ぎんいろのおおかみ〈}イラスト付きBL}〉
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#206 [☆Cocomo☆MILK☆]
:07/08/30 23:24 :W51S :☆☆☆
#207 [☆Cocomo☆MILK☆]
:07/08/30 23:26 :W51S :☆☆☆
#208 [☆Cocomo☆MILK☆]
舌の奥をぐっと押され、輝夜は込み上げる吐き気に男の指先に歯を立てた
「っ!」
途端に口内から指が引き抜かれ、じんわりと血の味が広がる
「っ…コイツ噛みやがった!」
指先を押さえ身を引いた男は、小さく舌打ちをすると懐から小さな小瓶を取り出した
「それは何だ」
輝夜の腕をまとめて上げていたもう一人の男が怪訝に声をかける
:07/08/30 23:34 :W51S :☆☆☆
#209 [☆Cocomo☆MILK☆]
小瓶を持った男はニヤリと笑うと、輝夜の頭上に跨がった
「!やだ、やめろ!」
「おい、口を開けさせろ」
暴れもがく輝夜の身体を足で押さえつけ、腕をまとめている男が、無理矢理輝夜の口を開かせた
「美味しく飲めよ」
いやらしい笑みを称え、男は小瓶の中身を輝夜の口へと垂らした
「や―――ん、く…っ」
:07/08/30 23:39 :W51S :☆☆☆
#210 [☆Cocomo☆MILK☆]
無理矢理開かれた口は閉じることができない
上から垂らされた液体を嚥下するしかなかった
晒された白い喉がごくん、と動いたのを確認すると、輝夜の身体を押さえつけていた男が口角を上げた
「これでいい」
満足そうに笑う男の下、抵抗していた輝夜の力がふと緩んだ
「…一体何を飲ませたんだ?」
「淫催剤さ。これで嫌でも足をひらいて突っ込まれたくなるって訳だ」
:07/08/30 23:46 :W51S :☆☆☆
#211 [☆Cocomo☆MILK☆]
くくっと笑う男たちの声が響く
輝夜は急激に訪れた熱と、身体の芯からうずきだした感覚に朦朧としてきた
――なに、俺…
クラクラ目眩がする
思考がおいついていかない
さっきまでの嫌悪感や恐怖はなかったかのように熱い熱が身体を支配して
このうずきを早くどうにかしてほしい―――とそればかりが一気に駆け巡っていた
「―お、効いてきたか」
荒くなりだした呼吸に、男が帯を緩める
:07/08/30 23:53 :W51S :☆☆☆
#212 [☆Cocomo☆MILK☆]
はだけさせられた輝夜の中心は、触れてもいないうちからトロリと蜜を溢し、勃ち上がっていた
それを目にし、男はおかしそうに声を上げた
「見ろよ、こいつもう勃起してやがる。相当なスキモノだぜ」
言いながらピンと指で弾かれる
「あ、っ…!」
びくんと輝夜の細い身体が跳ね上がる
それだけで達してしまいそうだった
:07/08/30 23:59 :W51S :☆☆☆
#213 [☆Cocomo☆MILK☆]
頭の奥が痺れ、ただ快感が欲しかった
早く射精してしまいたい―――
相手が誰でどんな状況だろうと構わないとさえ思った
「ん…んっ」
気付けば無意識に伸ばされた指先
ゆるゆると自慰を始めた輝夜に、男はその腕を掴み止めた
「おっと。先にイッちまったらつまらねえ…たっぷり楽しませてくれよ」
べろりと舌なめずりする獣
ギラギラした瞳は欲に染まり、輝夜を捕らえる
:07/08/31 00:05 :W51S :☆☆☆
#214 [☆Cocomo☆MILK☆]
ほんの少しの理性が、ぎゅっと唇を噛み締める
しかし身体を支配する欲望は意識を曖昧にさせて
――――ああ、もう駄目だ――
最後の理性がはらりと涙となり頬を滑り落ちた瞬間―
(目を閉じておけ)
―――――え?
:07/08/31 00:09 :W51S :☆☆☆
#215 [☆Cocomo☆MILK☆]
頭に凛と響いた冷たい声色
この声は。
「セ…」
聞き覚えのあるその声の名を口にするより早く、のしかかっていた男の身体が視界から消えた
同時にザァっと目の前が赤く染まる
「ギャァァァ!」
耳が割けるような叫び声に身体を起こし振りかえると、男がぺたりと腰を抜かしてガタガタと震え出した
:07/08/31 00:15 :W51S :☆☆☆
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