…キコエナイ歌声…
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#51 [三ッ葉
]
美「………ッ」
私は歌うのをやめた
麻、恭「………!!??」
ダッ
私の足は勝手に自分の部屋に向かっていった……
ガチャンッ………
:07/03/10 23:22
:N902i
:☆☆☆
#52 [三ッ葉
]
部屋に入るなり
ベットに倒れこむように飛び込んだ
ギュウ………
喉を摘む
さっき歌った曲……。
歌手としてのお母さんの
新曲だったのに……
:07/03/10 23:25
:N902i
:☆☆☆
#53 [三ッ葉
]
奪ったんだ
声を――……
奪ったんだ
命を――……
私が全部。
ギュッ……
更に手に力が入る――…。
:07/03/10 23:27
:N902i
:☆☆☆
#54 [三ッ葉
]
━━━━━━━…………
━━━━━━………
ザーザーザー
目を覚ますと朝。
雨音が耳を刺激する
窓から見える空は灰色
鏡に写る私の顔色は
最悪だった
:07/03/10 23:33
:N902i
:☆☆☆
#55 [三ッ葉
]
朝食を済まし
用意して玄関のドアを開く―――…
お父さんが笑顔で見送ってくれた
家の門をでると
人影が見えた
美「神山くん…おはよ」
私がだした第一声は、
弱々しくて
力なくて
情けない声だった
:07/03/10 23:38
:N902i
:☆☆☆
#56 [三ッ葉
]
私の声を聞いて
振り向く神山君の顔は
曇っていた…
麻「昨日はごめん。
行くのが嫌なら、無理しなくていいよ??」
美「………だ…ぃじょうぶだよ……」
私は力なく笑って
先を歩いた
:07/03/10 23:43
:N902i
:☆☆☆
#57 [三ッ葉
]
雨がザーザーと音をたてる中―――…
私達は言葉を交わさず
学校へと歩き続けていた
神山くんの青い傘と
私の赤い傘だけがユラユラしてた
前に進むんだ……よね??
前に――…
:07/03/10 23:48
:N902i
:☆☆☆
#58 [三ッ葉
]
キュッと顔を引き締めた
そんな時――……
「あの子が榎坂 理恵さんの娘さんですって」
「あんなに人気な歌手だったのに……あの年で亡くなられるなんて……」
「子供を守って亡くなるなんて……気の毒よね〜?」
オバサン達の会話が私の耳をさした
:07/03/11 22:28
:N902i
:☆☆☆
#59 [三ッ葉
]
美「いやッ………」
麻「お…おいッ!?」
私は雨の道の中、傘を落とした
ズキンッ……ズキンッ
喉に激痛が走る
意識が遠退く――…
:07/03/11 22:32
:N902i
:☆☆☆
#60 [三ッ葉
]
.
麻「えっ…榎坂ッ……!!」
麻「おいッ榎坂っ!!!」
神山君の声が小さくなっていく――…
ドサッ……
私の意識は完全に途切れた
:07/03/11 22:34
:N902i
:☆☆☆
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