…キコエナイ歌声…
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#341 [三ッ葉]
囿さん

続きを楽しみにしてくださって
有難うございます
これからは
ちゃんと更新します

⏰:07/07/30 12:56 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#342 [三ッ葉]
詩「美和に良い印象もってもらいたいもん。」

詩音の言葉に耳がぴくりと反応し、俺は横目でじっと見た。


『美和』って……。


麻「気やすく呼んでんじゃねーよ……。」

詩「美和が良いっていったんだよ?」


詩音は自慢げに言うので、少しいらついた。

⏰:07/07/31 15:32 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#343 [三ッ葉]
麻「あ……っそ。」

どうでも良いように言う。

詩音がただたんに美和の事を呼ぶだけでも
胸がしめつけられる。

悔しい。
格好わりぃけど
……………嫉妬。


麻「俺、行くわ。」

腰をさっと起こした。


詩「美和を捜しに?」

麻「………当たり前。」

⏰:07/07/31 15:40 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#344 [三ッ葉]
〜ミ ワ〜


小さな山の上にある墓地から見える空はすっかり暗くなっていた。

暗くて静かな空間には私のすすり泣く音しか聞こえない――…。



お母さんの代わりに
私がいなくなれば良かったのに――…

そしたら麻人に
迷惑かける事にならなかった……

こんなに辛い思いしなくて良かったのに――…。

⏰:07/08/01 02:32 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#345 [三ッ葉]
私の気持ちは底を知らない海の様に沈む一方……。


美「………ッ…」


目から大きな一粒の
涙がこぼれ落ちた。


麻人、お母さん……

私は傍にいない方が良かったね。


恐い…恐いよ。

私の傍にいることで
麻人もいつかいなくなってしまうかもしれない。


体が小刻みに震える

⏰:07/08/01 02:37 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#346 [三ッ葉]
    フワッ

美「……ッ…!?」

そんな冷えた体が急に暖かい何かに包まれた。



麻「………ッ美和。
どんだけ捜したと思ってんだよ。
捜してもいっこも携帯つながんねぇし、まじ心臓止まりそうになった――…」


振り向く前に声がして気付く。
後ろからきつく抱き締めたのは、麻人。

少し怒った声混じりの声が、耳に入った途端
涙腺が切れたように自然と涙が溢れだした。

⏰:07/08/01 02:46 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#347 [三ッ葉]
麻「…ハッ……ずっと傍にいてやるから…って言っただろ?俺の前からいなくなんなよ。……てか、
傍にいたいんだよ、お前の。」


荒い息をかきわけながら麻人が喋る。

麻人はいつも私を捜し出してくれるね。
どんな時も走ってきてくれるね。


麻人……あなたは
優しすぎるんだよ?


    スッ

麻人がしゃがみこんでいる私の体から離れて、静かに立ち上がった。

そして
片手をそっと墓石に置いた。

⏰:07/08/01 02:55 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#348 [三ッ葉]
しばらくの間、沈黙がつのる。

突然、墓石に触れている麻人の手から薄白い光が体全体に広がっていく。


その光景に驚くばかりであった。


……麻人?

心配になり、麻人の手をぎゅっと力を込めて掴んだ。


その時――…

麻「……わ」

麻人の唇が小さく動く。

⏰:07/08/01 02:59 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#349 [三ッ葉]
麻「……み…わ」

麻人が私の名を呼ぶ。


…………ッ!?


私は思わず息を飲んだ。

だって
麻人の傍に紛れもなくお母さんが立っているから。


でもそれは薄白くて、
きっと幻影なんだ――…


"お…お母さん?"

⏰:07/08/03 14:58 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#350 [三ッ葉]
麻「美和……もぅ泣かないで――…」

麻人の声がお母さんの声に染まっていく。
麻人が私の隣にしゃがみこむのと同時に、お母さんの幻影も同じように動く。


涙がこぼれる。


"本当にお母さんなの?"


私はくしゃくしゃな顔を見せながら、問い掛けた。

お母さんは優しく目を細めて頷いた。

⏰:07/08/03 15:03 📱:N902i 🆔:☆☆☆


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