと頭をさげた
う……
なんか皆の視線が痛い;;
とりあえず席につくと、廊下側の一番後ろの席だった。麻人は隣だった。
担任の話、自己紹介をしていく――…
その時に詩音君を見つけた。運動場側の一番前だった
:07/04/29 02:03
:N902i
:☆☆☆
#238 [三ッ葉
]
皆は名前、出身校の他に趣味、特技とかいろんな事を話してるのに……
麻「神山 麻人。
星和中学校出身……」
とだけ言って椅子に腰を下ろす麻人
なんだか学校だともっと無愛想なんだなって思った。いつもと違うな―……
そんな無愛想で面白みのない自己紹介でも、女子の大半は麻人をずっと見てた
今まで男の子をちゃんと見たことあるのは、麻人だけやったから分からんかったけど―――…
:07/04/29 02:13
:N902i
:☆☆☆
#239 [三ッ葉
]
周りの男子みて失礼やけど思ってしまう――…
麻人ってやっぱり格好良い……のかな??
………………ってね
「榎坂 美和……榎坂ッ」
自分の番が来たらしく
担任の先生が私の名を呼んでいた
私は飛び上がるように立ち上がった
第一印象って大事だよね??麻人の力に手伝ってもらって………って、力の事皆にばれていいのかな??
よしっ!
こうなったらなんとかして言いたいこと伝えよう!!
:07/04/29 02:22
:N902i
:☆☆☆
#240 [三ッ葉
]
先生が話せない私の代わりに黒板に名前を書いていく間、笑顔を絶やさなかった
そして、担任が私の声の事情について静かに述べていく――…
顔色が変わる子もいれば
私を凝視したり
面白がった様子の子や
真面目に受けとめてる子がいるのが目につく
そりゃ引いちゃうよね?
覚悟はしてたけど、実際となるときついな……
なんとかして印象良くしたいんだけど
「榎坂座っていいぞ」
…………え!?
:07/04/29 02:29
:N902i
:☆☆☆
#241 [三ッ葉
]
何か伝えようとしてたのに――!!
自己紹介あっけなく終了??
嫌だな……;;
渋々だけど席に座ろうと決めたとき
ギュッ…
美「………?」
麻人が座ったまま私の手をさり気なく握った
麻「榎坂 美和。
O型、趣味は音楽鑑賞、特技はピアノ、歌。
よろしくお願いします」
麻人が勝手に口を開いた
:07/04/29 02:37
:N902i
:☆☆☆
#242 [三ッ葉
]
麻人、力使ってない。
私、何も考えてなかったし――…ね。
てか、せめてもう少し明るく言ってほしい!!
私まで無愛想だと思われるよ〜;;
「あの麻人君が……」
少し離れたトコから驚いた声が聞こえた。
あの子、確か西浦さんだったような??
あの麻人って……
どんな麻人なのかな??
私、麻人の事も良く分かんないや……
:07/04/29 02:45
:N902i
:☆☆☆
#243 [三ッ葉
]
ちょっぴり寂しく感じた
「はいは〜い」
今度は、一人の男子が手を挙げた――…
私は首を傾げた
あの男子は…誰だっけ?
「ちょっと聞きたい事なんだけど、麻人は榎坂さんとどんな関係っ!?」
そう言う男子の顔はにやけていた
"どういう関係って……??"
私は麻人を見た
………しぃていうなら
馬鹿と天才??
:07/04/29 02:51
:N902i
:☆☆☆
#244 [三ッ葉
]
あっ!!
もちろん天才は、麻人の方だよ??
と一人で考える……。
麻「………。
守るって約束した関係?
守護係っつーか……子守みたいなもん」
考えてる間に麻人が軽く笑って答えた
……子守って
麻人にとって私は子供ですか;;
:07/04/29 02:59
:N902i
:☆☆☆
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