ぎんいろのおおかみ〈}イラスト付きBL}〉
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#103 [☆Cocomo☆MILK☆]
「せっかく…楽しみにしてたのに…」

とぼとぼと近づき、輝夜はセツの隣に腰を下ろした

「…じき止むさ」

なだめるようにセツの大きな手のひらが頭を撫でる

輝夜はため息を吐き、ふと顔をあげた

―そういえば。

「…あの…昨日…」

「ん?」

⏰:07/08/16 16:02 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#104 [☆Cocomo☆MILK☆]
見上げた先に、整った顔

ガラスのような瞳に見つめられ、輝夜はぱっと視線を下げた

「や、やっぱりなんでもない…」

眠りに落ちる間際に触れた唇の感触

夢にしてはやけにリアルで
現実にしてはぼんやりとした感覚

思いだし、カッと頬に熱がこもった

「…すまない。腹が減っていた」

「………え…?」

⏰:07/08/16 16:06 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#105 [☆Cocomo☆MILK☆]
なんのことかと視線をあげる

セツは少しバツが悪そうに息を吐いた

「…妖魔はヒトの精気を吸い妖力を高める。昨夜は寝ているお前の口から少し気をもらった。
…断りもせず済まなかった」

困ったように笑い、どきんと胸が鳴った

輝夜は悟られないようにうつむき、唇を尖らせた

「べ、別に…。
……寝ている間にしなくても、言ってくれればよかったのに」

⏰:07/08/16 16:13 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#106 [☆Cocomo☆MILK☆]
「いや、嫌がるかと思ったから」

「嫌がるも何も俺は…っ」

――もともと、生け贄として此処にいるのだから――

続けようとした言葉が喉に張り付いた

セツはとても優しくて、自分が生け贄の立場を忘れてしまうくらい穏やかな人だった

本当に妖魔なのだろうかと考えてしまうほど、彼は自分によくしてくれた

雨が止み、明日母親に会えたら、輝夜はもうここに来ることはない

⏰:07/08/16 16:18 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#107 [☆Cocomo☆MILK☆]
しかし、セツは独りだ

きっと来年も、生け贄を逃がしてやるのだろう

――こんなによくしてくれてるのに、彼はずっと一人きりなんだ――

輝夜はきゅっと唇を噛み締めた


「……セツ、」




自分が彼にできること。
ささやかなお礼のつもりでも、精一杯返したい




「俺を、抱いて…」

⏰:07/08/16 16:23 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#108 [未弥]
どぉなるの-
続きめっちゃ気になりますッ

これからも頑張って下さい

⏰:07/08/16 20:04 📱:SH903i 🆔:7aV.zztQ


#109 [☆Cocomo☆MILK☆]
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
|未弥さんへ|
こんばんは|コメントありがとうございますUPまだまだ続きますが、今日はこのへんでPホまた明日更新します|次回はちょっとエロの…予定ホ|
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴

⏰:07/08/16 23:06 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#110 [我輩は匿名である]
エロ楽しみフ
主さん頑張ってねえケ

⏰:07/08/17 01:15 📱:W44K 🆔:zlvGzg.6


#111 [☆Cocomo☆MILK☆]
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
|トクメイサンへ|
ありがとです遇P
落書きが仕上がった(?)ので更新します(o^v^o)
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴

⏰:07/08/17 11:53 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#112 [☆Cocomo☆MILK☆]
>>107 より|

⏰:07/08/17 11:55 📱:W51S 🆔:☆☆☆


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