ちぇんめ.Ｃom

クラス内はさらに騒がしくなった。
泣き出す子もいた。

『非常に残念だけど、つらいのは先生も一緒だ・・』
山本もいつものキャラに似合わず、泣きそうだった。
『とリあえず今から先生達で会議があるから、自習になる。静かにしておくようにな・・・！』

山本はそう言い残し、教室から出ていた。

やはリ急な出来事で教師達もパニックになっているようだ。

『ねぇ、ゆき！三人も死んだとかあリえないよね･･･』

私の後ろの席に座っている、あやが後ろから喋ってきた。
私はあやの方に体を向けた。

『本当･･･てかまだ亜衣が死んだなんて、信じられない。。。』

『そうだよね･･･てか、ゆきさっき、聞いて欲しいことあるっていってなかったけ！？』

『あ～。別に何でもないよ～』

私は【ちぇんめ.Ｃom】のことを相談しようとしていたはずだったが、
なんだか言ってはいけない気がして、適当にごまかしてしまった。

『そっか～なんかあったらいつでもいいなよ？！』

『うん。ありがとう～☆』
私はあやの方に向いていた体を前に戻した。

･･･本当にあいは死んだの？骨だけで見付かったなんて｡｡しかも全員だよね……

私はまだみんなが死んだ事を信じられずにいた。
周リはざわざわと騒がしい中、私は机にうつ伏せになった｡

そっと目を閉じる･･･

……

…

…

バン！

後ろから背中を叩かれた。きっとあやだ。

どうやら私は寝てしまったようだ。

『ん…もぉ～』

私は眠たい目を擦りながら、後ろを振り返った。

！

…えっ？！

驚きのあまリ私は一瞬で目が覚めた。

そこには誰もいなかった。私の背中を叩いたと思わるあやだけじゃなく、クラスの全員が……

怖いィ
でもあげェ

……あれ？みんなどこ行ったんだろう？！どうしよ……。

私はパニックになリそうになリながら、携帯をみてみた。
携帯の画面には【Eメール　１件】の文字が表示されていた。

……誰だろう？まいかな？！

メールはあやからだった。

――――――――
From あや
Sub 無題
今日はもう
午前だﾚﾅだって

あと明日も明後日も
休みだって

ゆき気持ちよさそうﾚﾆ
寝てるから

そっとしておLlﾅﾆ

ちｬんと起きﾅﾆかぁ

――――――――

メールを読み終えた途端、さっきまでの不安は一気に飛んでいった。
そう。私はみんなが帰るのにも気付かずにずっと寝ていたのだ。

…なあんだ～よかったぁ。それにしてもよく寝たな～
私は、背伸びをした後、
机の横にかけている鞄を
手にとリ教室を出た。

…さっ帰るか♪

廊下がシ～ンとしている｡誰かいる気配もなく、
私の足音だけが響く｡
生徒達はみんな
帰ったようだ｡
１階はなんだか慌ただしく、
会議室の前を通ろうとしたとき、ドアの隙間から少し先生達の声が聞こえた｡

『うちの学校だけじゃなく、他高の生徒も亡くなられてるなんて…しかもみんな骨だけが発見されてますもんね……』

『ったく一体どうなってんだろうな…人を食う怪物でもいるんじゃないのか？！』

『犯人がはやく捕まるといいですね…』

そこまでがはっきリと聞こえた。

学校を出て、私は朝と同じように電車に乗った。
この時間はとても
ガラガラしている。