…キコエナイ歌声…
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#5 [三ッ葉]
【消しゴムのように…】 

私は今六歳。


今日は、仕事で忙しいお母さんの珍しい休日の日。 

私のお母さんは
私を18歳という若さで産んだ


皆から羨ましがられていて、私の自慢のお母さんだ

⏰:07/03/04 09:21 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#6 [ちひろ]
想いの行方x読みましたまた書いてくれるなんて…~
こっちも頑張ってください~(ヌuヌx)ト~

⏰:07/03/04 12:41 📱:W31K 🆔:☆☆☆


#7 [三ッ葉]
ちひろさん

このスレでは初ですね

想いの行方見てくださって有難うございました

暇があればまた更新しようと思っているので
よろしくです

⏰:07/03/04 20:49 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#8 [三ッ葉]
感想板つくりました

まだ少ししか更新してませんが

よければおたちよりくださいませ

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1905/

⏰:07/03/04 21:01 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#9 [三ッ葉]
>>5から

自分でいうのもなんだけど、私のお母さんは

若くて綺麗だし、

なんてったって


今、売れっ子の歌手だもん!!


お母さんの歌は
本当に遠くまで響いていて心にまで響く………

子供の私でも凄いのは分かるんだ

⏰:07/03/06 00:38 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#10 [三ッ葉]
そんなお母さんは

作曲家のお父さん
と一緒に活動をしている


お父さんの作曲する曲は、もちろん良くて

それをお母さんが歌って皆に届けている――…


お母さんとお父さんは、
本当に絵に描いたような
幸せいっぱいの夫婦なの

⏰:07/03/06 00:42 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#11 [三ッ葉]
恭「理恵、新しい曲つくってみたんだけど……ちょっと歌ってみない??」


お父さんが
私と一緒にソファーに寝転ぶお母さんにむかって問い掛ける

手には楽譜があり
ひらひらと揺らしていた


理「うん、歌ってみよっかな〜」


私を抱き抱えてお母さんはソファーから体を起こした

⏰:07/03/07 21:00 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#12 [三ッ葉]
そして、
お父さんの手から楽譜を受け取り黙読する


美「美和も歌いたい…」


私はお母さんに静かに頼んだ


お母さんとお父さんは顔を見合わせて
笑ってうなずいた


その反応をみて
私は顔を輝かせた

⏰:07/03/07 21:03 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#13 [三ッ葉]
家のバルコニーにでると
サンサンと輝く太陽と
澄み切った青空が
出迎えてくれた


恭「じゃあ、ウォーミングアップに――…」


お父さんはそう言って
バルコニーの端にある部屋にあるピアノに手をかける


〜♪

お母さんが口を大きく開け、まわりの空気をたっぷりと吸い込んでから
歌いだす……

⏰:07/03/07 21:09 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#14 [三ッ葉]
美「……ッ…」


その歌声は
まわりの空気を大きく震わせて私の中まで入ってくるようだった――…


まるで
とりつかれてしまうように体を音にゆだねた


――――――……
…………………

⏰:07/03/07 21:12 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#15 [三ッ葉]
気が付くと時間が過ぎていた―――……


お母さんは新譜を手に取り、軽く口ずさむ


私も一緒に練習した


理「恭介、一回試しに合わせてみよっか??」


お父さんは返事の代わりに笑った

⏰:07/03/07 21:15 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#16 [三ッ葉]
〜♪


ピアノの音の上に透き通るような声が踊っているようだった


この新しい曲―――…

さっき、お母さんと一緒に口ずさんだ時から何かを感じた



やっぱりいい曲……。


スウッ――…

⏰:07/03/07 21:18 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#17 [三ッ葉]
私も上手に歌いたい


いつか
歌手になりたい……



そんな思いを大きく抱いて息を吸った


私の声も重なっていった……


思いを込めて
一つ一つの音を――…

詞を大切に噛み締めながら歌った

⏰:07/03/07 21:22 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#18 [三ッ葉]
そんな時――…


理「………!」
恭「………!!」


お母さんは声を出すのを止め、お父さんは何かに驚いたような顔をしながら
ピアノを弾いていた


だけど……

歌の世界に入りきった私は、そんな事に気付かないまま歌い続けた

⏰:07/03/07 21:26 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#19 [三ッ葉]
歌いながら目を開くと



…………ッ!?



知らない男の子がバルコニーの柵の間からこちらを見ていた


誰――…??


その男の子はひたすら戸惑う私を見ていた

⏰:07/03/07 21:46 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#20 [三ッ葉]
私は何となく笑顔をつくった


すると――…

無表情な男の子の顔が少しゆるんだ


ドクンッ……


「こら、麻人ッ……人の家をのぞくもんじゃありません!!」


横にいた男の子はお母さんに手を引っ張られて
視界から消えていった

⏰:07/03/08 02:40 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#21 [三ッ葉]
〜アサト〜
………………….


スタスタ――…


お母さんに引っ張られて歩いた


さっきの子の歌声…

俺と同じ年ぐらいだけど、全然そうとは思えないくらい上手かった

⏰:07/03/08 02:46 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#22 [三ッ葉]
あの子の歌ってたメロディーが頭の中で何度も流れた



ドクンッ……



あの時感じた鼓動――…。


俺の何かが疼いた――…


また逢うのかな……??

⏰:07/03/08 02:50 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#23 [三ッ葉]
〜ミワ〜
…………………

理「美和…本当に歌が上手くなったわね」


恭「俺も驚いた!六歳とは思えない歌だった」


二人がうんうんと頷く


美「本当ッ!??
それより、さっきの男の子――…」


恭「あぁ〜近所に住んでる神山さんだっけ??」

⏰:07/03/08 02:55 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#24 [三ッ葉]
理「そうそう!
神山……麻人くんってゆうんだって
美和と同じ年よ??
でも違う小学校では、違うクラスだよね…??」


お母さんが私に問いかけた


美「うん。だって、あの男の子知らないもん」


入学したばかりの私は、違うクラスの事などよく知らない

⏰:07/03/08 02:59 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#25 [三ッ葉]
でもあの時――…


何かを感じた。



また………

あえるのかな??

⏰:07/03/08 03:01 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#26 [三ッ葉]
それから数日後……


理「本当に良い天気ね」


私とお母さんは家から少し離れた公園へときていた


太陽よりもお母さんの笑顔のほうが眩しかった


ポンッ…ポン

しばらくして私は丸いボールを夢中になってついていた

⏰:07/03/08 03:07 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#27 [三ッ葉]
ポンッ…ポン


ポンッ……ポッ――!!


美「あッ……!!」


ついたボールが自分の足に当たり、
方向をかえてスピード良く転がっていった……


美「あッ…まって…!!」


私はお気に入りのボールをがむしゃらに懸命に追い続けた

⏰:07/03/08 03:10 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#28 [三ッ葉]
>>24

×【でも違う学校では、違うクラスだよね??】
     を
〇【でも学校では、違うクラスだよね??】

にしてください

⏰:07/03/08 09:50 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#29 [三ッ葉]
>>27から

理「だめッ…美和――ッ!!」


というお母さんの必死な声にも気付かないくらいに…………



手からボールまでの距離が狭まり、あとわずかというところで気付く――…


私は今、白と黒のしましまの地面に立っていることに
横断歩道………?

⏰:07/03/08 09:54 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#30 [三ッ葉]
でももう遅かった……



車がグングンと私に向かって走ってくる


美「……ッ…!」


恐怖からか足がすくんで動けなかった


運転手が気付き、目をかっと開いてブレーキをかけようとするのがかすか見えた

⏰:07/03/08 09:57 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#31 [三ッ葉]
…………!!




キキィ――…ッ!!!
   ドンッ………




急なブレーキで
車のタイヤが悲鳴をあげた

その後に鈍い音がまわりに響いた

⏰:07/03/08 10:00 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#32 [三ッ葉]
美「んッ……ッ!!??」


あまり衝撃がなかった

なぜだろう?と周りを見渡した


ドクッ……


自分の足元に生暖かい液体が水溜まりのようになっていた………


水じゃない……
透明の色じゃない

⏰:07/03/08 10:04 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#33 [三ッ葉]
鮮明に赤い――…


   赤い"血"の色



私はその後に見るものに

泣き避けんだ


美「お母さんッ……!!」

⏰:07/03/08 10:06 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#34 [三ッ葉]
━━━━━━━………
━━━━━………


あれからどれぐらい泣いていたんだろう



お母さんは
道路に飛びだした私をかばって―――…




死んだ………。

⏰:07/03/08 10:09 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#35 [三ッ葉]
あっという間だった……


消しゴムでスッと消してしまうように――…



軽い怪我しかしなかった私は、すぐに病院をでれた


まだ足元には
生暖かいお母さんの血の温もりが残っていた

⏰:07/03/08 10:13 📱:N902i 🆔:☆☆☆


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