…キコエナイ歌声…
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#214 [三ッ葉
]
ってのは置いといて!
椅子に腰をかけて、鍵盤に手を置いた。
今頭の中に浮かぶ楽譜が何故かお母さんの新曲になるはずだった曲――…
少し手が震える
でも、私は弾くことにした
〜♪
久しぶりすぎて鍵盤が重く感じたが
慣れてきたのかな??
楽しくなってきた!!
………お母さん
:07/04/20 02:25
:N902i
:☆☆☆
#215 [三ッ葉
]
〜 ア サ ト 〜
麻「ハァ…ハッ――…
あいつ…一体どこにいんだよッ……;;」
荒い息遣いが口からこぼれる
現在の俺の現在地は
俺と美和のクラスになる
2―6の教室
先に行ったのかと考えて来たもののいねぇし;;
他にどこにいく??
誰かにさっそく声でない事でいじめにあってたりなんか――……
ないとは限らねぇし;;
:07/04/20 02:35
:N902i
:☆☆☆
#216 [三ッ葉
]
〜♪
麻「………!!」
色々頭で考えていたら
どこかからピアノの音がかすかに耳に届く
小さいピアノの音を聞こうと周りの音を掻き分けながら耳を澄ました
ピアノの音は、さっきからずっと聞こえてたけど……この曲は――…
高らかに歌う美和を初めて見たときの曲
この曲を忘れるはずがない
:07/04/22 02:54
:N902i
:☆☆☆
#217 [三ッ葉
]
あの時の歌声がずっとこびりついている――…
外見のあどけなさから想像もできない大人びた声
耳に自然に残る旋律
美和の優しい笑顔
心が揺さ振られた瞬間。
俺はあの時から美和に魅了されていたんだ――…
俺はあの時から―――…
:07/04/22 03:03
:N902i
:☆☆☆
#218 [三ッ葉
]
ダダッ
俺は、すぐさま体の方向を転換させ足を走らせた
ピアノの音……音楽室
美和は、新館3階の音楽室にいるはずだ
きっと"アイツ"もいる…
:07/04/22 03:11
:N902i
:☆☆☆
#219 [三ッ葉
]
〜 ミ ワ 〜
〜♪
あの頃に記憶が脳裏に浮かんでくる――…
笑顔のお母さんとお父さん
お母さんのようになりたくて、精一杯心をこめて歌ったの―……
大きく口を開けて
周りの空気を体内に取り込み、体の内側から声をだした――……
周りの空気を揺さ振る程の声をイメージして――…
:07/04/22 03:19
:N902i
:☆☆☆
#220 [三ッ葉
]
スゥッ――…
あの時と同じように口を開き、大きく息を吸った
美「…………」
そうだ。
あの時と同じように
声は…………でないんだ
気持ちが海に落とされた鉛のように沈んでいき
〜♪―…ピタッ
私は動かしていた手を止めた
:07/04/22 03:25
:N902i
:☆☆☆
#221 [三ッ葉
]
パチパチ…
ピアノの響きが消えたころに拍手の音が響く
美「………」
私の振り返った先に
麻人がいた
麻「やっと…みつけた。
良い…ッ演奏だったのに、止めんのか??」
開けたドアに手をついて言う麻人の息が少し荒い
……走ってきてくれたの??
私を…見つけてくれたの??
:07/04/22 03:37
:N902i
:☆☆☆
#222 [三ッ葉
]
そんな麻人の優しさがいつも胸に響く
私はそんな嬉しさからこみあげる何かと
声がでない悲しさを隠そうとピアノの上に頭をふせた
ギュッ……
手に私とは違う温もりを感じた
麻人の大きな手。
弱い私がすがりつく
:07/04/22 03:43
:N902i
:☆☆☆
#223 [三ッ葉
]
" 声をだそうともがく度に泣いちゃいそうになる……… "
麻「俺、昔泣くなって言ったけど悲しい時は我慢しねぇで泣けよ……
涙は俺が受けとめてやるから――…」
……………。
私は顔をムクッとあげた
" 今日は泣いてやんないもんッ……… "
べーっと舌をだして強がって笑った
:07/04/22 04:00
:N902i
:☆☆☆
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