…キコエナイ歌声…
最新 最初 🆕
#325 [三ッ葉]
【 暖かい瞳 】

〜ア サ ト〜

少し前から
美和がおかしい………。


どうして俺から離れてくんだ?

何で詩音の所へ行くんだ?

何で俺の前になると泣きそうな顔するんだよ……。

俺お前に言っただろ?



辛いこと受けとめてやる。

ずっと傍にいてやるって――…。

⏰:07/07/16 20:30 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#326 [三ッ葉]
詩「麻人っ、ぼっとしてないでよ。」

詩音が俺の肩を揺らした。

麻「お前、俺の前で優等生ぶらなくていいから。
本当のお前がそんなんじゃない事ぐらい分かってんだけど。」

俺は詩音の手を払った。


詩「なんだ、知ってたんだ〜。さっすが麻人だね。
優等生面は疲れるわ」

詩音はニヤリと笑った。

⏰:07/07/16 20:37 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#327 [三ッ葉]
騒がしい廊下の中の俺と詩音だけの空間が静まる。

そんなとき

若「麻人くんっ…」

足音とともに少し目の潤んだ西浦が駆け寄ってきた。


麻「今それどこ」
若「榎坂さんがっ……」

西浦をかわそうとした俺は、美和の名前がでてピタリと声を発するのを止めた。

⏰:07/07/16 20:43 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#328 [三ッ葉]
若「わっ私……榎坂さんにトイレで思いっきり突き飛ばされて……ッ…。」


西浦の目から支えきれなくなった涙がこぼれ落ちた

声が震えている。

美和が突き飛ばした?


絶対何かあるはず――…。


俺は、西浦の手をとった。

麻「大丈夫か?
手も傷ついてない?」

⏰:07/07/16 20:49 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#329 [三ッ葉]
優しい声でたずねた。

若「うん。もう大丈夫。
麻人君、いつも冷たいけど……優しいね――…」

西浦は、頬を赤らめて
小さな笑顔をつくる。

俺の手を両手ではさんできた。


麻「……」

若「………麻人君?」


俺は自分の手に神経を集めた。

俺の頭の中に小さな頭痛とともに映像が入り込んでくる………

⏰:07/07/16 20:54 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#330 [三ッ葉]
……………………………

トイレにまだ涙目のままな美和の姿。
そして西浦がつぶやく

『同情。に決まってるじゃない。』

美和が睨んで西浦を突き飛ばした。

……………………………

麻「…………は?」

若「麻人君?」


西浦が上目使いで俺を見る。

俺は大事そうに握られていた西浦の手から自分の手を引き抜いた。

⏰:07/07/16 21:00 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#331 [三ッ葉]
麻「俺は……俺は同情なんかでアイツといるんじゃねぇよっ……」

若「……いッ…」


罵声をだしながら西浦の腕をきつく握った。
怒りから自分を抑えられない。

詩「おいっ麻人!!」

麻「……っ」

詩音の声で、西浦の腕をすぐに放した。

麻「ふざけんなよ……」

⏰:07/07/16 21:05 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#332 [三ッ葉]
俺は捨て台詞をはいて、西浦の傍から去った。

……………………

詩「気のない奴に優しくして…………
自分だって一瞬だけ二十人格使ったっしょ?
西浦の思考を読み取るために、さっ。」

後ろから付いてきた詩音が小さく笑っている。

授業が始まっているにも関わらず
俺と詩音は階段に座り込んでいた。


麻「うるせ〜。
仕方なかったんだよ;;」

⏰:07/07/16 21:19 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#333 [三ッ葉]
詩「そういえば、西浦も二十人格だったね……」

麻「知ってんのか?
アイツは何のために使ってんのか意味わかんねぇ。
言ったらアレだけど、煩わしい。」

俺はふぅっと息を吐いた。

詩「俺の場合は――…優等生の方が有利な事が多いから。それと………」


詩音は妙な間をためる。

そしてこっちをチラッと視線をおくった。

⏰:07/07/16 21:25 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#334 [我輩は匿名である]
× 二十人格
○ 二重人格

頑張ってね

⏰:07/07/16 21:45 📱:W43T 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194